チッコリーニ生誕100年記念!若き日のラフマニノフ未発表録音の復刻!

FORLANEレーベル(フランス)

チッコリーニ生誕100年記念!
若き日のラフマニノフ未発表録音の復刻!
FOR 16903
ラフマニノフ:
①ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
②パガニーニの主題による狂詩曲Op.43

アルド・チッコリーニ(ピアノ)
ルイ・ド・フロマン(指揮)
ルクセンブルク放送交響楽団
録音:①1964年9月1日、②1966年6月10日、ルクセンブルク大劇場にてライヴ収録(モノラル)65’04
※今年生誕100年を迎える名ピアニスト、アルド・チッコリーニ(1925-2015)の貴重な未発表録音の復刻!またこの2作品はチッコリーニの音盤初レパートリー!
アルド・チッコリーニはナポリ出身。16歳の時に、サンカルロ劇場でコンサート・デビュー。1949年、ロン=ティボー国際コンクールで優勝。1970年から1983年まで、パリ音楽院で後進の指導にあたる。フランス近代を得意としたが、リスト、ベートーヴェン、モーツァルト、ヤナーチェクなどの演奏解釈でも知られている。言うまでもなく多数の録音で親しまれている名ピアニスト。
ルイ・ド・フロマンは1921年、トゥールーズ出身。パリ音楽院で指揮法を、ウジェーヌ・ビゴー、アンドレ・クリュイタンスらに師事。1958年から、ニースの放送オーケストラ、ルクセンブルク放送交響楽団の首席指揮者を務めた。また、フランス国立放送管弦楽団にも度々客演していた。
ルクセンブルク放送交響楽団は1933年に、アンリ・ペンシスを首席指揮者に据えて発足する。1958年から1981年まで、ルイ・ド・フロマンの元で最盛期を迎える。放送局が運営を打ち切った為に存続が危ぶまれたが、ルクセンブルク政府が基金を作り運営を支援。現在では、ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団として活動している。2015年からは、グスターボ・ヒメノが首席指揮者を務めている。
この録音はソリスト、指揮者、オーケストラが最盛期であった頃のライヴ録音。モノラル収録だが非常に音の状態は良い。当日のコンサートの素晴らしさがダイレクトに味わえる記録と言える。演奏も古い時代の緩さがなく、音の豊かさと切れ味が両立していて何処を切り取っても聴き応えがある。この様なアーカイヴがリリースされた事に感謝したい。

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