パーセルの素朴な美しさがたっぷり堪能できるハープシコードまたはスピネットのためのレッスン曲集!/他、新譜4タイトル

STRADIVARIUSレーベル(イタリア)

パーセルの素朴な美しさがたっぷり堪能できる
ハープシコードまたはスピネットのためのレッスン曲集!
STR 37317
「パーセル:ハープシコードまたはスピネットのためのレッスン曲集」
①-④第1組曲ト長調、Z. 660
(Ⅰ.プレリュード/Ⅱ.アルマンド/Ⅲ.コラント/Ⅳ.メヌエット)
⑤シャコンヌ ト長調、ZT. 680
⑥-⑨第2組曲ト短調、Z. 661
(Ⅰ.プレリュード/Ⅱ.アルマンド/Ⅲ.コラント/Ⅳ.サラバンド)
⑩ジグ ト短調
⑪-⑬第3組曲ト長調、Z. 662
(Ⅰ.プレリュード/Ⅱ.アルマンド/Ⅲ.クーラント)
⑭セベルと呼ばれたトランペットの調べ
⑮-⑱第4組曲イ短調、D. 663
(Ⅰ.プレリュード/Ⅱ.アルマンド/Ⅲ.コランテ/Ⅳ.サラバンド)
⑲行進曲ハ長調
⑳-㉓第5組曲ハ長調、D. 666
(Ⅰ.プレリュード/Ⅱ.アルマンド/Ⅲ.コラント/Ⅳ.サラバンド)
㉔エアー ハ長調
㉕トランペットの調べ ハ長調
㉖グランド ハ短調
㉗-㉙第6組曲ニ長調、D. 667
(Ⅰ.プレリュード/Ⅱ.アルマンド/Ⅲ.ホーンパイプ)
㉚-㉜第7組曲ニ短調、D. 668
(Ⅰ.アルマンド/Ⅱ.コラント/Ⅲ.ホーンパイプ)
㉝-㊱第8組曲ヘ長調、D. 669
(Ⅰ.プレリュード/Ⅱ.アルマンド/Ⅲ.クーラント/Ⅳ.メヌエット)

アンジェリカ・セルモ(ハープシコード)
録音:2024年7月28、29、30日 ロカーラ聖フランチェスコ教会 [64:33]
※パーセルの作品は、組曲、グランド、様々な編曲作品と多岐にわたるが、同時代のダングベールの豪華絢爛さとは少し趣きを異にする。組曲、様々な編曲作品と多岐にわたるが、簡素で素朴な美しさがパーセルの個性と思われる。レッスン曲集が収録された本アルバムも、その様な素朴な美しさが堪能できる。
アンジェリカ・セルモはヴィチェンツァ音楽院、カタルーニャ高等音楽院で学ぶ。ピアノを、リッカルド・ザードラに師事。後にハープシコードを、パトリツィア・マリサルディ、ルーカ・グリエルミに師事。通奏低音奏法を、ニコラ・レニエーロに師事。各国の、国際音楽祭に多数参加してリサイタル、室内楽のコンサートを開催。またCDの録音を積極的に行なっている。
この録音は教会での収録なので、響きの豊かなサウンドステージを楽しみたい。
(プロモ映像)

https://www.youtube.com/watch?v=16dcc1IXvzU (ショート・ヴァージョン)

※その他STRADIVARIUSレーベル新譜
STR 37329
「海の薔薇園」
~シューマン/フォーレ:女声合唱曲集
シューマン(1810-1856):
ロマンツェ第1集、Op. 69
(タンバリンを鳴らす少女/森の少女/若い修道女/
兵士の許嫁/海の女神/礼拝堂)
ロマンツェ第2集、Op. 91
(ローズマリー/狩人の幸せ/水の精/見捨てられた乙女/
 布をさらす女の夜の歌/海の底には)
フォーレ(1845-1924):
小ミサ曲
(キリエ/サンクトゥス/ベネディクトゥス/アニュス・デイ)
ラシーヌの雅歌Op.11/恵み深き御母マリアOp.42-2/
アヴェ・ヴェルム・コルプスOp.65-1/
タントゥム・エルゴOp.65-2/サルヴェ・レジーナOp.67-1/
アヴェ・マリアOp.67-2/アヴェ・マリアOp.93

クラウディオ・フェノーリオ(指揮)
アンサンブル・ヴォカーレ・ポリムニア(女声合唱)
キアーラ・カッシン(オルガン)
録音:
2023年12月13〜17日 サーラ・ヴェルディ・スタジオ(シューマン)
2024年7月15〜16日 聖母マリア・デル・カルミネ教会(フォーレ)
68:33
※シューマンとフォーレ、世俗曲と宗教曲。この組み合わせに意表を突かれてしまうが、10年程ではあるが2人は同じ時代を生きている。ロマン派の合唱作品集として大変興味深いアルバム。聴いてみると全く違和感はなく、フォーレの作品はオルガンが入るので良い意味で空気感が変わり楽しめる。非常に完成度の高い演奏を聴くことができるので、合唱やヴォーカル・アンサンブルのファンには強くお薦めしたい。
クラウディオ・フェノーリオはピアノ、合唱指揮、作曲を学び、オペラハウスで合唱指揮のアシスタントを務めキャリアを始める。ジェナンドレア・ノセダ、セミヨン・ビシュコフ、ピンカス・スタインバーグ、ファビオ・ルイージ、佐渡裕、ロベルト・アッバード、クリストファー・ホグウッド他の指揮者の下で合唱指揮を務めた。アンサンブル・ヴォカーレ・ポリムニアはクラウディオ・フェノーリオによって設立された女声合唱団。優秀な若手が集まって構成されている。古典から現代音楽まで幅広いレパートリーで活躍している。

STR 37330
「ルミナリア」
~ケヴィン・スヴィエルコス=レナルト(b.1988):ギター作品集
①~③不安
(Ⅰ.野生的/Ⅱ.神秘的/Ⅲ.硫黄質)
④-⑥ギター・ソナタ「ヴィアレッジョのマリーナ」
(Ⅰ.アンダンテ・コン・リベルタ/Ⅱ.レント/Ⅲ.アジタート)
⑦ペインティング1946
⑧ヴェッレトリアーナ(カッシオ・ダ・ヴェッレトリ修道士へのオマージュ)
⑨-⑬5つのコミックス
(Ⅰ.火星人のスマイル/Ⅱ.リゼルギック・ブラック/Ⅲ. 火の秘密/
 Ⅳ.ヨーロッパの詩/Ⅴ.タイム・パラドックス)
⑭クックメッラ
⑮イネッダ・イネッダ

ジョヴァンニ・マルティネッリ(ギター)
録音:2021年11月、2023年9月 スタジオ・ピアーヴェ34、62’03
※ケヴィン・スヴィエルコス=レナルトは1988年、ヴェッレトリ出身。ローマ・サンタチェチーリア音楽院で学ぶ。ギターを、シモネッタ・カミッレティに師事。作曲を、アンジェロ・ジラルディーノ、デュージャン・ボグダノヴィチに師事。作品は、ベルベン、オズ他から出版されており、CDも、ブリリアント、ドットギター、ダ・ヴィンチから多数リリースされている。
ライナー・ノートに「アンジェロ・ジラルディーノの思い出に」という献辞がある。ジラルディーノは、作曲者が師事したイタリアの、ギタリスト、作曲家、音楽学者。「ルミナリア」のタイトル通りギターの光り輝く音色を聴くことが出来る。現代的な書法で作曲されているが、根本に流れるイタリアの明るさが感じられる。スペイン系の作品とは全く趣きを異にする作品で、より精密感のあるサウンドが楽しめる。マルティネッリのギターも現代作品との親和性が高く、大変充実した仕上がりとなっている。

STR 37332
「夜の歌」~ヴィオラ作品集
ヴァイクマン(1825-95):夜の歌と子守Op.4(世界初録音)
リスト:忘れ去られたロマンス S.132a
フォーレ:悲歌Op. 24
ドビュッシー:美しき夕暮れL.84
グラズノフ:悲歌Op.44
カリヴォダ(1801-66):6つの夜想曲Op.186

フェデリーカ・カルディナーリ(ヴィオラ)
リーザ・レドリーチ(ピアノ)
録音:2025年2月 ラヴェンナ・サンテルノ、53’46
※アルバムタイトルに相応しい穏やかなヴィオラ曲集。初録音も含まれているヴィオリストにとっては重要なレパートリーで構成されている。まるで音色を合わせたようなピアノが使用されているのも耳を引く。そのため楽器間の親和性が非常に高く、大変良い企画のアルバムである。ヴァイオリンの様な華やかさはないがヴィオラの美音が堪能できる。室内楽の隙間を埋めてくれる、貴重なレパートリーとしてお薦めしたい。
フェデリーカ・カルディナーリは8歳よりヴァイオリンを、ジョヴァンニ・ガラヴィーニに師事。ラヴェンナ・ヴェルディ音楽院で学ぶ。ヴィオラに転向後に、ルチアーノ・ベルトーニ、ピエトロ・スカルヴィーニのデュプロマを授与される。イタリアの主要オーケストラでヴィオラ奏者を務めている。

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