オルガンと共演した現代音楽とバロックのアルバム!2タイトル

QUERSTANDレーベル(ドイツ)

オルガンと共演した現代音楽とバロックのアルバム2タイトル!
VKJK 2216
「フルートとオルガンのための現代作品集」
カーター・ウィリアムズ(b.1976):楕円形の曲線
ファルツィアー・ファラー(b.1980):淡緑色の同族たち3
エリック・ヤンソン(b.1967):色―ニュアンス―空間
カイル・バートレット(b.1971):呪文の本(6曲)
山口恭子(やまぐちやすこ,b.1969):遮られた景色
フリードリヒ・イェッカー(b.1950):砂州
ペーター・アイソルト(b.1959):ズブテックス

エフェリン・デジェン(フルート)
マティアス・ゴイティング(オルガン)
録音:2022年5月2-5日,7月14日 ドイツ エッセン、DDD、72’53
※現代の作曲家たちによるフルート(様々なタイプの)とオルガンのための作品集。カーター・ウィリアムズ(1976-)の「楕円形の曲線」は、ピッコロ、グリッサンドフルート、コントラバスフルート、オルガンと電子楽器のための作品、2020年。ファルツィアー・ファラー(1980-)の「淡緑色の同族たち3」は、オルガンとバスフルートのための作品、2011/2021年。エリック・ヤンソン(1967―)の「色―ニュアンス―空間」は、グリッサンドフルートとオルガンのための作品、2019年。カイル・バートレット(1971-)の「呪文の本」はバスフルートとオルガンのための作品、2022年。山口恭子 やまぐち やすこ(1969-)の「遮られた景色」は、ピッコロとオルガンのための作品、2021年。フリードリヒ・イェッカー(1950-)の「砂州」は、バスフルートとオルガンのための作品、2020年。ペーター・アイソルト(1959-)の「ズブテックス」は、アルトフルート、バスフルート、オルガンと録音素材のための作品、2019年。
当然作風はそれぞれ様々だが、同じパイプで発音するフルートとオルガンは非常に馴染みやすく、しかもそれが極めて現代的な響きに仕立て上げられることができるのがよく分かる。
簡易紙収納ケース。

VKJK 2310
「16、17世紀のイタリアのモノディとオルガン作品集」
バルバリーノ:あの方が私に口づけしてくれるように
フレスコバルディ:聖母のミサ開始前のトッカータ
グランディ:めでたし世の希望であるマリアよ
カッチーニ:ああその時誰ができたのだろうか
フレスコバルディ:第5声部に歌のオブリガートがあるレチェルカル
メールラ:今は寝る時なので(子守歌)
フレスコバルディ:ラ・ピストーラの後のカンツォン
カプスベルガー:ああ私の優しいイエスよ
フレスコバルディ:聖体奉挙のためのトッカータ
モンテヴェルディ:聖母の涙
フレスコバルディ:クレードの後のレチェルカル
ロヴェッタ:ああマリア様あなたは何と美しいことか
グランディ:天の女王
ヴィッツァーナ:めでたし、暁の星よ
フレスコバルディ:ベルガマスカ
ラッソ:私の聖母よ、哀れみを

マリア・ラドゥルナー(ソプラノ)
マルティン・リッカボーナ(オルガン,チェンバロ)
カペッラ・アルヘンティーナ
録音:2022年10月4-7日 オーストリア インスブルック、DDD、66’18
※題名の通り、16、17世紀イタリアのモノディ(独唱と伴奏による歌唱)とオルガン作品を集めている。モノディは、モンテヴェルディやオルランド・ディ・ラッソの作品も含むが、バルトロメオ・バルバリーニ(1568頃-1617以降)、アレッサンドロ・グランディ(1586-1630)、フランチェスカ・カッチーニ(ジューリオ・カッチーニの娘 1587-1640?)、タルクィーニオ・メールラ(1595-1665)、ジョヴァンニ・ロヴェッタ(1596-1668)、ルクレツィア・ヴィッツァーナ(1590-1662)など比較的珍しい作曲家の作品が集められている。オルガン曲はフレスコバルディ。
マリア・ラドゥルナーは近年バロック音楽で台頭著しいオーストリアのソプラノ。マルティン・リッカボーナは1993年、オーストリアのハル・イン・チロルの生まれ。オーストリアの若い世代のオルガン奏者の注目株である。ここではインスブルックの有名な宮廷教会の銀のチャペル(1577年)に据えられたルネサンス様式のオルガンを用いている。