①ウィーン・フィル首席チェロ奏者、ペーテル・ソモダリの初のソロ・アルバム!②日本でも人気のヨハネス・フライシュマンODRADEK第2弾!/他、新譜3タイトル

ODRADEK RECORDSレーベル(アメリカ)

ウィーン・フィル首席チェロ奏者、ペーテル・ソモダリの初のソロ・アルバム!
ODRCD 358
「HEDRA」~チェロ・ピアノのための作品集
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第4番ハ長調Op.102-1
フォーレ:悲歌 ハ短調 Op.24
フォーレ:シシリエンヌ ト短調 Op.78
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
スティリャヌ(b.1972):チェロ・ソナタ第1番 ハ長調

ペーテル・ソモダリ(チェロ)
ニコラス・コスタンティノウ(ピアノ)
録音:2021年9月18―20日 キプロス、DDD,68’09
※ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団およびウィーン国立歌劇場管弦楽団の首席チェロ奏者、ペーテル・ソモダリによるチェロ・ソナタ集。ソモダリの独奏CDはあるいはこれが初めてかもしれない(アマル四重奏団のメンバーとしての録音あり)。ペーテル・ソモダリは1977年、ハンガリーのヴェスプレームの生まれ。独奏者としても立派に活動できるだけの力量を持ちながらオーケストラ団員の道を選んだ典型的な奏者で、このCDからも豊かな音楽性、確かな技術、そして滴るウィーンの美音がしっかり伝わって来る。どの曲も素晴らしいが、やはりベートーヴェンの第4番のソナタは絶品。コンスタンティノス・Y.スティリャヌは1972年、キプロス生まれの作曲家。作風は極めてロマンティックで美しい。ニコラス・コスタンティヌの伴奏もたいへん優秀。チェロ好き、ウィーンの音楽家好きには大歓迎されそうなCDだ。

日本でも人気のヨハネス・フライシュマンODRADEK第2弾!
ODRCD 435 ※日本語オビ・解説付き
「ソリテール(宝石)」~ヴァイオリンとピアノのための小品集
①ハイドン:ヤコブの夢
②ワーグナー(アウアー編):夢
③リスト:3人のジプシー
④ライネッケ:ロマンツェ Op.3-1
⑤シューマン(アウアー編):予言の鳥 Op.82-7
⑥ヨアヒム:ロマンス ハ長調
⑦ブラームス:スケルツォ ハ短調
⑧ブラームス:アルバムの一葉 イ短調
⑨-⑬ツェムリンスキー:ヴァイオリンとピアノのためのセレナード イ長調
⑭シェーンベルク:ヴァイオリンとピアノのための小品 ニ短調
⑮イザイ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第5番 ト長調~第1楽章「曙」
⑯グルジ:ヴァイオリンとピアノのためのアリア Op.94

ヨハネス・フライシュマン(ヴァイオリン)
クリストフ・ウルリヒ・マイヤー(ピアノ)
コンスタンティナ・グルジ(ピアノ、⑥のみ)
録音:2022年2月21―23日 イタリア ペスカーラ州 モンテシルヴァーノ、DDD,73’48
※日本語オビ・解説付き
※日本でも人気の高いウィーンのヴァイオリニスト、ヨハネス・フライシュマンのODRADEK第2弾(第1弾はコルンゴルトとツァイスルのヴァイオリン曲集 ODRCD 410)。タイトルに掲げられたSOLITAIREとは「一つはめの宝石」、つまり指輪やイヤリング、ネックレスなどで大きな宝石が一粒飾られているものを指す言葉。ここに収録されている曲がそれぞれ大粒の宝石ということである。ヨハネス・フライシュマンのヴァイオリンはウィーン気質の美音を響かせつつ、演奏は高貴で気品高く、まさに宝石のような輝きを放つ。そして最後にはギリシャの作曲家、コンスタンティナ・グルジのアリアが世界初録音されている(これのみ作曲者自身がピアノの特殊演奏をしている)。
※デジタル・ボーナス・トラック2曲はCDには収録されていません。

※その他ODRADEK RECORDSレーベル新譜
ODRCD 426
「ポリーヌ・ヴィアルド(1821-1910):スペイン語歌曲集」
ハンガリー風二重唱/悲しい心/カーニャ/悪魔のファンダンゴ/おがくず/ロンデーニャ/
王女の歌/スペインの歌/学生たちのホタ/私の女中の愛/何の役に立つのか?/
悲しみのキジバト/あなたを忘れろとあなたは言う/マドリッド/カディスの娘/闘牛士/
私は闘牛士を愛さない/ロジーヌへのセレナーデ/スペイン風ロマンス/ああ孤独よ!/
ハバネラ/雌鶏/ほか全25トラック

ナタリア・ラブルデット(ソプラノ)
エレナ・レスレイソン(メッゾソプラノ)
フランシスコ・ソリアーノ(ピアノ)
DDD,77’07
※19世紀半ばにフランスを中心に絶大な人気を誇ったメッゾソプラノ、ポリーヌ・ヴィアルド(1821-1910)のスペイン語歌曲(多くは二重唱)を集めたCD。ポリーヌ・ヴィアルドは、ロッシーニの「セビリアの理髪師」初演でアルマヴィーヴァ伯爵を歌った高名なテノール、マヌエル・ガルシアの娘。姉は伝説的プリマドンナ、マリア・マリブラン。歌手として活躍する一方で、ポリーヌ・ヴィアルドは作曲もし、特に多くの歌曲を残した。このCDにはそのうちスペイン語のものを収録。世界初録音も多数。
ナタリア・ラブルデットはマドリッド生まれのスペインのソプラノ。ベルリン芸術大学で声楽を学び、2016年にオペラ・デビュー。素晴らしい美声の持ち主である。エレナ・レスレイソンはポルトガル、バルセロス生まれのメッゾソプラノ。フランシスコ・ソリアーノは、マドリッドで学んだ後、ポーランドのショパン音楽大学に留学したピアニスト。彼らはヴィアルド生誕200年の2021年に彼女の歌曲を手掛け、このCDはその成果でもある。