STRADIVARIUS(イタリア)

リヒテルのハンマークラヴィーアの最良の録音
1976年ロンドン・ライヴ久々の再発売!

品番 曲目 演奏者

STR 33989
「スヴャトスラフ・リヒテル/ライヴ・イン・ロンドン1976」
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106「ハンマークラヴィーア」

※リヒテルが最も脂の乗り切った60代初めにロンドン・ロイヤル・フェスティヴァル・ホールで行ったライヴ。リヒテル晩年の録音を継続的に発売し、好評を得ていたSTRADIVARIUSレーベルですが、現役盤はバッハの4枚組(STR33820)くらいでした。ここへきて、以前よりファンの間で評判の高かった「ハンマークラヴィーア」が嬉しい再発売になりました。旧STR-33313をジャケットの装いも新たに再発売。音質も良好です。

スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
録音:1976年6月18日ロンドン・ロイヤル・フェスティヴァル・ホール・ライヴ
(旧STR-33313の再発売)


日本のホープ藤倉大!NMC、KAIROSに続く3枚目のアルバム!

品番 曲目 演奏者

STR 33972
「藤倉大(b.1977):作品集」
①タイム・アンロックド(2007)
~Ob, Cl, Fg, Pf, Vn, Va
②ヴァニシング・ポイント(2004/06)
~Fl, Ob, Cl, Fg, Hrn, Trp, Trb, Perc, Pf, 弦楽のための
③5thステーション(2003-04/06)~
アルトFl,バスCl, Trp, Hrn, Trb, 弦楽のための
④グラスピング(2011)
~弦楽のための
⑤コーリング(2011)
~ファゴット独奏のための

※NMCやKAIROSより発売された作品集が大好評の藤倉大が時を経ずしてイタリアの名門STRADIVARIUSより最新作品集の登場。ソロから大規模室内アンサンブル作品まで、奇想にあふれた藤倉ワールドを存分に楽しめる。曲のタイトルはどれもロックンロールのようだが、期待に違わず内容も(ロックそのものとは言わないまでも)徹底的にアグレッシヴでパンクなスピリットを感じさせる。その反面、「グラスピング」では弦楽アンサンブルという編成のせいもあろうか、ロマン的で抒情的な側面も見せる。坂本龍一も絶賛したホープ、藤倉のいまを知る上で最適の作品集。

パスカル・ガロワ(Fg,指揮)
プラハ・モデルン
録音:2013年5月


没後9年!リュック・フェラーリの
瞑想的で夢のように美しいコンピュータとピアノのための作品!

品番 曲目 演奏者

STR 33968

リュック・フェラーリ(1929-2005):
①即興のエクササイズ
(1977,Exercises d'improvisation)
②失われたリズムを求めて (1978,à la recherche du rythme perdu)~ピアノとテープのための

※「即興のエクササイズ」は1977年、「失われたリズムを求めて」は翌78年の作品。「即興のエクササイズ」は7曲の小品からなる大作で、いかにも70年代を思わせるサイケデリックなオルガン(もしくはシンセサイザー)のドローンを背景にリリカルなピアノが即興演奏を繰り広げる。「失われたリズムを求めて」も同様のコンセプトで、大地の脈動を思わせる低音のパルスを背景にピアノは内部奏法、プリペアド・ピアノを含む無国籍民族音楽風の即興を行う。両作品ともケージ、ハロルド・バッド、テリー・ライリー、キース・ジャレット、果てはグルジェフを思わせる官能的、神秘的、媚薬的な音楽。聴いているうちにトリップ必至!

チロ・ロンゴバルディ(Pf)
録音:2011年


待望の再発売!神々しいバッハの幻想曲全集!

品番 曲目 演奏者

STR 33984

「J.S.バッハ(1685-1750):幻想曲全集」
 前奏曲ハ短調BWV.921/幻想曲ハ短調BWV.1121/
 幻想曲とフーガ イ短調BWV.904/幻想曲ハ短調BWV.919/
 幻想曲イ短調BWV.922/ロンドによる幻想曲ハ短調BWV.918/
 幻想曲ハ短調BWV.906/幻想曲イ短調BWV.944/
 2つの主題による幻想曲ト短調BWV.917/
 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV.903

※しばらく廃盤になっていたアンドレア・パドヴァのバッハ:幻想曲全集、待望の再発売。旧盤が一部では価格が高騰していたものの、これで一件落着。透明で品のよいタッチ、美しい音色、みずみずしいカンタービレなど、いくら賛辞を贈っても足りないほどの美しさ、神々しさにあふれるバッハです。アンドレア・パドヴァはピアノをチッコリーニに師事、作曲をフランコ・ドナトーニに師事。ブーレーズ、バーンスタインとも共演し、完全に現代ピアノの視点からバッハに取り組みます。これほど現代的でありながら、リリシズムの感じられるバッハは珍しいでしょう。

アンドレア・パドヴァ(Pf)
録音:1996年2月


C.P.E.バッハ生誕300年記念リリース!

品番 曲目 演奏者

STR 33975

C.P.E.バッハ(1714-88):ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集
①三重奏曲 ト短調Wq88/H510
②ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタWq136/H558
③ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソロWq137/H559

※今年生誕300年を迎えたカール・フィリップ・エマヌエル・バッハはバロックから古典派への橋渡しをし、古典派の礎を築いた作曲家としてモーツァルト、ハイドン、ベートーヴェンに高く評価され、近年特に研究が進んでおり、作品全集の校訂と出版がクリストファー・ホグウッドにより生誕300年の今年をめどに完成される予定である。このアルバムでは巨匠ジョルディ・サヴァールに師事して研鑽を積んだアルベルト・ラシがイタリア人らしいのびやかで艶のあるヴィオラ・ダ・ガンバを披露している。

アルベルト・ラシ(Gamb)、
パトリツィア・マリサルディ(Cemb)、
②③クラウディア・パセット(Gamb)

録音:2013年5月


レスピーギ:「鳥」の「カッコウ」の原曲が聴けます!
パスクィーニのクラヴィチェンバロ作品集

品番 曲目 演奏者

STR 33959

「ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710):クラヴィチェンバロのための作品集」
 第2アリア/トッカータ「フランシアのために」/
 組曲「スコットランドのために」/トッカータ ト短調/
 パッサカリア ト短調/トッカータ「スコットランドのために」/
 トッカータ ハ長調/パッサカリア「ペトロニーラのために」/
 変奏曲「メディシマのために」/幻想曲「ラ・ミ・ファ・ファ」/
 フォリアの2つのパルティータ/パッサカリア「スコットランドのために」/
 リチェルカーレ/組曲《スコットランドの英語のために》/
 かっこうの鳴き声をもつトッカータ/パストラーレ

※ベルナルド・パスクィーニはイタリア・バロックの鍵盤音楽の作曲家でアレクサンドロ・スカルラッティのもとで学んだ経験を持つ。今日では多くの作品が忘れられてしまったが「かっこうの鳴き声をもつトッカータ」はレスピーギの管弦楽曲「鳥」の中でこの作曲家へのオマージュとして引用されている。

ルカ・グリエルミ(Cemb)
録音:2003年


※その他STRADIVARIUSレーベル新譜
品番 内容 演奏者

STR 33919
「イン・レッド」~ニコラ・サーニ(b.1961)作品集
①フォー・ダークス・イン・レッド(2010)
~弦楽四重奏とデジタル・サウンド・トラックのための
②翼のための研究(2004)
~エレクトロニクスのための作品
③ブラック・エリア・イン・レッド(2011)
~弦楽四重奏、クラリネット、ピアノと打楽器のための

※ニコラ・サーニはドメニコ・グアツェーロとシュトックハウゼンに作曲を、ジョルジョ・ナットーリに電子音楽の技法を学んだ。多くのオペラ、ダンス作品、マルチ・メディア作を発表しており、このアルバムでもライヴ・エレクトロニクスと弦楽四重奏、室内アンサンブルのために幻想的で悪夢のような独自の世界が展開する。

トリノ弦楽四重奏団、
マルコ・アンジウス(指揮)
アンサンブル・アルゴリトモ

録音:2011年


STR 33933
(2CD)

ルイ・シュポーア(1784-1859):
①協奏的二重奏曲ト短調Op.95
②協奏的二重奏曲へ長調《旅行ソナタ》Op.96
③協奏的大二重奏曲ホ長調Op.112
④6つの二重奏曲《エレジーとユモレスク》Op.127


※シュポーアはフランス風の名前ルイを名乗っているがドイツの作曲家。ヴァイオリニストでありながら多作家で9つの交響曲、15のヴァイオリン協奏曲をはじめ、歌劇、室内楽など作品数は150曲を越える。シュポーアは世代的にはベートーヴェンとシューベルトの間、従って様式的には古典派とロマン派を結ぶ架け橋であり、実際、彼の作品には後のシューマンを思わせる箇所もあり、今日では全く忘れられた時代の先駆者として注目される。この作品集は全作品、世界初録音。ヴァイオリンは1790-1805年製ジュゼッペ&アントニオ・ガリアーノ、ピアノも1849年製ブロードウッド使用、作曲家在世時の音を忠実に再現。

フランチェスコ・パリーノ(Vn)、
ミケーレ・フェドリゴッティ(Pf)

録音:2012年(世界初録音)


STR 33948
「情熱、悪徳、美徳」
~バルバラ・ストロッツィ(1619-77):カンタータとアリア集

眠そうな人を愛する、再挑戦、問題を抱えている、ロメオ、秘密の恋人、恋人の嘘、恋人の領事館、ほか全18曲

※イタリア初期バロックの作曲家ストロッツィは歌手でもあり、多くの声楽作品はおそらくは自分で歌うために作曲されたと推測されている。ソプラノにヴィオラ・ダ・ガンバ、バロック・ギターが伴奏を務め、時々、リコーダーによるかわいらしい合いの手が入る。優秀な録音と美しいジャケットとともにバロック時代の典雅で官能的な夢がよみがえる。

コンソート・バロック・ローレンティア:
【ペギー・ベランジェ(Sop)、
 ミシェル・アンガース(テオルボ、バロックG)、
 ダニエル・ブラジェッティ(B-Fl)、
 田中せい子(B-Fl)、
 サビーナ・コロンナ・プレッティ(Gamb)】
録音:2012年


STR 33957

「ジョルジョ・ガスリーニ(b.1929):ピアノ作品集」
ピアノ・ソナタ(2012)/7つのエピファニー(2012)/
ピアノ・フェリックス(2012)/花の音楽(2012)/森の木々(2012)

※ジョルジョ・ガスリーニはイタリアの現代作曲家、ピアニストでミラノのヴェルディ音楽院で学び、若くして多くのフェスティヴァルや歌劇場で作品が上演され、今日でもミラノ・スカラ座、ローマ歌劇場などで作品が頻繁に取り上げられている。無調、ジャズ、モード技法、民族音楽的な要素が折衷された、先鋭的なジャズとも捉えられる都会的な音楽。

アルフォンソ・アルベルティ(Pf)
録音:2012年


STR 33977

「サジェスチョン」
ニールセン:小組曲Op.1/
グリーグ:2つの旋律Op.53/
シベリウス:アンダンテ・フェスティーヴォ/
チャイコフスキー:フィレンツェの思い出Op.70


※グリ・アルキ・アンサンブル(GliArchiEnsemble)は2003年に結成されたアンサンブル。メンバーは11人のイタリア人の弦楽奏者達(ヴァイオリン6、ヴィオラ2、チェロ2、コントラバス1)です。既にFONEレーベルからもCDが発売になっています。小編成を生かしたキビキビとしたアンサンブルで、イタリアらしい瑞々しい歌心でチャイコフスキーやグリーグなどの北国の名旋律を歌います。

グリ・アルキ・アンサンブル
録音:2013年10月19-22日、パレルモ


STR 33979

「ヘンデル(1685-1759):リコーダー・ソナタ集」
ソナタ ハ長調/前奏曲(チェンバロのための組曲HWV426より)/
ソナタ へ長調、協奏曲ニ短調/ソナタ  ト短調/
アリア《私は泣いてみせましょう》(歌劇「リナルド」より)/ソナタ ニ短調/
ほか全10曲

※アンサンブル・エストロ・クロマティコはイタリア、アルゼンチン、ハンガリー、アメリカ、日本など異なる国の音楽家からなる古楽アンサンブルで17~18世紀のオリジナル楽器を使用している。彼らはイル・ジャルディーノ・アルモニコ、エウローパ・ガランテ、チェチーリア・バルトリなど、著名なアンサンブルや歌手と度々共演しており、若手の古楽アンサンブルとして近年注目されている。このアルバムではチェンバロ伴奏のリコーダー・ソナタから比較的大きいアンサンブルを伴奏にしたものまで多彩な編成のものが収録されています。

アンサンブル・エストロ・クロマティコ
【マルコ・スコルカティ(リコーダー)、
 ダヴィデ・ポッツィ(Cemb)、
 グレゴリオ・カッラーロ(アルト・リコーダー)、
 エヴァ・ソラ(Vc)、
 マリーナ・ボネッティ(Hrp)】
録音:2011年9月


STR 33981

シューベルト(1797-1828):歌曲集《冬の旅》
(ギター伴奏版,編曲:ティルマン・ホップストック&西垣正信)


※テノールのラファエル・ファヴルはスイス出身でクリストフ・プルガルディエンに師事した後、2007年にグラーツで行われた国際フランツ・シューベルトと現代音楽コンクールで入賞。リート、宗教音楽を得意とし、そのレパートリーはモンテヴェルディからロマン派、現代音楽まで幅広い。やわらかい声が魅力の若手有望テノール歌手の登場である。

ラファエル・ファヴル(T)、
アンドレ・フィッシャー(G)

録音:2012年8月



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