NMC(イギリス)

イギリスの怒れるパンク世代の寵児タネジの管弦楽作品集!
品 番 内 容 演奏者

NMC D194
マーク=アンソニー・タネジ(b.1960):
@アンダンス(2011)
Aクライング・アウト・ラウド(2002-3)
Bノー・レットアップ(2003)


※多様なイギリス現代音楽界にあってもなお異彩を放つ存在のマーク=アンソニー・タネジはマイルス・デイヴィスらモダン・ジャズの影響を受け、強いリズムやジャズ和声の他、ストラヴィンスキー、パンク・ロックの要素を取り入れた独自の折衷様式で1990年代に一躍時代の最先端に躍り出た。またサイモン・ラトルに高く評価されバーミンガム市響のコンポーザー・レジデンスを務めその際書かれた管弦楽曲「3人の叫ぶ教皇 」は彼の代表作となった。このアルバムでは21世紀に入ってからのバレエのために書かれた作品が集められており、タネジの相変らず反骨精神あふれるパンクな世界を楽しむことができる。意図的に書かれたストリート・バンドのような薄っぺらな響きのヒステリックな叫び、デフォルメされたラグタイムのリズム、破滅を予感させるクラスター、そして吹き荒れる音の嵐のほんの合間にかすかに聴こえるリリカルなメロディ。これぞまさにタネジ・ワールドである。

@ティム・マレイ(指揮)アンダンス・バンド
ABポール・ホスキンズ(指揮)ランバート管弦楽団

録音:@2013年4月18日、
AB2013年10月27日


ドラマティックなジョン・カスケン作品集!指揮はマルクス・シュテンツ!
品 番 内 容 演奏者

NMC D189
ジョン・カスケン(b.1949):管弦楽作品集
@ヴァイオリン協奏曲(1995)
A管弦楽のための協奏曲(2007)
Bファーネを越えるオリオン(1984)

※ジョン・カスケンはヨークシャー出身のイギリスの作曲家でバーミンガム大学で学んだ後、ポーランドに渡り、ルトスワフスキに数年、師事した。オペラから管弦楽、協奏曲とあらゆるタイプの作品を発表しており、無調、セリー技法を基本としながらもところどころに調性やモード的な語法を用いたドラマティックな作風が特徴。1990年に来日し武満が主催する音楽祭「今日の音楽」で個展を催したこともある。ヴァイオリン協奏曲はセリー技法が根底にあるようだが、急緩急の伝統的な3楽章からなり、第2楽章のブリテンやバックスら20世紀イギリスの作曲家を思わせるメランコリックな抒情性格別。「ファーネを越えるオリオン」は神話に基づいた交響詩で大管弦楽の機能と色彩を最大限に生かした大作。近現代イギリス音楽の好きな人は必携。
指揮はOehmsレーベルのマーラー・シリーズやN響への客演でお馴染のマルクス・シュテンツ。

マルクス・シュテンツ(指揮)
ハレ管弦楽団
@ゾフィア・ヤッフェ(Vn)

録音:2013年3月、11月、マンチェスター


デビュー・ディスク・シリーズ最新盤、期待の若手リチャード・コーストン
品 番 内 容 演奏者

NMC D192
〜デビュー・ディスク・シリーズ〜
「リチャード・コーストン(b.1971)作品集」

@ミレニアム・シーンズ
Aノットゥルノ
Bカワセミは火を捕える
C記憶の固執
D室内交響曲

※リチャード・コーストン(Richard Causton)はロンドン出身の若手でエドウィン・ロクスバラ、ハワード・スケンプトンらに師事、作品はBBC響、ロンドン・シンフォニエッタなどによって演奏されている。「ミレニアム・シーンズ」はホイッスルや自動車のサイレンのような金管のファンファーレがさながらストリートの喧騒を思い起こさせる。作曲者本人によればブーレーズ、シュトックハウゼン、リゲティほか多くの現代の大作曲家の影響を受けているとのことだが、むしろブリティッシュ・ロックとの関係を推測させる独自の世界を築いている。藤倉大がブレークした「デビュー・ディスク・シリーズ」での発売。

@ニコラス・コロン(指揮)ハレ管弦楽団
ABCゲーリー・コーネリウス(指揮)
Dライアン・ウィッグルスワース(指揮)
A-Dバーミンガム現代音楽グループ

録音:@2013年10月、マンチェスター、A-C2013年9月バーミンガム、D2013年2月バーミンガム


NMCレーベル25周年記念オムニバス
「ニュー・ミュージック・コレクション」4タイトル!
イギリスの20世紀・21世紀を俯瞰する壮大なカタログ

品 番 内 容 演奏者

NMC D204
(ミッド・プライス)

「ニュー・ミュージック・コレクション:合唱編」
@ジュリアン・アンダーソン:4つのアメリカの合唱〜エデンの美しい谷
Aジャイルズ・スウェイン:クライ〜スカイ
Bロバート・サクストン:私は夜明に目ざめるだろう〜第4曲
Cマイケル・フィニシー:ロンドンのわかりやすい雑草
DR.R.ベネット:呪文〜睡眠の呪文
Eブリテン:辺境で〜壁の時計
Fアンソニー・ペイン:フェニックス・ミサ〜グローリア
Gクリストファー・フォックス:門を開けろ
Hアレクサンダー・ゲール:モーゼの死〜光を放つ男に
Iバートウィッスル:子午線〜T
Jハワード・スケンプトン:炎の橋
Kエリザベス・ラッチェンス:マニフィカト
Lブリテン:石炭の表情〜シフトが終わった

@ハルシー(指揮)バーミンガム市Cho
ABプール(指揮)BBCシンガーズ
CGJKウィークス(指揮)エグザウディ
Dウィルコックス(指揮)フィルハーモニア管、バッハCho、
Eスキッドモア(指揮)Exカテドラ
Fプール(指揮)BBCシンガーズ、フィリップ・ジョーンズ・ブラスEns
Hクレオバリー(指揮)ケンブリッジ大学音楽協会合唱団&器楽Ens
Iナッセン(指揮)ロンドン・シンフォニエッタ&Cho
Lブラビンズ(指揮)バーミンガム市Cho&現代音楽グループ


NMC D205
(ミッド・プライス)

「ニュー・ミュージック・コレクション:電子音楽編」
@ロジャー・スモーリー:パルス〜モメント16
Aリチャード・バレット:トランスミッションU
Bアナ・メレディス:アックスマン
Cラジミル・フィッシュマン:ドリーム・オブ・ビーイング
Dクローディア・モリター:私の好きな音
Eドンチャ・デネヒー:pAt
Fサラ・コリンズ:フォレスト・ピース
Gバートウィッスル:オルフェウスの仮面〜最初の流れ雲
Hポール・ホイッティ:セヴン・ページズ2
Iイヴリン・フィカラ:島(リミックス)
Jジョナサン・ハーヴェイ:バクティ〜U
Kデヴィッド・ラムズデイン:大きな出会い〜鉱夫の賛歌
Lデーヴ・プライス:リーのゲム

電子音楽、エレクトロニクス
@バーナス(指揮)BBC響
Aエッゲン(指揮)エリシオン&チカダEns
Bジョン・オーフォード(Fg)
Dマイケル・チャンス(C-T)、ジョージ・モスレー(Br)
Eジョアンナ・マクグレガー(Pf)
Gバリー・アンダーソン&イアン・ディアデン
Hジェーン・チャップマン(Cemb)
Lノスフェラトゥ


NMC D206
(ミッド・プライス)

「ニュー・ミュージック・コレクション:管弦楽編」
@リチャード・コーストン:ミレニアム・シーンズ〜Part1
Aドミニク・マルダウニー:オーボエ協奏曲〜T
Bニコラス・モー:ライフ・スタディーズ〜V
Cリチャード・アイレス:No.36ホルン・ノンチェルト〜
Dセア・マスグレイヴ:乱流の風景〜海の怪物との夜明
Eパヌフニク:チェロ協奏曲〜第2楽章
Fバリー・ガイ:雨後〜\・]
Gジュディス・ウィア:森
Hエリザベス・ラッチェンス:髑髏〜タイトル
Iロビン・ハロウェイ:管弦楽のための協奏曲第2番〜U
Jグレース・ウィリアムズ:7つの橋変奏曲〜W
Kヒュー・ウッド:交響曲第1番〜第1楽章
Lジョー・カトラー:チェロと弦楽のための音楽〜止められない
Mバートウィッスル:ガウェインの旅〜旅
NR.R.ベネット:戦士の帰還〜[

@コロン(指揮)ハレ管
Aロイ・カーター(Ob)、ティルソン・トーマス(指揮)ロンドン響
Bマリナー(指揮)ASMF
Cウィム・ティンマーマンス(Hr)、クルティヒ(指揮)ASKO
Dヴァンスカ(指揮)BBC響
Eロストロポーヴィチ(Vc)、ウルフ(指揮)ロンドン響
Fヒコックス(指揮)シティ・オヴ・ロンドン・シンフォニア
Gブラビンズ(指揮)BBC響
HJNヴァン・ステーン(指揮)BBC響
Iナッセン(指揮)BBC響
KA.デーヴィス(指揮)BBC響
Lロビン・マイケル(Vc)、ハーゼルウッド(指揮)BBCコンサート管
Mハワース(指揮)フィルハーモニア管


NMC D207
(ミッド・プライス)

「ニュー・ミュージック・コレクション:ピアノ編」
1.ヒュー・ワトキンス:4つのスペンサー小品〜クライドによる造船
2.サイモン・ホルト:黒いランタン
3.ジュリアン・アンダーソン:クルジュの近くのどこか
4.セイディ・ハリソン:インプレーサ・アモローザ〜ラビリンス
5.マイケル・ゼヴ・ゴードン:思い出に〜かつてあったタンゴ
6.ダイアナ・バレル:小熊
7.ジョナサン・ハーヴェイ:俳句
8.アンソニー・ペイン:賛歌〜トッカータ
9.R.R.ベネット:散歩道
10.リチャード・バレット:管U〜光輝く
11.ジョン・ホワイト:ピアノ・ソナタ第76番
12.モーガン・ヘイズ:3つのディストレスド・サーフェイス〜黄色い漆喰を剥がす
13.ジェラルド・バリー:トリオーチック・ブルース
14.タンシー・デーヴィス:抜け穴とリンチピン〜抜け穴
15.ベンジャミン・ブリテン:変奏曲〜W速く
16.ジェームズ・ディロン:元素の本〜第3巻の5
17.ジュディス・ウィア:マイケルのストラススペー
18.スティーヴン・モンタギュー:頭の無い騎手
19.ピーター・マックスウェル・デーヴィス:私と一緒に、それとも・・・?
20.ティペット:幻想ソナタ〜プレスト
21.マイケル・フィニシー:貨物列車ブルーズ
22.ナッセン:オフェーリアのラスト・ダンス

1.14.22.ヒュー・ワトキンス(Pf)
2.15.ロルフ・ハインド(Pf)
3.6.7.9.サリア・マイヤーズ(Pf)
4.ニッキー・ロセフ(Pf)
5.アンドルー・ゾリンスキー(Pf)
8.スーザン・ブラッドショー(Pf)
10.イアン・ペイス(Pf)
11.ロジャー・スモーリー(Pf)
12.ジョナサン・パウエル(Pf)
13.16.河合祝子(Pf)
17.21.マイケル・フィニシー(Pf)
18.フィリップ・ミード&スティーヴン・モンタギュー(Pf)
19.メルヴィン・タン(Pf)
20.フィリス・セリック(Pf)

 

※NMCレーベル25周年を記念して、壮大な音のカタログともいうべき4つのオムニバスのタイトルが発売になります。「合唱編」「電子音楽編」「管弦楽編」「ピアノ編」に分けられていて、NMCレーベルから発売になっている音源を用い、ブリテン以降のイギリスの20世紀・21世紀音楽を俯瞰する壮大なライン・ナップとなっています。



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