WEST HILL RADIO ARCHIVES(カナダ)
品 番 内 容・演 奏 者

WHRA 6048
(11CD,6枚価格
+解説文CD-ROM)
「レナード・バーンスタイン 歴史的放送録音1946−1961年」

※2013年に生誕95周年を迎えるレナード・バーンスタイン(1918−1990)は、多数の録音を残した一方で、初期の録音、ことにライヴ録音はあまり発掘されていない。今回、WEST HILL RADIO ARCHIVESは、多数の一般発売初出音源を含む、実に12時間半に及ぶ若き日のバーンスタインの録音集を刊行する。セルゲイ・クーセヴィツキの弟子として縁のあったボストン交響楽を指揮しての録音は、30歳前後の青年バーンスタインの演奏が聞けるというだけでも貴重。しかも彼の得意中の得意であるマーラーの復活交響曲の全曲が含まれている。1949年12月10日のカーネギー・ホールにおける演奏会は、国連人権の日の記念演奏会。コープランドの「荘厳な儀式のための序言」はこれが初演である。1950年代の、音楽監督就任前のニューヨーク・フィルとの共演も興味深い。最も「歴史的」な音源は、1952年の「三文オペラ」。既に人気の途絶えていたこのワイルのドイツ語の風刺オペラを、マーク・ブリッツスタインが当時の米国でうけるように英訳したものだが、このブランダイス大学での上演は大成功を収め、マック・ザ・ナイフはこのブリッツスタインの訳詩でジャズやポピュラーで歌われる定番人気曲になった。その他、バーンスタインという芸術家を愛するなら必聴の音源ばかりである。
曲目詳細・録音データ(指揮は全てレナード・バーンスタイン)

シューマン:交響曲第2番 ハ長調 Op.61

ボストン交響楽団(1946年3月22日、ボストン、シンフォニーホール)

ショスタコーヴィチ:交響曲第7番 ハ長調 Op.60 「レニングラード」−リハーサル
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番 ハ長調 Op.60 「レニングラード」

ボストン交響楽団(1948年12月22日、ボストン、シンフォニーホール)

マーラー:交響曲第2番 ハ短調 「復活」−リハーサル
モーツァルト:ピアノ協奏曲第15番 変ロ長調 K450−リハーサル

レナード・バーンスタイン(ピアノ)、ボストン交響楽団(1949年11月21日、ボストン、シンフォニーホール)

メシアン:トゥランガリラ交響曲−リハーサル
ボストン交響楽団(1949年11月28日、ボストン、シンフォニーホール)

マーラー:交響曲第2番 ハ短調 「復活」
アデル・アディソン(ソプラノ)、ナン・メリマン(メッゾソプラノ)、ボストン交響楽団(1949年11月25日、ボストン、シンフォニーホール)

ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調−リハーサル
レナード・バーンスタイン(ピアノ)、ボストン交響楽団(1949年12月5日、ボストン、シンフォニーホール)

コープランド:荘厳な儀式のための序言
ショスタコーヴィチ:国連行進曲(映画音楽「呼応計画」 Op.33 からの編曲)
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125 「合唱」−第4楽章の一部

ローレンス・オリヴィエ(語り)、レナード・バーンスタイン(ピアノ)
イルマ・ゴンザレス(ソプラノ)、ナン・メリマン(メッゾソプラノ)、ロール・ジョバン(テノール)、ニコラ・モスコーナ(バス)、
ボストン交響楽団、大学生合唱団(1949年12月10日、ニューヨーク、カーネギーホール)

バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15

レナード・バーンスタイン(ピアノ)、ニューヨーク・フィルハーモニック(1950年2月19日、ニューヨーク、カーネギーホール)

バーンスタイン:交響曲第2番 「不安の時代」
ルーカス・フォス(ピアノ)、ニューヨーク・フィルハーモニック(1950年2月26日、ニューヨーク、カーネギーホール)

ストラヴィンスキー:春の祭典
ニューヨーク・フィルハーモニック(1951年2月18日、ニューヨーク、カーネギーホール)

ワイル:「三文オペラ」(ブリッツスタイン英訳版)
ロッテ・レーニャ(ジェニー)、ジョー・サリヴァン(ポリー)、デイヴィッド・ブルックス(マックヒース)、マーク・ブリッツスタイン(語り)、管弦楽団(1952年6月14日、マサチューセッツ州ウォルサム、ブランダイス大学)

コープランド:交響曲第2番 「短い交響曲」
ニューヨーク・フィルハーモニック(1957年1月27日、ニューヨーク、カーネギーホール)

ハリス:アメリカの信条
ニューヨーク・フィルハーモニック(1959年2月7日、ニューヨーク、カーネギーホール)

ピストン:管弦楽のための協奏曲
ニューヨーク・フィルハーモニック(1959年2月15日、ニューヨーク、カーネギーホール)

ファイン:厳かな歌
ニューヨーク・フィルハーモニック(1959年4月19日、ニューヨーク、カーネギーホール)

ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 Op.47−録音セッション
コープランド:組曲「ビリー・ザ・キッド」−録音セッション

ニューヨーク・フィルハーモニック(1959年10月20日、ボストン、シンフォニーホール)

チャベス:交響曲第4番 「フィンフォニア・ロマンティカ」
マーラー:私はやわらかな香りをかいだ/私はこの世に忘れられ/浮き世の生活/真夜中に

ジェニー・トゥーレル(メッゾソプラノ)、ニューヨーク・フィルハーモニック(1960年2月8日、ニューヨーク、カーネギーホール)

ダイアモンド:交響曲第8番
ニューヨーク・フィルハーモニック(1961年10月9日、ニューヨーク、カーネギーホール)


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