MSR(アメリカ)

ジーナ・シフによるツァイスル、コープランド他ユダヤ系ヴァイオリン作品集
収容所で亡くなったダーバーの唯一の作品も収録
品 番 内 容 演奏者

MS 1493

「ツァイスル&コープランド:ヴァイオリン・ソナタ集」
エーリヒ・ツァイスル(1905-59):メヌカイムの歌
アーロン・コープランド(1900-90):ヴァイオリン・ソナタ
エルネスト・ブロッホ(1880-1959):アボーダー
ツァイスル:ヴァイオリン・ソナタ「ブランダイズ」
ロバート・ダーバー(1922-1945):セレナータ

※ジーナ・シフの「シベリウス、バーバー:ヴァイオリン協奏曲集」(MS1459)に続くアルバム。
ユダヤ系の作曲家によるヴァイオリンとピアノのための作品を収録。コープランドとブロッホ以外はあまり知られていないが、エリック・ツァイスルはオーストリアの作曲家でナチスのオーストリア併合時にアメリカに亡命、その後はハリウッドで映画音楽の作曲で名を成した。ロバート・ダーバーはドイツの作曲家、チェリスト、ピアニストであったが第2次大戦中、ダッハウの強制収容所で死去、ここに収録の演奏時間わずか3分のセレナータが現在残された唯一の作品となる。

ジーナ・シフ(Vn)、
キャメロン・グラント(Pf)

録音:2012年10月、60’23


ケクラン、ルーセル、ゴーベール他20世紀フランスのフルート作品集!
品 番 内 容 演奏者

MS 1431
「献呈」~パリ音楽院の作曲家によるフルート作品集
ピエール・カミュ(1885-1948):歌とバディネリ
シャルル・ケクラン(1867-1950):フルート・ソナタ
ルネ=エマヌエル・バトン(1879-1949):パッサカリア
アルベール・ルーセル(1869-1937):アンダンテとスケルツォ
フィリップ・ゴーベール(1879-1941):フルート・ソナタ第2番
メラニ・ボニ(1858-1937):小品、スケルツォ
ピエール・マックス・デュボア(1930-1993):フルート・ソナタ

※アーナンのケクラン、オールウィン他の無伴奏フルート作品集(MS1457)に続くアルバム第2弾。名門パリ音楽院出身の作曲家達によるフルート作品を収録。19世紀末から20世紀初頭に活躍した作曲家達の作品はいずれもフランスの洗練されたエスプリにあふれている。フランセスカ・アーナンはオバーリン音楽院で学び、カナダ、アメリカ、アジア、ヨーロッパでソリストとして活躍している中堅女流フルーティスト。

フランセスカ・アーナン(Fl)
テリー・リン・ハドソン(Pf)

録音:2013年1月、70:23


※その他 MSRレーベル新譜
品 番 内 容 演奏者

MS 1478
「怠惰な午後」~バイロン・ベロウズのサキソフォンのためのサロン音楽
バイロン・ベロウズ:
この家の中で、私は春を待つ、シモーネ/これは私の狂気、魔法の髪、メリー・ゴーランド、花のための私の悲しみ、怠惰な午後、3時、グッドナイト

※バイロン・ベロウズはトロントを拠点に活動するカナダのライト・ミュージックの作曲家でミュージカルなどを発表、カナダ、アメリカで幅広く活躍している。収録曲はいずれも肩の凝らない親しみやすい音楽。サックスのハビエル・オビエドはカーター、ヒンデミット、コリリアーノなど20~21世紀の音楽を得意としており、甘い音色が特徴。

ハビエル・オビエド(Sax)、
ジャン=ピエール・シュミット(指揮)聖ルカ室内アンサンブル

録音:2014年5月、54'05


MS 1481

「金管とオルガンのための音楽」
カンプラ(1660-1744):ダンス組曲
ホヴァネス(1911-2000):センツァ・ミスラ
フンパーディンク(1854-1921):夢のパントマイム
ガブリエリ(1554-1612):第7旋法によるカンツォーナ第2番
バッハ:「装いせよ、我が魂よ」BWV.654(オルガン独奏)
シューマン:アダージョ(4つのカノン形式の練習曲より)
ガブリエリ:第9旋法によるカンツォーナ
ブクステフーデ:輝く曙の明星のいと美わしきかな
リムスキー=コルサコフ:「貴族の入場」(「ムラダ」より)
バッハ:幻想曲BWV572(オルガン独奏)
R.シュトラウス:聖ヨハネ騎士修道会の荘重な入場

※ブラスとオルガンによる新旧アンサンブル作品を収録。アメリカの特異な作曲家ホヴァネスの作品はトランペット・ソロとオルガンのためのソナタからの抜粋。オルガンのバーバラ・ブルンスは日本生まれのアメリカ人で札幌、苫小牧、東京で育ち、かの地で音楽の初期教育を受けた。現在はニューイングランド音楽院で教鞭を取りつつ演奏活動に励んでいる。

トンプソン・ブラス・アンサンブル
バーバラ・ブルンス(Org)

録音:2011-13年、65’27


MS 1521(2CD)

「トゥ・フォー・ザ・ロード」
鷲と私、黄金の耳、トゥ・フォー・ザ・ロード、紫の夢、ア・タイム・フォー・ラヴ、スピーク・ロウ、天使のまなざし、ルート66、夜は千の目を持つ、あなたと私、9月の歌、ほか全25曲

※女声ヴォーカルにサックス、クラリネット、フルートのソロと小編成のバンドによるジャズ・スタンダードナンバー集。

パム・パーヴィス(Vo)
ボブ・アッカーマン(Sax,Cl,Fl)

ほかバンド


MS 1527
「幻想曲とフーガ」~ハープ作品集
バッハ:半音階的幻想曲とフーガBWV903
エラアス・パリシュ=アルヴァーズ(1808-49):大幻想曲とイタリアの動機による勇敢な変奏曲Op.57
マイケル・キンベル(b.1946):北極圏のバラード
トゥリーナ(1882-1949):トッカータとフーガOp.50
アンリエット・ルニエ(1875-1956):伝説~ルコント・ド・リルの「妖精たち」による

※バッハとトゥリーナはもともとピアノ曲、それ以外はハープのオリジナル作品。作曲家パリシ・アルヴァースとエンリエット・ルニエはハープの世界ではよく知られた存在。ハープのカトリーナ・セデルケニはカナダ出身でウィーンとフランクフルトで学び、現在ゲヴァントハウス管弦楽団やウィーン・フィルなど名だたるオーケストラで活動している期待の若手。

カトリーナ・セデルケニ(Hrp)
録音:2014年3月、64’35


MS 1531

「バッハ&ベートーヴェン・モーストリー・トランスクリプション2」
バッハ(ブゾーニ編):前奏曲とフーガ ニ長調BWV532/
ベートーヴェン(リスト編):遥かなる恋人にop.98/S.469/
バッハ(リスト編):前奏曲とフーガ イ短調BWV543/S.462/
バッハ(シロティ編):アダージョ~ソナタ第5番ヘ短調BWV1018より/
バッハ(ブゾーニ編):コラール前奏曲「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」BWV639/177/
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.11

※ロマン派のヴィルトゥオーゾ作曲家達によるバロック、古典派の作品の絢爛豪華な編曲集。実は本アルバムはその第2集で、第1集はTitanicレーベルでリリースされ、バッハ、ショパン、シューベルト、シューマンなどが取り上げられていた。ピアノのティエン・シェイは台湾出身で米国に移住後、国際リスト・コンペティションなどに入賞。その後は米国、欧州、アジアでさかんに演奏活動を繰り広げている。

ティエン・シェイ(謝欣恬,Pf)
録音:2013年10月、71’13


MS 1534

「アメリカの抒情主義」~アメリカのピアノ作品集
クリストファー・テオファニディス(b.1967):全ての夢は地平線と共に始まる
リチャード・ダニエルプール(b.1956):前奏曲集「魅惑の庭」第2集
モニカ・ヒュートン(b.1954):ピアノ・ソナタ
ジャスティン・メリット(b.1975):シャコンヌ「慈愛」
ピエール・ジャルバート(b.1967):トッカータ

※アメリカの中堅からベテラン世代の作曲家によるピアノ作品集。殆どが2000年以降に作曲されたもの。アルバム・タイトル「アメリカの抒情主義」にある通り、いずれもトナリティによるロマンティックな作品。ダニエル・ポワーの前奏曲集はその名からもある程度、推察できるように非常にドビュッシーを思わせる。その他、ジャズやラグタイムの様式を真似た音楽もあり、肩肘張らず楽しめる内容になっている。

クリストファー・アトジンジャー(Pf)
録音:2013年5月、67’32



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