エンリケ・バティス/
メキシコ州立交響楽団


爆演指揮者エンリケ・バティスまさかのピアノ演奏!
ショパンやバッハのまさかの名演!

品 番 内 容 演奏者

752435 18163
(2CD)

「エンリケ・バティス ピアニストとしての証し」
@ショパン:
 夜想曲 ハ短調 Op.48-1/幻想曲 ヘ短調 Op.49/
 ポロネーズ第5番 嬰ヘ短調 Op.44/練習曲 ロ短調 Op.25-10/
 練習曲 イ短調 Op.25-4/練習曲 嬰ハ短調 Op.10-4
Aショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35 「葬送」
 バッハ:6つのパルティータ(第1番 変ロ長調 BWV.825/第2番 ハ短調 BWV.826/第3番 イ短調 BWV.827/第4番 ニ長調 BWV.828/第5番 ト長調 BWV.829/第6番 ホ短調 BWV.830)
Bショパン:幻想曲 ヘ短調 Op.49
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」
Cモーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488

※メキシコの偉大な指揮者エンリケ・バティス(1942―)がピアノを演奏した録音だが、これは決して単なる指揮者のピアノ演奏と片付けてよいものではない。バティスは1960年代までは卓越したピアニストとして活動しており、指揮者としての名声を得てからも彼はしばしばピアノを弾いている。このCDにはバティスの近年のピアノ演奏会のライヴ録音が収録されている。
バティスは、時に瑕も厭わず音楽に感情を激しくぶつけるが、しかしただ情熱的なだけではなく、作品全体を見通した構成はさすが大指揮者と思わせるほどよく練られたもので、幅広い表現の幅が決して独りよがりにならず、説得力が強い。特筆すべきはショパンの葬送ソナタ。第1楽章から思わず拍手が出るほど燃え盛っている。有名な第3楽章の葬送行進曲では胸が破裂するような主部と夢見るような中間部の対比が極めて激しく、その壮絶さゆえ不気味に駆け抜けるフィナーレが付け足しになっていない。実に見事な演奏である。一方でバッハのパルティータは、感情を豊かに盛り込みつつ端整さを決して失わない、ピアノ演奏バッハの理想形である。バティス・ファンはもちろん、ピアノ・マニアも外してはならないCDだ。

エンリケ・バティス(ピアノ、D指揮)
Dメキシコ州立室内管弦楽団
録音:@1965年、ヴァルソヴィア
A2003年、メキシコ・シティ、ベジャス・アルテス宮殿
B2009年、ニューヨーク、カーネギー・ホール
C2009年、サラ・ネサウアルコヨトル
ADD、138'59


こちらはカップリング変更の再発売、ビゼー&サン=サーンスの交響曲集

品 番 内 容 演奏者

752435 18152
@ビゼー:交響曲 ハ長調
Aサン=サーンス:交響曲第3番ハ短調「オルガン付」

※バティスが録音していたフランスの交響曲2曲をカップリングしなおした1枚。初出はASVで出ていたもの。このディスクに記載はありませんが、恐らく@は1988年録音、Aは1984年録音。演奏はバティスらしい元気のよい定評のあるものです。

エンリケ・バティス(指揮)
@ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
Aロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

Aノエ・ロースソーン(オルガン)



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