[東武商事] クラシック音楽CDの輸入・製作・卸を行っています。

(STRADIVARIUSレーベル)
①クルターグの代表的ピアノ小品集「ヤテコーク(遊び)」の間にクルタークがこよなく愛する古今の作曲家の作品を演奏!
②好評のマリピエロ:ピアノ作品全集第2弾
他、新譜10タイトル

(STRADIVARIUSレーベル)
①クルターグの代表的ピアノ小品集「ヤテコーク(遊び)」の間にクルタークがこよなく愛する古今の作曲家の作品を演奏!
②好評のマリピエロ:ピアノ作品全集第2弾
他、新譜10タイトル

STRADIVARIUSレーベル(イタリア)

クルターグの代表的ピアノ小品集「ヤテコーク(遊び)」の間に
クルタークがこよなく愛する古今の作曲家の作品を演奏!
STR 37161
「ジェルジ・クルターグ/リガトゥーラ」
クルターグ(b.1926):《ヤテコーク》より
(無窮動/ウルリッヒ・シュスターのためのひとつの花/永遠と遊べ/ドローイング/5度/幻想的に/悪魔との静かな会話/D.スカルラッティ讃
D.スカルラッティ(1685-1757):ソナタ ニ短調K.32
クルターク:《ヤテコーク》より
(マグリット・マンディのための鐘/シャンドール・ヴェレスのための鐘のファンファーレ/花よ私たちは・・・/草の葉/バルソルディ・ラズロ讃/シューベルト讃)
シューベルト(1797-1828):ハンガリーの旋律D.817
クルターグ:《ヤテコーク》より
(ジェルジュ・スーシャニの追憶/影芝居/ラーンキ・ジェルジ讃/ワルツ[ショスタコーヴィチ讃]
ショスタコーヴィチ(1906-1975):24の前奏曲より第10番嬰ハ短調Op.34
クルターグ:《ヤテコーク》より
(暗い日に/ベレンニ・フェレンチク70歳を讃えて/リゲティへのリガトゥーラ/チャイコフスキー讃
チャイコフスキー(1840-1893):秋の歌(四季より)
クルターグ:《ヤテコーク》より
(アンティフォニー/頑固/ドイナ/ジュディ・マロの結婚式のためのファンファーレ/さようなら)
ヤナーチェク(1854-1928):彼女たちは燕のようにしゃべった(草陰の小径より)
クルターグ:《ヤテコーク》より
(アンドレアス・スコルシーへの85歳の誕生日によせる個人的な手紙/批判的な質問/ワルツ/リガトゥーラ/J.S.B讃
J.S.バッハ(1685-1750):フランス組曲より第1番BWV.812~サラバンド
クルターグ:《ヤテコーク》より(Yへのリガトゥーラ)

マリア・グラツィア・ベロッキオ(Pf)
録音:2020年2月28日オフィチーネ・メッカーニケ[64:23] 使用楽器:ファツィオーリ ※リゲティと並んでハンガリーを代表する現代音楽の作曲家ジェルジュ・クルターグが長い間に渡って書き継いでいるピアノ小品シリーズ「ヤテコーク(遊び)」は喩えるとバルトークの「ミクロコスモス」、グリーグの「抒情小品集」、ヤナーチェクの「草陰の小径」などに相当する作品。ほんの気晴らしや新しいアイデアの実験、友人への個人的なギフトとして大作の作曲の合間に書かれた日記のようなシリーズである。
クルターグが好む過去の大作曲家へのオマージュとして書かれた曲も含まれており、そうした過去の作曲家の作品を間に挟むこと(シューベルト讃のあとでシューベルト作品を挟むといった具合)で、よりクルターグの音楽の本質への入り込むことができる。なお「ヤテコーク」は現在5巻まで出版されており、当年95歳の今も作曲は続けられている。
STRADIAVARIUSが得意とするピアノ・ソロの鮮やかな録音とあいまってピアノ・ファン、関係者は必携のディスク。

好評のマリピエロ:ピアノ作品全集第2弾
STR 37164
「マリピエロ(1882-1973):ピアノ作品全集Vol.2」
3つの古風な舞曲(1910)
秋の前奏曲集(1914)
アルメニア(1917)
反響(1918)
カ・ティエポロのミヌエット集(1932)
明日のための5つの練習曲(1959)
3つの小品(1901-02)

アルド・オルヴィエート(ピアノ)
録音:2020年7月6-9日[53:37]
※アルド・オリヴィエーロによるジャン・フランチェスコ・マリピエロ(1882-1973)のピアノ作品集の第2集。第1集はSTR 37133。マリピエロは、1歳下のアルフレード・カゼッラと共に、オペラが絶対主流だったイタリア音楽史に転換をもたらした作曲家。またモンテヴェルディとヴィヴァルディの校訂をしたことからイタリアのバロック音楽を現代に蘇らせた立役者でもある。このCDに収録されているピアノ作品も、擬バロック的なものからフランス近代音楽の影響が色濃いものまで、20世紀のイタリアの音楽に近代的洗練をもたらそうとするマリピエロの特徴がよく見て取れる。

※その他STRADIVARIUSレーベル新譜
STR 37170
ダニエレ・ヴェントゥーリ(b.1971):フルート作品集
①ルーメン(2010-11)
②アーリア(2006-08)
③トロワ(3つの)・トレ・トリステ(2007)
④ペリオの聖歌(2008)~アルト・フルートとライヴ・エレクトロニクスのための
⑤星を打つ夜(2008)
⑥ドゥーブル(2010)
⑦ラディ(2009)
⑧光(2011)
⑨スペクトル(2012)~バス・フルートのための第2版

リサ・チェッラ(①-③⑥-⑧ソプラノFl、④アルトFl、⑤⑨バスFl)
②マーク・メンツィス(Vn)
⑦ファビアーナ・チャンピ(Cemb)
録音:2015年7月、2016年7月、2017年7月(イタリア、サウンドスケイプ・フェスティヴァル)[64:49]
※ダニエレ・ヴェントゥーリはイタリア、ボローニャ出身。作曲をジェラール・グリゼイ、ジャコモ・マンツォーニらに師事。またフランコ・ドナトーニ、ルイス・デ・パブロのセミナーに参加するなど、作風の異なる複数の作曲家に学んでいる。このアルバムに収められた作品を聴く限りで彼の作風はモティーフではなく、音色の変化のみで作品を構成しており、ジェラール・グリゼイのスペクトル楽派の影響が聴きとれる。音楽は極めてストイックで墨絵のようなモノクロームな色彩が微妙に変化してゆく。「ラディ」はフルートの息の長い音符にハープシコードがきりきりと時を刻むように絡んでゆく佳作。

STR 37171
「サルセード:無伴奏ハープ作品集」
古風な様式の主題に基づく変奏曲
5つの前奏曲
8つの舞曲の組曲

アントネッラ・チッコッツィ(ハープ)
録音:2020年10月 イタリア,ラクイラ [50’50]
※20世紀にハープ音楽を飛躍的に発展させたことで知られるカルロス・サルセード(1885-1961)の無伴奏ハープ作品を収録。サルセードはフランスのアルカションの生まれ。名前の通りスペイン系。パリ音楽院でハープとピアノで一等賞を獲得。ハープ奏者としての評判は欧州にとどまらず、かのアルトゥーロ・トスカニーニがメトロポリタン歌劇場に彼を招いたほど。またジャズ・サックス奏者のジョン・コルトレーンも尊敬するミュージシャンの一人としてサルセードを挙げています。後半生は米国に移住し、教育者としても活躍した。
サルセードの作品は、時に斬新かつ高度な技巧を用いつつもあくまで親しみやすい音楽で、たいへん素晴らしい。これらの曲をハープ好きだけのものにするのはもったいない、近代ピアノ音楽が好きな人なら間違いなく気に入るはず。
アントネッラ・チッコッツィはイタリア、ラクイラ生まれのハープ奏者。独奏者として活躍する一方で、フィレンツェのルイージ・ケルビーニ音楽院でハープの指導もしている。

STR 37172
ダニエレ・グアシーノ(b.1975):
①「トランク・インサイド」~チェロとエレクトロニクスのための
②「波をコントロールする森」~バンスリとエレクトロニクスのための
③「東から南へ」~ピアノとエレクトロニクスのための
④「幹を離れて枝が歩く」~コラとエレクトロニクスのための
⑤「サッジオ・ピノ・ロリカート」~ヴァイオリンとエレクトロニクスのための
⑥「ラウンド・ストライプス」~ドラムスとエレクトロニクスのための
⑦「パイン・ソースを調理せよ2」~テナー・サクソフォンとエレクトロニクスのための

ダニエレ・グアシーノ(エレクトロニクス)
アルフレード・モラ(Vc)
リシュブ・プラサンナ(パンスリ)
フォルチュナト・ドリオ(Pf)
セフォルディ・コウヤテ(コラ)
シュワ・ウー(Vn)
フランソワ・メルヴィル(ドラムス)
クエンティン・ボイヤルド(テナーSax)
録音:2017~2020年[41:49]
※ダニエレ・グアシーノはイタリア出身で現在はフランスを拠点に活動している作曲家。様々なジャンルの音楽家、振付師らとコラボレーションし、フランスの幅広いアート・シーンで活躍している。彼の音楽はアカデミックな現代音楽よりむしろ、ジャズ、ロック、フリー・ミュージックに近い。アコースティックな楽器とエレクトロニクスのために制作されたこのアルバムはテリー・ライリーなど1970年代アメリカのカウンター・カルチャーを思わせ活気にあふれている。なおこのアルバムで使われている楽器バンスリはインドの横笛、コラはアフリカのリュート系の撥弦楽器である。ワールド・ミュージックの要素も兼ね備えた無国籍風アシッド(麻薬)系のトリップ感が味わえる。

STR 37177
「カステルヌオーヴォ=テデスコ:ギター室内音楽集」
ギターと弦楽のための五重奏曲 Op.143
アリア Op.146
フルートとギターのためのソナティーナ Op.205
ギターとピアノのための幻想曲 Op145
2つのギターのための悲歌のフーガ Op.21
書き止め:ギターのための前奏曲と練習曲集

ドゥイリオ・メウッチ(ギター)
ヴィンチェンツォ・メリアーニ(Vn)
アントネッラ・ダンドレア(Vn)
フランチェスコ・ヴェンガ(Va)
マッテオ・パリージ(Vc)
マルコ・サルヴィオ(Fl)
マリーナ・ペッレグリーノ(Pf)
ピエトロ・ロカット(G)
[60’44]
※20世紀のギター音楽の大家として知られるマリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968)のギター室内楽作品集。イタリア生まれのカステルヌオーヴォ=テデスコは1939年に米国に亡命しており、ここに収録されているのはいずれも1950年以降の作品。いずれも平明な作風が美しく、ことに1950年のギターと弦楽のための五重奏曲は、弦楽四重奏伴奏のギター協奏曲とも採れる隠れた名作。ドゥイリオ・メウッチはイタリアの若手ギター奏者。同じラテン系でもスペインのギター奏者とは異なった明るく伸びやかな音色がイタリア人らしい。

STR 37181
DYCE(ディスカバーリング・ヤング・コンポーザーズ・オブ・ヨーロッパ)
①ジョアン・セイティル(b.1984):サラバ‘ン’デ(2020)
②J-T.ヴェシッカラ・ウィットマッハー(b.1990):これらの世界のない家に(2019/20)
③アンドレアス・ツィアルタス(b.1986):イエルコス(2019/20)
④イーキン・ズー(b.1989):パルティータ(2019)

①タレー・ソノーロ(Ens)
②アンサンブル・U
③クリスティアン・エッゲン(指揮)チカーダ(Ens)
④サンドロ・ゴルリ(指揮)ディヴェルティメント・アンサンブル
録音:2020年12月①スペイン、セヴィリア、②エストニア、タリン、③ノルウェイ、オスロ、④イタリア、ミラノ[57:29]
※DYCEはDiscovering Young Composer of Europeの略で、新しい作曲家の才能にチャンスを与えるために企画し2018年から2019年まで作品を公募した。入選作品は4つのコンサートで演奏されたが、このアルバムはその中から室内オーケストラ、アンサンブルのための作品を集めたもの。セイティルはポルトガル出身。滝廉太郎の「荒城の月」を思わせる日本の陰旋法の響きに驚かされるが、終始その旋法の解体と展開により作品が構成されている。ウィットマッハーはフィンランド出身。特殊奏法と新奇な響きだけで15分あまり聴き手の興味をつなぎとめる。ツィアルタスはギリシャ出身。古代の哲学、シャーマニズムに影響を受けたというヴァイオリンの奏でる澄んだ持続音にピアノの高音の煌びやかな響きが美しい。イーキン・ズー(Yiqing Zhu)は中国出身で現在ドイツ在住。中国の伝統音楽からジャズ、電子音楽まであらゆる音楽の影響を受けているといい、ここに収められた作品はノイズ中心のいささかサイケデリックな実験音楽。

STR 37183
「思い出の主題」
パイッサ:3つの思い出の主題/モレーノ・トローバ:夜想曲/
ファリャ:ドビュッシーの墓のために/ヴィラール:スペイン舞曲
マラツ:スペインのセレナータ/リョベート:盗賊の歌/
ピアフ:ばら色の人生/ドノスティア神父:バスク風前奏曲 哀歌/
アルベニス(セゴヴィア編):タンゴ/アルベニス(タレガ編):カディス/
スザーニ:リチェルカーレ・ポエティコ/ポンセ:2つの素描/
ポンセ:5つのメキシコの歌/ポンセ:タレガ讃のフィナーレ/
ポンセ:カベソンの主題による変奏曲

ステファノ・グロンドーナ(ギター)
録音:2013年7月,2017年6,9月,2018年6月,2019年4,9月,2020年5-7月、イタリア ラーギ,キウーロ[72’28]
※イタリアのギター奏者、ステファノ・グロンドーナによる近代ギター作品集。グロンドーナは1958年、ジェノヴァの生まれ。イタリアのギター界の重鎮で、2013年にはイタリア共和国功労勲章を授与されている。彼はたびたび来日しており、ブックレットには交流の深かったギター製作者の松村雅亘(1942-2014)とギター奏者の渡部延男(1951-2020)の思い出にという献辞が写真付きで添えられている。

STR 37186
ニコラ・サーニ(b.1961):管弦楽作品集
①「海の情景IX/ミュンスター」(2016)
②「2、1の反対」(2012)~アンサンブルのための
③「ライト・レッド・オーヴァー・ブラック」(2012)
~弦楽とエレクトロニクスのための
④「ギム・シェルシ」(2013)~アンサンブルのための
⑤「テンペスト(嵐)」(2019)~管弦楽とライヴ・エレクトロニクスのための

マルコ・アンギウス(指揮)
パドヴァ・ヴェネト管弦楽団
オルヴィス・ヴィドリン(ライヴ・エレクトロニクス)
録音:①2019年3月27日、②2019年4月10日、③2020年10月21日、④2019年5月3日、⑤2019年2月28日、以上パドヴァ [58:55]
※ニコラ・サーニはシュトックハウゼンに作曲と電子音楽を師事、その後、スペクトル楽派の先駆者トリスタン・ミュライユ、イギリスのジョージ・ベンジャミン、ジョナサン・ハーヴェイらにも学んでいる。ザーニの音楽は様々な音響の色彩、テクスチュアの変化のみで構成されており、シュトックハウゼンやスペクトル楽派の影響を濃厚に聴き取ることが出来る。アンビエント・ミュージックとしても楽しめる彼の音楽は映画、ヴィデオ、美術作家とのコラボレーションが多い。

STR 37188
「20世紀のクラシック・ギターの二重奏曲集」
ピアソラ:タンゴ組曲(3曲)
カステルヌオーヴォ=テデスコ:平均律ギター曲集~
 前奏曲とフーガ第7番 嬰ハ短調,
 前奏曲とフーガ第3番 イ短調,
 前奏曲とフーガ第23番 ヘ長調
ベッティネッリ:二重奏のディヴェルティメント
カステルヌオーヴォ=テデスコ:平均律ギター曲集~
 前奏曲とフーガ第12番 ハ長調,
 前奏曲とフーガ第4番 ホ長調,
 前奏曲とフーガ第13番 ト長調

ヴィクトル・ヴァリセーナ(ギター)
ラッファエーレ・プツォル(ギター)
録音:2019年9月16-18日 イタリア ノマーリオ [58’01]
※題名の通り20世紀のギター二重奏曲を集めている。カステルヌオーヴォ=テデスコの平均律ギター曲集は、もちろんバッハの前例に倣いかつ敬意を表した作品で、24の前奏曲とフーガからなる。カステルヌオーヴォ=テデスコの傑作としてギター愛好者にはよく知られているが、録音は少なく、抜粋とはいえ新録音はありがたい。
二人のギター奏者はどちらもイタリアの20代の若手。ヴィクトル・ヴァリセーナは1996年、パドヴァの生まれ。2020年、ペスカーラでのアンドレ・セゴヴィア国際コンクールで優勝するなど、多数のコンクールで優勝、入賞をしており、イタリアの若い世代のギター奏者で目覚ましい頭角を現している。ラッファエーレ・プツォルは1997年、サルデーニャ島のバラーティリ・サン・ピエトロの生まれ。7歳からギターを習い、2016年からヴィチェンツァのアッリーゴ・ペドロッロ音楽院で学ぶ。既にギター奏者としてイタリアで広く活躍している。二人は2016年からデュオを組んで活動している。

STRADIVARIUSレーベル・カタログ

« »