MARSTON(アメリカ) |
品 番 | 内 容・演 奏 者 | ||
54005-2 (4CD) |
「ジョン・マコーマック 1906-1909年 ODEON社録音集」 ジョン・マコーマック(テノール) 録音:1906-1909年(ODEON録音)、ADD、281'12 ※Marstonの新譜は、20世紀初頭に大活躍したテノール、ジョン・マコーマックの初期の録音集。マコーマックは1884年、アイルランドのアスローンの生まれ。元々優れた逸材だったが、さらに21歳になってからミラノで再修業をし、真に第一級のテノールに成長した。1906年にデビューして以降、1930年代まで絶大な人気を誇った。ちょうど録音産業の勃興と時期を同じくしたため、マコーマックはしばしば「レコード販売において世界的に成功を収めた最初の歌手」などと評される。甘い美声と端正な歌い口は100年以上経った今でも古臭さを感じないどころか、十分に魅力的である。この4CDには、マコーマックがイタリア修行を終えた直後の数年のODEON社への録音が網羅されている。まだマイクもない時代だったにもかかわらず、録音は当時としてはかなり明瞭で、マコーマックのクッキリした美感の歌が楽しめる。 |
○1906年9月 伝承曲:もう一度国に/ルート:神よアイルランドを守り給え/ダーリー:ウェクスフォードの少年たち/伝承曲:丸刈りの少年/ チェリー:いとしい小さなゲンゲよ(2種)/伝承曲:雪のように白い胸の真珠/レッケル:緑の島エリン/ クラウチ:いとしい人キャスリーン/クラリベル:エリンに戻れ(2種)/バルフ:キラーニー/マスネ:「マノン」−目を閉じて |
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○1907年2月もしくは3月 ニーダム=モーガン:私の黒いローザリーン/伝承曲:私の誠実な愛/ 伝承曲:テレンスのキャスリーンへの別れ/伝承曲:穏やかな夜にしばしば |
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○1907年9月 |
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○1907年11月 シンプソン:私は愛する人に二輪の薔薇を送った/アリットセン:主は私の光/ ヴェルディ:「リゴレット」―この女かあの女か/バルフ:「ボヘミアの少女」―他の唇が |
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○1908年8月もしくは9月 プッチーニ:「ボエーム」―何て冷たい手/レオンカヴァッロ:朝の歌(マッティナータ)/ビゼー:「カルメン」―花の歌/ クレイ:私は3つのアラビアの歌を歌おう/トマ:「ミニョン」―彼女は信じなかった/アダムス:薔薇/ピンスーティ:心の涙 |
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○1908年10月 伝承曲:悲しみが若い日々に影を落とした/伝承曲:復讐と栄光/伝承曲:霧の滴/伝承曲:市場に駆け付け/ ウォレス:「マリターナ」〜一輪の咲いた花がある/クラッツァム:トルコの丘の歌/ フック:アレンデイルのメアリー/マーシャル:あなたが私を呼ぶ声が聞こえる(2種),影が重なる時 |
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○1908年11月もしくは12月 ブッツィ=ペッチャ:ロリータ/スコット:別れて/ラーシェット:愛の哲学 |
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○1909年8月 バッテン:南の歌/スクワイア:山の恋人たち,影が重なる時/ベネット:ああ、あの唇を持ち去ってくれ/ビゼー:「カルメン」―花の歌 |
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○1909年9月 ブッツィ=ペッチャ:ロリータ/ニーダム=モーガン:私の黒いローザリーン/ドニゼッティ:「ファヴォリータ」〜優しい魂よ/ トスティ:あなたは眠っている、ご婦人よ/マーシャル:フェアリー・グレン/伝承曲:アイリーン・アルーン/ トスティ:理想の女/ロナルド:ああ素敵な夜/レッケル:緑の島エリン/トスティ:最後の歌/ ブルメンタール:私の女王様/ピンスーティ:最後の眼差し/伝承曲:穏やかな夜にしばしば/伝承曲:古い格子柄のショール/ デイヴィ:ビスケー湾/ハットン:さようなら、愛する人、さようなら/ヴェルディ:「アイーダ」―清きアイーダ |
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○補遺1 別テイク 録音時期不詳 伝承曲:私の誠実な愛/ケープル:愛は黄金の宝/ヴェルディ:「リゴレット」―女は気まぐれ(女心の歌)(2種)/ プッチーニ:「トスカ」―星は光ぬ/ヴェルディ:「リゴレット」―この女かあの女か/ プッチーニ:「ボエーム」―何て冷たい手/レオンカヴァッロ:朝の歌(マッティナータ) |
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○補遺2 シリンダー録音 |