コウベレックス・レーベル
マルセル・モイーズから続くフルートの系譜
マルセルの息子ルイの作品をルイの弟子 上田賢一が演奏!
KRS 5205 定価:¥2,667 + 税
「七つの木に寄せる歌」(L.モイーズ)」
①山田耕筰:この道
②山田耕筰:赤とんぼ
③ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
④ドビュッシー:シリンクス
⑤-⑪ルイ・モイーズ:七つの木に寄せる歌
Ⅰ糸杉/Ⅱポプラ/Ⅲハリエンジュ/Ⅳ松/
Ⅴ菩提樹/Ⅵしだれ柳/Ⅶプラタナス
⑫サン=サーンス:ロマンスOp.37
⑬ルイ・モイーズ:さくら変奏曲
⑭尾高尚忠:フルート協奏曲より第二楽章「レント」
⑮グノー:アヴェマリア
デュオ・プリムローズ:
【上田賢一(フルート)
二塚裕美(ピアノ)】
録音:2015年5月25-26日、北神区民センター ありまホール(神戸市)TT[65:00]
※ルイ・モイーズLouis Moyse(1912-2007)は、フルートの名手であった父マルセルと共にフランス派フルートの伝統を伝える演奏家。幼少からルイ氏は、父親とともに演奏をし、サン=サーンス、フォーレ、ドビュッシーなどとも面識があった。マールボロ大学のフルート科教授を27年間務めたほか、ボストン大学、トロント大学教授でもあった。またルドルフ・ゼルキンと共にマールボロ音楽祭の設立者の一人としても知られている。
「七つの木に寄せる歌」Seven Songs for Treesはルイ晩年の未出版の楽曲で、夫人であるジャネット・モイーズにより書かれた「糸杉」、「ポプラ」他7種の樹木に寄せられた詩に添えて作曲された。7曲の表情はユニークで多彩であり、ルイ独自の人生哲学と自然への讃歌を反映するなかでみごとに調和し、希望をもって完結している。
※上田賢一(フルート)
才能教育音楽学校にて高橋利夫、鈴木鎮一氏ほかに師事。1982年渡米。
コーネル大学フルート科講師、西ワシントン大学講師、スカジェットバレー交響楽団及びノースウエストフィルハーモニック室内管弦楽団首席フルート奏者を務め、尾高尚忠のフルート協奏曲ワシントン初演をはじめ、ミネアポリス美術館、ワシントン大学、ウエストミンスター大学等でリサイタルを行う。ジョファリー・ギルバート、キース・アンダーウッド、ルイ・モイーズ各氏に師事し、2000年アメリカハープ協会(AHS)コンクールでフルートとハープのデュオで優勝。2010年帰国。イニスフリー・アンサンブルを主宰し関西を中心に演奏活動と指導を行っている。
※二塚裕美(ピアノ)
大阪芸術大学演奏学科を最優秀の成績で卒業、学長賞を受賞。同大学大学院にて荒憲一氏に師事。2004年デビューリサイタル開催。2007年大阪文化祭賞奨励賞を受賞。以後大阪フィル、テレマン室内管などベートーヴェン、メンデルスゾーンの協奏曲を演奏。リサイタルや荒憲一氏とデュオ・リサイタルなど開催している。