WEST HILL RADIO ARCHIVES(カナダ) |
品 番 | 内 容・演 奏 者 | ||
WHRA 6039 (8CD,6枚価格) |
「サミュエル・バーバー(1910-81)の歴史的録音集1935-1960」 ※これはアメリカ音楽の好きな人にとってはまさに垂涎、快挙といってもよい、貴重も貴重な画期的セットです。 2010年はサミュエル・バーバー生誕百年だったのにも関わらず日本では全くと言ってよいほど騒がれず、それが日本におけるバーバー受容の程度と言えましょうが、有名な「弦楽のためのアダージョ」に代表されるようにバーバーの音楽は程よくモダンな要素を持ちながらどこまでもロマンティックで聴き手の期待を決して裏切らないエンターテイメント性と芸術性を備えています。 1930年代から1950代にかけてのアメリカでバーバーがどれほどアメリカのクラシックの演奏家から支持されていたかはアルバムに記された演奏家の名前からも察せられましょう。トスカニーニ、ワルター、ロジンスキー、ミトロプーロス、ミュンシュ、クーセヴィツキー。さらにオーケストラ伴奏つき歌曲《ノックスヴィル1915年夏》では多くのヒッチコック映画や「タクシー・ドライバー」の音楽を担当した巨匠バーナード・ハーマンの名前も見ることが出来ます。またソプラノのアイリーン・ファレル、エレノア・スティーバー、レオンタイン・プライス、ヴァイオリンのアルバート・スポルディング、チェロのゾラ・ネルソヴァ、ピアノのウラディミール・ソコロフの名前も見逃せません。多くが何らかの形で既にリリースされたことのある音源ですが、現在入手出来るディスクは殆どない上、今回世界初出の音源も加わっているので、このリリースを逃すと次はいつ入手出来るかわかりません。バーバーの音楽が好きな方、アメリカ音楽ファンの方はぜひお手元に置いておいて損のないセットです。遅ればせながら昨年のバーバー生誕百年と今年没後30年をこのディスクで一度に祝いましょう。 |
CD1 |
●歌劇《ヴァネッサ》Op.32(第1幕〜第3幕) |
||
CD2 |
●歌劇《ヴァネッサ》Op.32(第4幕) 以上、エレノア・スティーバー(S)、ニコライ・ゲッダ(T)、ロサリンド・エリアス(MS)、レジーナ・レズニク(MS)、 ジョルジオ・トッツィ(B)、ジョージ・チェハノフスキー(Br)、ロバート・ナジ(T) ディミトリ・ミトロプーロス指揮メトロポリタン歌劇場,録音:1959年2月1日ライヴ ●《メデア》組曲Op.23 作曲者指揮ロンドン新交響楽団,録音:1950年12月12日ロンドン(Decca)★ ●《メデアの瞑想曲と復讐の踊り》Op.23a ミトロプーロス指揮ニューヨーク・フィル 録音:1958年3月16日カーネギー・ホール・ライヴ |
||
CD3 |
●序曲《悪口学校》Op.5 ワーナー・ジャンセン指揮ロサンジェルス・ジャンセン交響楽団,録音:1942年3月11日(Victor)★ ●単一楽章の交響曲(交響曲第1番)Op.9(原典版) アルトゥール・ロジンスキNBC交響楽団, 録音:1938年4月2日,ライヴ ●単一楽章の交響曲(交響曲第1番)Op.9(改訂版) ブルーノ・ワルター指揮ニューヨーク・フィル,録音:1944年3月12日カーネギー・ホール,ライヴ ●弦楽のためのアダージョOp.11 アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団,録音:1938年11月5日,ライヴ ●管弦楽のためのエッセイ第1番Op.12 アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団,録音:1938年11月5日,ライヴ ●管弦楽のためのエッセイ第2番Op.17 ブルーノ・ワルター指揮ニューヨーク・フィル,録音:1942年4月16日カーネギー・ホール,ライヴ ●コマンド・マーチ セルゲイ・クーセヴィツキー指揮ボストン交響楽団,録音:1943年10月30日ボストン・シンフォニー・ホール,ライヴ |
||
CD4 |
●交響曲第2番《フライト・シンフォニー》Op.19(原典版) セルゲイ・クーセヴィツキー指揮ボストン交響楽団,録音:1944年3月4日ボストン・シンフォニー・ホール,ライヴ★ ●交響曲第2番《フライト・シンフォニー》Op.19(改訂版) 作曲者指揮ロンドン新交響楽団,録音:1950年12月13日(Decca), ●交響曲第2番《フライト・シンフォニー》Op.19(改訂版)のリハーサル風景 作曲者指揮ボストン交響楽団,録音:1951年4月6日〜7日 |
||
CD5 (61:12) |
●《クリスマスに》Op.37 シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団,録音:1960年12月23日ボストン・シンフォニー・ホール・ライヴ ●《キルケゴールの祈り》Op.30 レオンタイン・プライス(S)、ジーン・クラフト(MS)、エドワード・マンロ(T)、 シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団、ボストン・チェーチリア協会合唱団, 録音:1954年12月3日ボストン・シンフォニー・ホール・ライヴ ●ヴァイオリン協奏曲Op.14(原典版) アルバート・スポルディング(Vn)、オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団, 録音:1941年2月7日フィラデルフィア音楽アカデミー,ライヴ |
||
CD6 (66:46) |
●ヴァイオリン協奏曲Op.14(改訂版) ルース・ポッセルト(Vn)、セルゲイ・クーセヴィツキー指揮ボストン交響楽団 録音:1949年1月7日ボストン・シンフォニー・ホール,ライヴ ●《カプリコーン協奏曲》Op.21 ジュリアス・ベーカー(Fl)、M.ミラー(Ob)、H.フライシュタット(Trp)、作曲者指揮CBS管弦楽団 録音:1945年5月2日WABC番組「音楽への招待」からのライヴ ●チェロ協奏曲Op.22 ザラ・ネルソヴァ(Vc)、作曲者指揮ロンドン新交響楽団,録音:1950年12月11日(Decca)★ |
||
CD7 (69:47) |
●チェロ・ソナタOp.6 オーランド・コール(Vc)、ウラディミール・ソコロフ(Pf) 録音:1973年1月28日カーティス音楽院ライヴ★(曲の前にコールのスピーチあり) ●弦楽四重奏曲ロ短調Op.11(原典版) カーティス四重奏団,録音:1938年3月14日カーティス音楽院ライヴ ●《遠足》Op.20 ルドルフ・フィルクスニー(Pf),録音:1950年11月17日(Columbia)★ ●組曲《思い出》Op.28 アーサー・ゴールド&ロバート・フィッツデール(Pf),録音:1952年8月15日(Columbia) |
||
CD8 (79:42) |
●《ドーヴァー・ビーチ》Op.3 作曲者独唱(Br)、カーティス四重奏団,録音:1935年5月13日(Victor)★ ●《ノックスヴィル1915年夏》Op.24(原典版) アイリーン・ファレル(Sop)、バーナード・ハーマン指揮CBS交響楽団,録音:1949年6月19日放送 ●《ノックスヴィル1915年夏》Op.24(ピアノ伴奏版) エレノア・スティーバー(Sop)、エドワード・ビルトクリフ(Pf),録音:1958年10月カーネギー・ホール・ライヴ(VAI)★ ●《ノックスヴィル1915年夏》Op.24(改訂版) レオンタイン・プライス(S)、トーマス・シッパーズ指揮ニューヨーク・フィル,録音:1959年11月15日カーネギー・ホール・ライヴ ●管弦楽伴奏つき歌曲集(この輝く夜に、夜想曲、私は兵隊の足音を聞く) ジェニー・トゥーレル(M.Sop)、作曲者指揮CBS管弦楽団,録音:1945年5月2日WABC番組「音楽への招待」からのライヴ ●バーバー生誕70年におけるジャン・カルロ・メノッティのスピーチ 録音:1980年3月9日カーティス音楽院のコンサートにて ●ジェームズ・フェイセットによるサミュエル・バーバーへのインタビュー 録音:1958年5月16日ニューヨーク・フィルのコンサートの休憩時間におけるインタビュー |
||
CD9 | CD-ROM詳細な解説(英語・フランス語)※PDFファイル | ||
★:今回が世界初出となる音源(メーカー情報によります) |