DORON(スイス)

ホッセンのパガニーニ:ヴァイオリン協奏曲集。
「ラ・カンパネラ」が有名な第2番、第4番ではハチャメチャなカデンツァが聴きもの!
品 番 内 容 演奏者

DRC 3064
ニコロ・パガニーニ(1782-1840):
@ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調
 (第1楽章カデンツァ:マリオ・ホッセン)
Aヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調
 (第1楽章カデンツァ:フランソワ・ピエール・デカン)

※24のカプリース(DRC3008)に続くホッセンのパガニーニ第2弾。
朗々と歌われる熱いメロディ、情熱的なラテン的情緒に加え、サラサーテやジプシー音楽を思わせる奔放なパガニーニの協奏曲をブルガリア生まれの中堅ヴァイオリニスト、ホッセンが時に繊細に、時に豪快に弾きまくる。ホッセンは第4番第1楽章終わりではなんとバルトークかペンデツキか、はたまたクロノスQが好んで弾きそうなエスニック現代音楽のようなハチャメチャな自作カデンツァを披露。第2番の終楽章ではリストの編曲で有名なラ・カンパネラを豪華絢爛に弾き切る。ヴァチェフはブルガリアの指揮者でソフィア・フィルの首席指揮者を勤めた。

マリオ・ホッセン(Vn)、
ヴァレリー・ヴァチェフ(指揮)
ブルガリア放送交響楽団
録音:@2007年9月 A2008年10月、
DDD、62:08


鬼才ジル・コリアールによる13歳のメンデルスゾーンの協奏曲集!
品 番 内 容 演奏者

DRC 3066
フェリックス・メンデルスゾーン(1809-47):
@ピアノ協奏曲イ短調MWV02(1822)
Aヴァイオリン協奏曲ニ短調MWV04(1822)


※天才メンデルスゾーンの何と13歳の時に書かれた協奏曲集。
なんといっても目玉はヴァイオリン協奏曲ニ短調(1822)。メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲といえば古今の3大ヴァイオリン協奏曲に数えられる、あのホ短調のOp.64(1844)だが、ここに収められたニ短調はホ短調に先立つことおよそ20年前の作で、力強さにあふれる隠れた名品。その決然とした冒頭はベートーヴェンの何かの室内楽を思わせる。トゥルーズ室内管弦楽団のリーダーでヴァイオリン独奏を務めるジル・コリアールはスイス出身でティボール・ヴァルガに師事、同じ時期にピリオド楽器によるバロック音楽についても研鑽を積んだ。バロックからロマン派、近現代まで幅広いレパートリーを持ち、多くのオーケストラと共演している。

@シルヴィアーヌ・ドゥフェルヌ(Pf)
ジル・コリアール(@A指揮、AVn)
トゥルーズ室内管弦楽団

録音:2009年10月、DDD、53:00


VOXレーベルの看板アーティスト、マイケル・ポンティの復刻!
モシェレス、ヒラー、リトルフのピアノ協奏曲集!
品 番 内 容 演奏者

DRC 4024
〜Legendary Artistsシリーズ〜
@イグナツ・モシェレス(1794-1870):ピアノ協奏曲 ト短調Op.58
Aフェルディナンド・ヒラー(1811-85):ピアノ協奏曲嬰ヘ短調Op.69
Bヘンリー・リトルフ(1818-91):交響的協奏曲第3番 変ホ長調Op.45


※マイケル(ミハエル)・ポンティの名前を聞いて懐かしいと思う人はかなりのピアノ・マニアか、さもなくば廉価レーベルのVoxを愛好されていた方に違いない(Voxレーベルは有名楽曲から珍しい作品や現代曲までを安く、しかも全集、選集の形で出してくれたので大変ありがたかったものである)。さてポンティはドイツ出身のアメリカのピアニストでゴドフスキーの弟子ギルマー・マクドナルドらに師事し、19世紀型のヴルトゥオーゾを身につける。そしてVoxレコードが知られざるロマン派のピアノ曲を録音するプロジェクトに抜擢され広く知られるようになった。ここに収められたモシェレスは彼の得意のレパートリーのひとつであり、19世紀の華麗なピアニズムを堪能できる。共演するマーガやフロマンやゲルテンバッハなどの絶妙のサポートも聴きどころ。

マイケル(ミハエル)・ポンティ(Pf)、
@オトマール・マーガ(指揮)フィルハーモニア・フンガリカ
Aルイ・ド・フロマン(指揮)ルクセンブルク放送管弦楽団
Bフォルカー・シュミット=ゲルテンバッハ(指揮)ベルリン交響楽団
録音:
@1968年ドイツ
A1974年ルクセンブルク
B1978年ベルリン
Vox Turnabout音源よリ2013年リマスタリング



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