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(STRADIVARIUSレーベル)
①イタリアの器楽復興の父の創作の軌跡をたどる好企画 マリピエロ:ピアノ作品全集スタート!
②シンガポール出身の独創的な若手女性作曲家ディアナ・ソー登場!
③抱腹絶倒!ノイズと機械音で作る アナログ・ミュージック・コンクレート!
他、新譜4タイトル+再プレス4タイトル

(STRADIVARIUSレーベル)
①イタリアの器楽復興の父の創作の軌跡をたどる好企画 マリピエロ:ピアノ作品全集スタート!
②シンガポール出身の独創的な若手女性作曲家ディアナ・ソー登場!
③抱腹絶倒!ノイズと機械音で作る アナログ・ミュージック・コンクレート!
他、新譜4タイトル+再プレス4タイトル

STRADIVARIUSレーベル(イタリア)

イタリアの器楽復興の父の創作の軌跡をたどる好企画
マリピエロ:ピアノ作品全集スタート!
STR 37133
「ジャン・フランチェスコ・マリピエロ(1882-1973):ピアノ作品全集Vol.1」
黒と白(1964)/
ファリャの「恋は魔術師」のパントマイムの主題による変奏曲(1959)/
ホルトゥスの結論(1946)/
グイド・M・ガッティへ(1942)/
前奏曲とフーガ(1940)/
グレゴリオのリズムと歌による前奏曲(1937)/
墓碑銘(1931)/
フィロメラとインファトゥアトの2つの断片(1925)/
印象(c.1907-10)/
月に寄せる小詩集(1909-10)

アルド・オルヴィエート(Pf)
録音:2019年5月[78:08]
※カゼッラと共にイタリア現代音楽の礎を築いた作曲家マリピエロの創作の軌跡をたどるピアノ作品シリーズ第1弾。マリピエロはモンテヴェルディ、ヴィヴァルディなどイタリア古楽の研究と楽譜の校訂にも貢献した。作曲家としてはかなりの多作で歌劇、交響曲、協奏曲とあらゆる分野に作品を残した。作風は印象主義から新古典主義、無調までかなり多様でピアノ作品を聴くことはその創作の変遷を知るのにうってつけである。イタリア現代音楽の父とはいえ、作品はイタリアらしいのびやかな旋律と鮮やかな和声は清冽なリリシズムにあふれている。

シンガポール出身の独創的な若手女性作曲家ディアナ・ソー登場!
STR37137
ディアナ・ソー(b.1984):作品集
①《私の周囲》(2016)~6楽器のための
②-⑦《インカンターレ;テイク2》(2013-14)~6楽器のための
⑧《イオタ》(2016)~12楽器のための
⑨《それでもまだ、ふたたび》(2019)~6楽器のための

サンドロ・ゴルリ(指揮)
ディヴェルティンメント・アンサンブル
録音:2019年5月[44:15]
※ディアナ・ソーはシンガポール出身で現在パリを拠点に活動する若手作曲家。IRCAMで研鑽を積んだ後、ペーター・エトヴェシュ、ヴォルフガング・リーム、シャリーノ、ブライアン・ファーニホウ、望月京ほかに師事した。彼女の作風は極めて特殊な点描主義といえるもの。点描主義といってもポスト・ウェーベルン風なものではなく、むしろ電子音楽の影響を感じさせる。わかりやすく言うなら、どんな大アンサンブルの曲でさえ徹頭徹尾、プチ!ピーポポ、ポピピ、フニャ!ホニャララ!ポキポキ!ポキャ!といった感じの短い破裂音、摩擦音、ノイズがせわしなく動き回ることで構成されている。そのリズム構造は大変不規則、複雑で一聴した限りでその背後にある法則性、システムは聴きとれない。しかしどこかとぼけたユーモラスな音の身振りに思わず聴き入ってしまうこと間違いなし。他に類をみないユニークな作曲家の登場である。

抱腹絶倒!ノイズと機械音で作る
アナログ・ミュージック・コンクレート!
STR37138
マウロ・ランツァ(b.1975)&アンドレア・ヴァレ(b.1974)共作:「自然のシステム」
①《動物王国》(2013)
 ~弦楽三重奏と電気機械工具のための
②《野菜王国》(2014)
 ~6奏者と電気機械工具のための
③《石の王国》(2016)
 ~7奏者と電気機械工具のための
④《フォッシリア》(2017)
 ~10奏者と3群の電気機械工具のための

mdiアンサンブル
録音:2019年6月[79:34]
※全編およそ80分、不可思議な音の連続。しかし決して難解でもゲンダイオンガク臭(わたし知性あります感)が鼻につくわけでもない、ユーモアと機知、洒落たノイズの雨あられ。通常のアコースティック楽器に全てまともな奏法はなく、そのノイジーな音にさらに追い打ち(?)をかけるのがハンディ・クリーナーや掃除機、電気カミソリなどの電気機械。これらの工具の作動音を巧みに使って今まで聴いたこともないようなユーモラスでファンタジックな音楽を作り出した。作曲家ランツァとヴァレはともにイタリアで活躍する中堅。ランツァはパリのIRCAMでも研鑽を積んだ。全編、シュピピピ、ピュルピュル、ポピポピ(昔のインベーダーゲームの電子音を思い出させる)、ボインボイン・・・などなどヘンテコだがなぜか聴き入ってしまう魅力的な音楽。前項のディアナ・ソーの音楽に通じるものがあるが、実はランツァは彼女の先生であったのは納得。別の惑星の近未来民族音楽。

※その他STRADIVARIUS(古楽&現代音楽)新譜
STR 37132
「女性の声」
~イタリアの女性作曲家によるオルガン作品集
エミリア・グビトージ(1887-1972):序奏とカプリチオ・フガート
タマラ・モルモーネ(1911-2010):子守歌、幻想曲とフーガ
マティルデ・カピュイ(1913-2017):前奏曲、アレグロと幻想曲
テレサ・プロカッチーニ(b.1934):インプロヴィゼーションとトッカータ
ビアンカマリア・フルジェリ(b.1935):クラウディアのための3つの音楽的絵画
シルヴァーナ・ディ・ロッティ(b.1942):《表面》
ソニア・ボー(b.1960):パシャ・ロザルム
ソニア・ボー:追憶に

フランチェスカ・アヨッサ(Org)
録音:2019年6月[76:45]
※イタリアの女性作曲家のオルガン作品を集めた一枚。19世紀末から20世紀初頭に生を受けた作曲家から1960年代生まれの作曲家まで世代は様々。いずれもオルガンの様々な音色、特性を生かしロマンティックで壮麗な作品が揃っている。オルガニストのフランチェスカ・アジョスカは若輩20才の精鋭。イタリア国内で既に数々の賞を獲得し活躍している期待の新星。

STR 37146
「彼を見つけよ」~ダニオ・コミッティーニ(b.1986):作品集
《廃棄》(2018)~ピアノのための
《銅の白熱》(2019)~ピアノのための
《長さ》(2014)~アコーディオンのための
《歌》(2015)~クラリネットとピアノのための
《瞬間に》(2017)~声とピアノのための
《オーバーフロウ》(2017)~チェロとピアノのための
《だから彼を見つけよ》(2018)~アンサンブルのための

ロベルタ・パンドルフィ(Pf)
ラファエレ・ダーメン(アコーディオン)
セレーネ・フラマリン(Cl)
アルフォンソ・アルベルティ(Pf)
アンジェロ・ボナッツォーリ(Voice)
ソフィア・ティッチ(Pf)
フランチェスコ・ディロン(Vc)
エマヌエレ・トアルカルティ(Pf)
ヴンダー室内管弦楽団
録音:2019年10月[52:58]
※ダニオ・ミッティーニはイギリス出身。イタリアのロッシーニ音楽院、聖チェチーリア音楽院などで学んだ後、ヨーロッパの作曲賞を数多く受賞、作品は多くの団体で演奏されている。彼の作風は楽器の通常奏法と特殊奏法を織り交ぜ、緊張感あふれる空間を作り出すもので声とピアノのための《歌》ではジャズを思わせるようなグルーヴ感も感じられる。室内オーケストラのための《だから彼を見つけよ》では特殊奏法のノイズの中からイタリア民謡風の旋律が突然現れたりと意表を突かれる。イタリアの若手中堅世代の注目株の作曲家。

※STRADIVARIUSレーベル再プレスのご案内!
STR 33568
「ポンセ:ギター作品集」
マヌエル・マリア・ポンセ(1882-1948):
「スペインのフォリア」による変奏曲とフーガ(1929)
南国のソナチネ(1932)
ギター・ソナタ第3番(1927)
4つの小品(1932)

オスカル・ギリア(G)
ⓒⓅ 2000年 [72’27]
※オスカル・ギリア(Oscar Ghiglia,b.1938)はイタリアのギタリスト。画家の父とピアニストの母のもとにうまれる。サンタ・チェチーリア音楽院で学び、その後キジアーナ音楽院でアンドレス・セゴビアに師事した。指導者としても有名で福田進一がキジアーナ音楽院で師事している。
ポンセはメキシコの作曲家でセゴビアとも親交がありギター作品を数多く残している。

STRADIVARIUSレーベル・カタログ

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