MSR(アメリカ) |
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タカーチ四重奏団のウォルサーが弾くブラームスのヴィオラ・ソナタ集! |
品 番 | 内 容 | 演奏者 | ||
MS 1479 |
ヨハネス・ブラームス(1833-1897): ①三重奏曲イ短調Op.114(クラリネット・パートをヴィオラで演奏した版) ②ヴィオラ・ソナタ第1番Op.120-1 ③ヴィオラ・ソナタ第2番Op.120-2 ※ブラームス晩年の傑作室内楽を3曲。Op.114はクラリネット三重奏曲として有名だが、ここではクラリネット・パートをヴィオラで演奏。ヴィオリストのジェラルディン・ウォルサーは長年サン・フランシスコ響の首席奏者を勤めた後、2005年よりタカーチ弦楽四重奏団のメンバーとなり室内楽に精力的に取り組む他、協奏曲のソリストとしてテレマンからシュニトケまで幅広いレパートリーを持つ音楽家として注目されている。チェロのフェイエールもタカーチ四重奏団のメンバー。 |
ジェラルディン・ウォルサー(Va) |
ケクラン、オルウィン、ローザ!珠玉の無伴奏フルート作品集 |
品 番 | 内 容 | 演奏者 | ||
MS 1457 |
「光のゲーム」~珠玉のフルート独奏作品集 シャルル・ケクラン(1867-1950):甘美な歌Op.198より(15曲) ウィリアム・オルウィン(1905-85):無伴奏フルートのためのディヴェルティメント ミクロス・ローザ(1907-95):無伴奏フルート・ソナタOp.39 アルトゥール・ウィルナー(1881-1959):無伴奏フルート・ソナタOp.34 ※20世紀のフルート独奏のための作品を収録しているが、いずれも珍しいものばかり。ケクランは同時代のドビュッシーの影に隠れたマイナーな存在だが、収録作はドビュッシーの有名な「シランクス」を思わせる繊細な曲。20世紀前半に活躍したオルウィンは自らもフルート奏者でもあり、フルートの機能を熟知した新古典主義的作品。映画「ベン・ハー」他の音楽で知られるローザのソナタは無調とモードのぎりぎり境目の微妙な調域をフルートがミステリアスに歌う秀作。バルトークのルーマニア民族舞曲の吹奏楽版の編曲者としても知られるウィルナーはチェコの作曲家で、収録のソナタは民族的でロマンティックな佳品。 |
フランチェスカ・アルノーネ(Fl) |
クレメンティのソナタは実はこんなに素晴らしかった! |
品 番 | 内 容 | 演奏者 | ||
MS 1475 |
「ムツィオ・クレメンティ(1752-1832):ピアノ・ソナタ集」 ピアノ・ソナタ ト短調Op.7-3/ ピアノ・ソナタ ヘ短調Op.13-6/ 協奏曲風ソナタ ハ長調Op.33-3/ ピアノ・ソナタ ト短調Op.8-1/ ピアノ・ソナタ ト長調Op.37-2 ※モーツァルトと同時代人のイタリアの作曲家クレメンティは日本ではピアノ教則本「ソナチネ・アルバム」の中に収められたソナチネOp.36-No1~No.6ばかりがよく知られているが、このアルバムはそのOp.36を除いたクレメンティの主要なソナタを収めている。ベートーヴェンは生前、ピアノ曲に関してはモーツァルトよりもクレメンティを高く評価していたと言われ、イタリア人らしい伸びやかなメロディと、特に短調のソナタに感じられる品格のある憂愁はクレメンティ独自の愛すべき世界である。ピアノを弾いているイアン・ホミニクはカナダ出身でピアノをアール・ワイルドに師事、現在、北米を中心に活動している。 |
イアン・ホミニク(Pf) |
※その他 MSRレーベル新譜 |
品 番 | 内 容 | 演奏者 | ||
MS 1482 |
「地平線の上で」~トランペットとピアノのための新しい音楽 ①ケヴィン・マッキー(b.1980):百年の地平線(2011) ②アントニオ・ゲレーロ(b.1949):3つの小品(2011) ③ジェームズ・スティーヴンソン(b.1969):コール(2003) ④ジョン・スティーヴンス(b.1951):トランペット・ソナタ(2008) ⑤エリック・モラーレス(b.1966):2つのトランペットのための協奏曲(2013) ⑥ホセ・パスカル・ヴィラプラーナ(b.1971):マンヤの夜(2005) ※2000年代に書かれたトランペットとピアノのための作品集。いずれも新古典主義、新ロマン主義、というより時にジャズ、ロックの要素を兼ね備えた、現代音楽とは無縁のフュージョンを思わせる楽しい作品ばかり。トランペットのジェーソン・バーグマンはモバイル響、モバイル歌劇場管弦楽団の首席奏者でソリストとしてはカナディアン・ブラスと共演したこともある。確かなテクニックで今後が期待される若手。 |
ジェーソン・バーグマン(Trp)、 |
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MS 1485 |
「ようこそクリスマス!」 ~クリスマスのためのお気に入りの合唱曲 M.-A.シャルパンティエ:クリスマスのための真夜中のミサ、 他、ようこそクリスマス!(スペンサー)、エサイの若枝は芽を出し(ブルックナー)、サイレント・ナイト(グルーバー)、ジングル・ベル(ピアポント)、全19曲 ※混声合唱団スースム・コルダは2006年に12人の歌手によって結成されキリスト教、ユダヤ教の宗教曲を主なレパートリーとしている。米南部アラバマ州を中心に活動を行っている。当アルバムでは大作のM.-A.シャルパンティエの真夜中のミサを中核としながら、親しみやすい小品も収録。 |
レスター・シーゲル(指揮) |
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MS 1489 |
ハンプトン・シスラー(b.1932):オラトリオ「再臨」 (Ⅰプロローグ/Ⅱ7つの封印/Ⅲ怒りの鉢) ※ハンプトン・シスラーはニューヨーク出身で「再臨」は新約聖書に基づく宗教曲。全3部からなる本作はダイナミックな映画音楽を思わせる親しみやすい内容で部分的ではあるが、ジョン・アダムズの音楽を思わせる。ハンプトン・シスラーは多作な作曲家でこれまでに当MSRでは6枚の作品集のCDをリリースしている。いずれも調性を基調としたロマンティックな音楽である。 |
マーロン・ダニエル(指揮) |
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MS 1498 |
「銀のファラオ」 ~古代エジプトへのトリビュート/パメラ・スクラーの音楽 パメラ・スクラー: サハラ・トランス/ハッシェプスット/あなたの記憶/生命の踊り/異界からの笛/スティクス/黄泉への旅/呪文166 ※古代エジプトに思いをはせて作られたニューエイジ風の現代音楽。エジプトの民族音楽の要素を取り入れながらジャンルに囚われないエキゾチックなファンタジーが展開する。パメラ・スクラーはフルート奏者兼作曲家で、音楽は時に中東の民族音楽風、喜多郎風、キース・ジャレット風とヴァラエティに富んでいる。 |
パメラ・スクラー(作曲, Fl, バスFl)、 |
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MS 1501 |
「ジェームズ・ブローン・イン・リサイタル」 J.S.バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌBWV.1004/ リスト:メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」S.514/コンソラシヨン第3番変ニ長調S.172/ ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」/ ラフマニノフ:前奏曲ロ短調Op.32-10/ J.S.バッハ:前奏曲ハ長調~平均律クラヴィーア曲集第1集よりBWV846 ※ピアノのジェームズ・ブローンは1971年イギリス出身のピアニストで12歳でモーツァルトのピアノ協奏曲第25番を弾いてデビューした。その後オーストラリアに移住し、メルボルン・コンペティション、メニューイン賞などに上位入賞し1987年にはABCヤング・パフォーマー・アウォード受賞した。現在は環太平洋地域から北米、ヨーロッパで演奏活動を行っている。リストからバッハまであらゆるピアノ様式の作品をまるで精巧な工芸品のように端正に仕上げる知性派ピアニストの登場である。 |
ジェームズ・ブローン(Pf) |