299MUSIC(5月10日発売)
宮崎明香のメシアン:ピアノ作品全曲録音プロジェクト第5弾!
NIKU-9069 3,080 円(本体¥2,800)メシアン ピアノ作品全集 5
~「忘れられた捧げもの」「エローに棲まうムシクイたち」「カンテヨジャヤー」他
オリヴィエ・メシアン Olivier Messiaen (1908-1992):
①忘れられた捧げもの(1930) [09’12”] Les offrandes oubliées
②エローに棲まうムシクイたち(1962) 《ロジェ・ムラロによる再構成版》 [25’32”]
Fauvettes de l’Hérault ≪reconstruit par Roger Muraro (2017)≫
③ロンドー(1943) [02’46”] Rondeau
④カンテヨジャヤー(1948) [13’36”] Cantéyodjayâ
⑤ピアノのための前奏曲(1964) [02’50”] Prélude pour piano
⑥エコール・ノルマル音楽院
ピアノ試験のための初見視奏曲:視奏Ⅰ(1934) [02’11”]
Morceau de lecture à vue pour les examens de piano de l’École normale de musique : Déchiffrage Ⅰ
宮崎明香(ピアノ)
録音:2022年5月24日、2024年6月11-13日三重県総合文化センター・大ホール Total playing time [56’51”]
※メシアン ピアノ・ソロ作品全曲録音プロジェクト第 5 弾!
メシアンの生涯は常にピアノと共にあった。没後に発見された幻の秘曲〈エローに棲まうムシクイたち〉、《交響的瞑想》の副題が示唆に富む〈忘れられた捧げもの〉、実験的好奇心を憶える〈カンテヨジャヤー〉。青年期に放つ瑞々しい輝きは、特異で円熟した語法へと魅力を結実させる。パリに学びメシアンの音楽を敬仰する実力派ピアニストが、稀代の作品に光を当てる。
宮崎明香(ピアノ) Haruka Miyazaki, piano桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学を卒業後渡仏し、パリ国立地方音楽院に入学。在学中よりピティナピアノコンペティション特級全国大会入選、メドック・アキテーヌ国際コンクール第2位、フェルディ・リリ国際コンクール現代曲特別賞、現代音楽演奏コンクール「競楽Ⅸ」入選など、国内外のコンクールに多数入賞。同音楽院を1等賞で卒業する。審査員満場一致の特別賞を得て、同音楽院研究科を首席で卒業後、さらにジュネーヴ音楽院をコンサートディプロマを得て卒業。パリ日仏文化センターにおける定期的なリサイタルなど、フランスを中心にスイス、スペイン等欧州各国で演奏活動を展開。
NHK教育テレビ「スーパーピアノレッスン・フランス音楽の光彩 講師ミシェル・ベロフ」や湘南ケーブルテレビ等に出演。パリ国立地方音楽院オーケストラ、東京ユニバーサル・フィルハーモニー管弦楽団などのオーケストラと共演。 ピアノを山田朋子、竹内啓子、ジャン=マリー・コテ、パスカル・ドゥヴァイヨンの各氏に師事。ジャック・ルヴィエ、ジャン=マルク・ルイサダ両氏にも定期的に指導を受け研鑽を積む。10年間にわたるパリでの生活を経て東京へ拠点を移し、王子ホール、浜離宮朝日ホール、ハクジュホールにてリサイタルを開催、各誌で好評を博す。トッパンホール主催「ランチタイムコンサート」出演など、ソロはもとより室内楽、新しいスタイルのピアニスト集団「パリ5人組」での活動、現代アンサンブルとしてAsean-Chinaフェスティバルに招かれるなど国内外で精力的に活動しながら、コンクール審査や、マスタークラス講師、東京成徳短期大学、桐朋学園大学付属子供のための音楽教室講師として後進の指導にも力を注いでいる。
公式ホームページ:http://harukamiyazaki.com
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フレスコバルディ:オルガン作品集
〜軽井沢ヴィラセシリア音楽堂/和田純子
NIKU-9068 3,080 円(本体¥2,800)ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643) :オルガン作品集
~軽井沢ヴィラセシリア音楽堂/和田純子
①トッカータ第5番(第 II 巻) [03ʼ47”] Toccata quinta sopra i pedali per lʼorgano, e senza
②カプリッチォ〈ルッジェーロのアリア〉 [06ʼ53”] Capriccio sopra lʼaria di Ruggiero
③パッサカリアによる 100 のパルティータ [12ʼ57”] Cento partite sopra passacagli
④カプリッチォ〈ラ・ソ・ファ・ミ・レ・ウㇳ〉 [07ʼ32”] Capriccio sopra la, sol, fa, mi, re, ut
⑤トッカータ第4番(第II巻)〈聖体奉挙のために〉[05ʼ37”] Toccata quarta per lʼorgano da sonarsi allʼElevazione
⑥カプリッチォ〈ラ・ソ・ファ・レ・ミ〉 [07ʼ03”] Capriccio sopra la, sol, fa, re, mi
⑦カプリッチォ〈カッコウ〉 [05ʼ59”] Capriccio sopra il cucho
⑧トッカータ第1番(第 II 巻) [03ʼ49”] Toccata prima
⑨カプリッチォ〈バッサ・フィアメンガ〉 [05ʼ27”] Capriccio sopra la bassa Fiamenga
⑩カプリッチォ〈ウㇳ・レ・ミ・ファ・ソ・ラ〉 [08ʼ35”] Capriccio sopra ut, re, mi, fa, sol, la
⑪トッカータ第6番(第 II 巻) [05ʼ10”] Toccata sesta per lʼorgano i pedali, e senza
和田純子(オルガン)
録音:2024年6⽉4-7⽇軽井沢ヴィラセシリア⾳楽堂 Total playing time [73’56”]
※初期バロックの鍵盤楽器史上、最高の作曲家・オルガニストであるフレスコバルディは半音階、不協和音、流麗なパッセージ、様々な拍節を駆使し、対位法芸術を極めた。軽井沢ヴィラセシリア音楽堂の洗練された響きとイタリアルネサンス様式に倣って製作されたザニンオルガン、和田純子の淀みない表現が、天上の音楽の先鋭的芸術性と、その深淵を今に甦らせる。
和⽥純⼦(オルガン) Junko Wada, organoウィーン国立音楽大学オルガン科ならびに同修士課程を満場一致の最優秀成績で修了。さらにブレーメン国立音楽大学古楽アカデミー修了。歴史的楽器奏法の研鑽を積む。オーストリア政府より「栄誉賞」受賞。ブルージュ国際オルガンコンクール入賞、インスブルック国際オルガンコンクール入選。オルガンを廣野嗣雄、鈴木雅明、M.ラドゥレスク、H.フォーゲルの各氏に師事。日本国内、ヨーロッパ各地でオルガンコンサートに出演するほかオーケストラ、合唱団、アンサンブルとの共演多数。これまでウィーン・フリーデンス教会オルガニスト、国際基督教大学及び教会副オルガニスト、カザルスホール専属オルガニスト、新潟市民芸術劇場専属オルガニストを務め、現在、日本聖公会神田キリスト教会主任オルガニスト、軽井沢ヴィラセシリア音楽堂主宰。日本唯一のイタリアルネサンス様式のパイプオルガンを活用してルネサンス、バロック時代のオルガン音楽芸術の普及・啓蒙に力を注いでいる。2024 年はイタリアオルガンアカデミーを主催。コンサート活動の傍ら、後進の指導および合唱指揮、レクチャーやマスタークラスの通訳などを務める。CD「軽井沢の3つのオルガン」をリリース。「レコード芸術」準特選盤。「楽器の個性光る演奏」と絶賛された。近年は「M&G.カヴァッツォ―ニ・オルガン作品集」をリリース。さらに庄司さとし(オーボエ)との共演「トリステ」をリリース。日本オルガニスト協会会員、日本オルガン研究会会員。