ORF(オーストリア) |
恒例の古楽音楽祭レゾナンツェン2010! 今回も、豪華な、興味深い面々が集っています! |
品番 | 曲目 | 演奏者 |
CD 3114(3CD) |
レゾナンツェン古楽音楽祭2010~「炎」 | |
シャルパンティエ:テ・デウム |
カミーユ・プル(S), |
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作者不詳:バッラータ「輝く星」/ 作者不詳:カッチャ「おいみんな、こっちだ」/ ヤコポ・ダ・ボローニャ:マドリガル「不死鳥だった」,「神の思慮深さ」,「威厳ある鷹」/ パオロ・ダ・フィレンツェ:バッラータ「愛の神よ、ああ、言ってくれ」,マドリガル「楽しめ、フィレンツェよ」 |
ペドロ・メメルスドルフ(指揮) |
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シュッツ: 来てください、聖霊よ、主なる神よSWV417/ 神よ、私の中に清い心を生み出してくださいSWV291/ 私は神から離れはしないSWV366/ 言葉は肉体となったSWV314/ 今こそ皆、神に感謝せよSWV418 |
ブノワ・アラー(指揮) |
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リュリ: 「ヴェルサイユの洞窟」序曲/ 「花の女神のバレエ」から(2曲)/ 「愛の神の勝利」から(2曲)/ 「アティス」-アティスの夢/ 「アマディス」から(2曲)/ 「町人貴族」-トルコ人の儀式のための行進曲/ ラモー:「ナイス」序曲 |
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ) |
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クリーガー: |
ウルリケ・ホフバウアー(ソプラノ) |
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シュメルツァー:バッレット「剣術道場」/ |
ルカ・グリエルミ(指揮) |
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A.ガブリエッリ:四声のカンツォーナ第2番,戦いのアリア/ |
ロベルタ・インヴェルニッツィ(S) |
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フックス:「オルフェオとエウリディーチェ」抜粋 |
ロミーナ・バッソ(MS オルフェオ) |
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※恒例のレゾナンツェンの2010年。今回も、ユーゴ・レーヌ率いるラ・サンフォニー・デュ・マレを始め、豪華な、興味深い面々が集っている。今回の目玉はヨハン・ヨゼフ・フックス(1660-1741)の「オルフェオとエウリディーチェ」だろう。1715年にウィーンで初演された1幕の室内オペラで、存在はわりと知られていたものの、上演は極めて稀で、抜粋とはいえこれが初録音。グルックよりおよそ半世紀前の「オルフェオとエウリディーチェ」を、フローリオが素晴らしく蘇らせている。 |
フルート四重奏と語りによるモーツァルト「魔笛」全曲! |
品番 | 曲目 | 演奏者 |
CD 3120(2CD) |
モーツァルト/エーレンフリート編:「魔笛」(フルート四重奏版) ※モーツァルトの「魔笛」を、初演から2年後に、マインツの宮廷音楽家フランツ・ハインリヒ・エーレンフリート(1747-1828)がフルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのアンサンブルに編曲したもの。ラルカディアによるピリオド楽器の演奏はたいへんリラックスした味わいのあるもので、オペラの「魔笛」とはまた一味違った楽しみ方ができる。語りを務めるダニエル・フューターは1949年、チューリヒ生まれのスイスのピアニストで、スイス音楽界の重鎮でもある。 CD2にはデータとして、1791年の「魔笛」初版台本、エーレンフリート編曲の筆写譜、エーレンフリート編曲の出版パート譜そして出演者の略歴のPDFファイルが収録されており、PCで閲覧が可能である。 |
ラルカディア(Fl,Vn,Va,Vc) |
声楽アンサンブル「ザ・サウンド・アンド・フュアリ」のフォーゲ第2集 |
品番 | 曲目 | 演奏者 |
CD 3115(2CD) |
「フォーゲ:作品集第2集」 ミサ曲「武装した人」 ミサ曲「ヴィヌス・ヴィナ・ヴィヌム」 ※CD 3025(SACD)に続く、ザ・サウンド・アンド・フュアリによるギヨーム・フォーゲの作品集。フォーゲは15世紀に活躍したフランスの作曲家。生前はたいへん人気のあった人だが、今日に伝えられる情報は少なく、伝えられる作品も少ない。ザ・サウンド・アンド・フュアリはオーストリアの古楽声楽団体。15世紀後半から16世紀初頭にかけてのフランス、フランドル音楽を中心としており、ここでも極めて完成度の高い演奏でフォーゲの魅力を明らかにしている。 |
ザ・サウンド・アンド・フュアリ |
ゼブレやイストミンらによるクーラウのフルート五重奏曲集 |
品番 | 曲目 | 演奏者 |
CD 3099 |
クーラウ:フルート五重奏曲集 Op.51 【五重奏曲第1番 ニ長調/五重奏曲第2番 ホ短調/五重奏曲第3番 イ長調】 ※フリードリヒ・クーラウ(1786-1832)は、ドイツ出身で、20代でデンマークに移住、重要な作曲家として活躍した人物。多数の作品の中でもフルート曲の人気が高く、この五重奏曲もフルートと弦楽四重奏曲のための作品。ベートーヴェン風な、しかしもう少し暑苦しさが少ない、爽やかな作風が魅力的である。レ・フィデルはピリオド楽器団体。レ・タラン・リリクなどで活躍しているシャルル・ゼブレがフルートを受け持っている。またチェロのイストミンもソリストとして活躍しており、ANALEKTAやPASSACAILLEレーベルなどからソロ・アルバムを出している。 |
レ・フィデル: |
18世紀ドイツの偉大なリュート奏者兼作曲家ヴァイスの作品集 |
品番 | 曲目 | 演奏者 |
CD 3121 |
ヴァイス:リュート作品集 【プレルーディオ/アリア、アダージョ/パッサガイユ/ソナタ イ短調(7曲)/ファンタジア/アリア、アンダンテ/メヌエットとトリオ/ブーレー】 ※18世紀前半のドイツの偉大なリュート奏者、シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(1687-1750)のリュート曲集。エヴァンヘリナ・マスカルディは1977年、アルゼンチン、ブエノスアイレス生まれのリュート奏者。現在はイタリアに在住し活躍している。 |
エヴァンヘリナ・マスカルディ(リュート) |
サヴァリッシュ、ホルヴァートも登場! シェーンベルク、ベルクの弟子アポステルはロマン派から表現主義の香り漂う! |
品番 | 曲目 | 演奏者 |
CD 3109 |
ハンス・エーリヒ・アポステル(1902-1972): |
①ミラン・ホルヴァート指揮ORFウィーン放送交響楽団&合唱団、 |
あっけらかんとした明るさが魅力!1980年生まれの新進女性作曲家ケレル登場! |
品番 | 曲目 | 演奏者 |
CD 3097 |
マヌエラ・ケレル(b.1980):作品集 |
①アンサンブル・チェロ・パッショナート:【ユリウス・ベルガー,ヒョンジョン・ベルガー,ソヨン・アン,クリスティアン・ベルトンチェロ】 |
ターンテーブルなど現代のポップ・ミュージックの要素を折衷! |
品番 | 曲目 | 演奏者 |
CD 3119 |
ホルヘ・サンチェス=チョン(b.1969):作品集 ①「トラポス/ガンタナモのキャットウォーク第2稿」から「スクラッチ-ノットゥルノ-バキューム」(2004 /2005) ②ファイナル・ガール2009(2009) ③ヴェネモ3(1999)~バス・クラリネットと11楽器のための ④「トラポス/ガンタナモのキャットウォーク」(2004)~コントラバス、エレキギター、ターンテーブル、ライブ・エレクトロニクスと大管弦楽のための ⑤アルガラビア(2001) ※ヨルゲ・サンチェス=チョン(b.1969)はキューバ人と中国人の両親を持つという特殊な出自を持ち、1988年以来、作曲家、ターンテーブル奏者としてウィーンで活動している。民族音楽的要素、ターンテーブル・ミュージックに代表されるアヴァン・ポップ・ミュージックとフリー・ジャズ、現代音楽の要素が大音響でぐちゃぐちゃに混交され、ジョン・ゾーン、エリオット・シャープなどのニューヨーク前衛ジャズによく似たカオスを作り上げる。注目の才能。 |
①ヨハネス・カリツケ指揮ボーゼン・トリエント・ハイドン管弦楽団、 |
※その他ORFレーベル新譜 |
品番 | 曲目 | 演奏者 |
CD 3108 |
「肖像画」~アルチリュートで奏でるブルース風音楽 フォッリーナ侯爵ジョルジュ/私の息子アンドレへのシャコンヌ/フラ・ベルナドへのアントレ・ド・ギダン/ブリュスメリベビ/アマリア・ゲリーノとヘルスウィンド/エヴァンジェリーナの世界/ステファノ・イル・ビザンティノへのブルース・バーラド ※アルチリュートでブルース風の洒落た音楽を奏でている注目のアルバム。イヴァーノ・ザネンギは1952年生まれ、ヴェネツィアを拠点に活躍しているリュート奏者。“肖像画”と題されたこのアルバムは、いずれの曲も何か意味のありそうなタイトルが付けられているのだが、解説が一切ない。何も考えずに聞くもよし、タイトルの意味を想像しながら聞くのもよし。 |
イヴァーノ・ザネンギ(リュート) |
CD 3112 (2CD+ボーナス2CD) |
ヘンデル:「メサイア」 (ボーナスCD:ウィントン・ディーン、ヘンデルを語る) ※フィリップ・フォン・シュタイネッカーは、マーラー室内管弦楽団やルツェルン祝祭管弦楽団のチェロ奏者であり、かつてはガーディナー率いるイングリッシュ・バロック・ソリスツなどのオーケストラにも頻繁に参加していました。近年指揮活動にも積極的に乗り出している。ムジカ・セクロルム、シュタイネッカーが2008年に設立した古楽団体。まだ創設間もないが、既に高い評価を得ている。ソリストでは、フォン・オッターを継ぐスウェーデンのメッゾソプラノとして注目を浴びているハンマルストレムが素晴らしい。ボーナスには、今日のヘンデル・ブームを牽引した音楽学者、ウィントン・ディーンの話が、1950年代のヘンデルの録音と共にたっぷりCD2枚に収録されている。 |
フィリップ・フォン・シュタイネッカー(指揮) |
CD 3118 |
クルト・アントン・ヒューバー(1928-2008):作品集 ①ヴァイオリン・ソナタ第2番(1963) ②ピアノ・ソナタ第1番(1965) ③「スペクトルの形成」(1974)~大編成の弦楽オーケストラのための ④6つの歌曲「惑星の縁で」(1981) ⑤「ヒロシマ/プロメモリア」(1986)~2つのフルート、2つのクラリネット、バス・クラリネット、トロンボーン、ヴィブラフォン、打楽器とピアノのための ※クルト・アントン・ヒューバー(1928-2008)はザルツブルク出身の作曲家でクレメンス・クラウスやスワロフスキーのもとで指揮を学び、指揮者としても活動した。作風はシェーンベルク、ベルクの影響を受けたものから、クラスター、微分音を用いたものまで幅広い。広島をテーマとした《ヒロシマ/プロメモリア》は彼の代表作。 |
①アンドレアナ・トゥルトフ(Vn)、イーゴ・コッホ(Pf) |
CD 3125 |
①バルトーク:弦楽のためのディヴェルティメント ②コルンゴルト:弦楽のための交響的セレナード 変ロ長調 Op.39 ※20世紀の弦楽合奏の作品を二曲収録。アカデミア・アレグロ・ヴィーヴォは、イスラエル生まれのヴァイオリニスト、指揮者のビジャン・カデム=ミサークによって1979年に結成された弦楽オーケストラ(旧トーンキュンストラー室内管弦楽団)。ORFレーベルには大量の弦楽アンサンブルのための作品集を録音している。 |
ビジャン・カデム=ミサーク(指揮) |