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(WEITBLICKレーベル)
朝比奈隆(指揮)ベルリン放送交響楽団 R.シュトラウス生誕100年記念、アルプス交響曲!

(WEITBLICKレーベル)
朝比奈隆(指揮)ベルリン放送交響楽団 R.シュトラウス生誕100年記念、アルプス交響曲!

WEITBLICKレーベル(ドイツ)

朝比奈隆(指揮)ベルリン放送交響楽団
R.シュトラウス生誕100年記念、アルプス交響曲!

録音はマイクを積極的に立てた当時の西ドイツの技術の高さを証明する高音質。
分厚い響きと腰の据わったドイツのオーケストラしい懐かしい音色。
録音会場は朝比奈が最も愛したドイツのホール、自由ベルリン放送響協会(SFB)ゼンテザール!

SSS 0174(2CD,1枚価格)
sss0174①モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482
②リヒャルト・シュトラウス:アルプス交響曲

朝比奈隆(指揮)ベルリン放送交響楽団(旧西、現ベルリン・ドイツ響)
①リリアン・カリール(ピアノ)
録音:1964年3月4、5日SFBゼンテザール、スタジオ・セッション録音ステレオ
(R.シュトラウス生誕100年記念演奏会に先立つセッション)

※朝比奈隆が度々自ら話題にした、1964年リヒャルト・シュトラウス生誕100周年記念にドイツで演奏した「アルプス交響曲」。ドイツの放送局がシュトラウス作品を特集して演奏・録音した一環で、「家庭交響曲」はカール・ベームが担当したという正に歴史的に重要なコンサート。この演奏ではベルリン放送響に各地の放送オケ・メンバーがゲストで加わりました。
この時、朝比奈はまだ56歳という壮年期。もちろん「アルプス交響曲」はこの時が初振り!「やってみたらそんなに難しい曲じゃない」ということで大のお気に入りとなり、数年後には自らの還暦記念で大フィル、京都市響との合同演奏を行います。その後も80歳記念、大フィル創立50年でも演奏します。特筆すべきは、1990年の北ドイツ放送響客演時にもこれを取上げて、現地で聴衆からの熱狂の拍手を浴びております(EMI盤は、これをカット。制作者の無関心が偲ばれます)。1991年に日本で合同オーケストラ「オール・ジャパン・シンフォニー・オーケストラ」を指揮した際は、体調の不全を押しての凄絶な演奏を聴かせ、客席にいたシカゴ響総裁ヘンリー・フォーゲルを感激させ、1996年のシカゴ響出演に繋がります。いわばブルックナー以上の勝負レパートリーであったのです。後年よりテンポは速めですが、頂上から降りてからの威厳と風格は既に確立しており、「日没」、「終結」、「夜」の心に沁みわたる演奏には感動を禁じ得ません。前半プロのモーツァルト:ピアノ協奏曲第22番も珍しいレパートリー。アメリカの名女流リリアン・カリール(パメラ・フランクの母、クロード・フランクの妻)と紡ぐ、陰鬱、深深とした抒情がこれまたたまりません。

現存する当録音は、3月6日の記念演奏会に先立つ、3月4,5日のスタジオ・セッション録音であることがその後の調査で判りました。万全の体制で行われたステレオ録音。この録音はドイツ各地の放送局にコピーされ、繰り返し放送されました。ケルン放送にも現存します。当CDは無論オリジナルからのCD化。
さらに御子息である朝比奈千足氏からもコメントをいただきました。ちなみにゴイザー(GEUSER)氏はライスターの師匠でもあります。期待がますます高まります。

「この演奏では私のクラリネットの師であるHeinrich Geuserがトップを吹いておりますがリハーサル時にソロの音量について父と意見がぶつかり、ちょっとした小競り合いがあったと聞いております。結果として、ゴイザーの主張通りの朗々たる音色がここに聴くことができます。このGeuserの音色が私をベルリン留学へ誘ったと思うと、このCDは感慨深いものがあります。」
朝比奈千足(指揮者、クラリネット奏者)

※演奏と近い時期の若い頃の写真(1963年5月読売新聞社提供)が見つかりジャケ写に使用しています。
※良好なステレオ録音。
※英語・日本語・ドイツ語によるライナーノート付。

WEITBLICK(ドイツ)WEITBLICKレーベル・カタログ

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