2台ピアノによるラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集!交響曲第2番編曲の第5番やユース・シンフォニーも収録!/他、新譜3タイトル

POLYMNIEレーベル(フランス)

2台ピアノによるラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集!
交響曲第2番編曲の第5番やユース・シンフォニーも収録!
POL 214167(3CD)
2台ピアノによるラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集(第1~5番)+α
①ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番 嬰ヘ短調 Op.1(2台ピアノ))
②ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18(2台ピアノ)
③ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30(2台ピアノ)
④ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第4番 ト短調 Op.40(2台ピアノ)
⑤ラフマニノフ:交響曲ニ短調「ユース・シンフォニー」(第1楽章のみ)(2台ピアノ)
⑥ラフマニノフ(ヴァレンベルク編):ピアノ協奏曲 「第5番」(2台ピアノ)
⑦アレンスキー:ロシア民謡による幻想曲 Op.48(2台ピアノ)

アンゲラン=フリードリシュ・リュール=ドルゴルキイ(ピアノ、③‐⑦多重録音)
マヘリー・アンドリアナイヴォラヴェローナ(ピアノ①②)
録音:
2012年5月 フランス イル=ド=フランス地域圏 ヴァル=ドワーズ県 サルセル
2021年6月 フランス グラン・テスト地域圏 オーブ県 トロワ,197’02
※Polymnieから意欲的なCDを立て続けに出しているピアニスト、アンゲラン=フリードリシュ・リュール=ドルゴルキイの新譜は、ラフマニノフのピアノ協奏曲全集、2台ピアノ演奏。かつてピアノ協奏曲は、オペラや管弦楽伴奏の声楽作品におけるピアノ・ヴォーカルスコアと同様に、オーケストラ部分をピアノ用に編曲した楽譜が出版されるのが普通だった。ラフマニノフのピアノ協奏曲第1番から第4番までとアレンスキーのロシア民謡による幻想曲については作曲者自身の編曲による2台ピアノ譜が出版されており、それがここでも使用されていると思われる。
ラフマニノフの交響曲第2番を2007年にアレクサンドル・ヴァレンベルクが編曲した「第5番」は既に録音はあるが、2台ピアノ演奏は初録音。またアレンスキーのロシア民謡による幻想曲の2台ピアノ演奏も初録音とされる。大オーケストラをバックにピアノが華麗な独奏を繰り広げるオリジナルとは異なり、すべてがピアノの音で混然一体となることで、全体像を俯瞰しながら聞くような新たな視点を得ることができる。
アンゲラン=フリードリシュ・リュール=ドルゴルキイは、1975年、パリ生まれのピアニスト、作曲家。リムスキー=コルサコフのピアノ作品全集で注目を浴びたり、ジョン・ウィリアムズの映画音楽を2台ピアノで演奏したり、実に個性的な活動を繰り広げる人だが、演奏は実に正攻法で誠実なもの。そのジョン・ウィリアムズのCDなどで共演していたマヘリー・アンドリアナイヴォラヴェローナがピアノ協奏曲第1番と協奏曲第2番で第2ピアノを受け持っている。その他はリュール=ドルゴルキイによる二重録音。

※その他POLYMNIEレーベル新譜
POL 404168
「ヘンデル、バッハ:リコーダーと通奏低音のためのソナタ集」
ヘンデル:
 ソナタ ニ短調HWV367a 「フィッツウィリアム・ソナタ第3番」
 ソナタ 変ロ長調HWV377 「フィッツウィリアム・ソナタ第1番」
 ソナタ イ短調 Op.1-4 HWV362
 ソナタ ハ長調 Op.1-7 HWV365
 ソナタ ヘ長調 Op.1-11 HWV369
バッハ:
 ソナタ ホ長調 BWV1035
 ソナタ ト短調 BWV1020
 ソナタ 変ホ長調 BWV1031

クリスティアン・マンドーズ(リコーダー)
コリンヌ・ベティラック(チェンバロ)
フィリップ・フロン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
録音:2021年10月 フランス オクシタニー地域圏 エロー県 アサス
※フランスを代表するリコーダー奏者、クリスティアン・マンドーズの吹くヘンデルのリコーダーのためのソナタとバッハのフルートのためのソナタ。クリスティアン・マンドーズは1948年、トゥーロンの生まれ。1981年にムジカ・アンティカ(・メディテラネア)を結成、南仏におけるバロック音楽の旗手となった。またコンチェルト・ケルンの団員としても活躍。マンドーズのリコーダーは技術的に完璧なのはもちろん、明るく温かい音色と人懐っこい歌いまわしが大変魅力的で、それはヘンデルで存分に感じられる。一方バッハの作品は本来横笛フルートのための作品だが、マンドーズのリコーダーでは親しみやすさが前に出るのが面白い。BWV1020とBWV1031はバッハの真筆かどうか長いこと議論されて来ている曲だが、マンドーズのリコーダー演奏で聞くと、そういった議論とは別に純粋に素敵な曲だと改めて実感させられる。

POL 505169(2CD)
「リュシアン・ゲリネル(b.1930) 作品集」
小話3(1995)~フルートのための
夜明けの反射(1996)~クラリネットのための
私の千年(2010)~バリトン・サックスのための
喧噪(2001)~ホルンのための
声(1990)~ヴィオラのための
彼の閉ざされた夜(2006)~チェロのための
間奏曲(1990)~オルガンのための
呼び声(1994/rev.2011)~ヴィブラフォンのための
プロンプターの賛辞(2011)~ピアノと語りのための
青くなった声のために(1995)~ギター二重奏のための
弦楽四重奏曲第6番 「調和」(2020)
一致6(2017)~小クラリネットと弦楽四重奏のための

フレデリック・ベルテレッティ(フルート)
ロラン・フレシエ(クラリネット)
ニコラ・プロスト(サキソフォン)
ギヨーム・ラションブル(ホルン)
シルヴァン・デュランテル(ヴィオラ)
エリック=マリア・クチュリエ(チェロ)
ジャン=ルイ・ロブラン(ピアノ)
ジェレミー・マキシット(打楽器)
ジャン=ジャック・ブタン(語り)
デュオ・パリサンドル:
【ヴァネッサ・ダルティエ(ギター)、ヤン・デュフレスヌ(ギター)】
フェンリス四重奏団
ジャック・メルレ(クラリネット)
録音:2022年9月ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏 ソーヌ=エ=ロワール県 シャロン=シュル=ソーヌ,132’41
※フランスの作曲家、リュシアン・ゲリネルの様々な作品を収録した2CD。リュシアン・ゲリネルは1930年の生まれ。少年時代をチュニジアで過ごした。マルセイユでは科学の博士号を取得したという。その後長いこと作曲活動を続けている。このCDに収録されている曲は1900年から2020年までの作品。