クレーメルが審査員だった2022年仙台国際音楽コンクール2位デニス・ガサノフのプロコフィエフ!/他、新譜7タイトル

AULICUSレーベル(イタリア)

クレーメルが審査員だった2022年仙台国際音楽コンクール2位
デニス・ガサノフのプロコフィエフ!
ALC 0104
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ集
セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953)
①-④ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 Op. 80
⑤-⑧ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 Op. 94

デニス・ガサノフ(ヴァイオリン)
ユーリー・パノフ(ピアノ)
51:08
※プロコフィエフが戦時下のモスクワでオイストラフの助言を得て完成させた、フルート・ソナタの改作であるヴァイオリン・ソナタ第2番と、それ以前に着手していたヴァイオリン・ソナタ第1番(こちらもオイストラフに捧げられている)のカップリング。演奏はデニス・ガサノフ(ヴァイオリン)とユーリー・パノフ(ピアノ)のコンビで、このレーベルからチャイコフスキーやラフマニノフの作品も発売予定。ガサノフはギドン・クレーメルがファイナルの審査に当たったことも大きな話題を呼んだ、2022年の第8回仙台国際音楽コンクールのヴァイオリン部門第2位の受賞者。

※その他AULICUSレーベル新譜
ALC 0103
ジャルディーニ:チェンバロとフルートのための6つのソナタ Op. 3
①②ソナタ第1番 ト長調/③④ソナタ第2番 ハ長調
⑤⑥ソナタ第3番 ヘ長調/⑦⑧ソナタ第4番 イ長調
⑨⑩ソナタ第5番 ト短調/⑪-⑬ソナタ第6番 ホ長調

マッシモ・ジェンティリ=テデスキ(フルート)
バーバラ・ペトルッチ(チェンバロ)
56:44
※バロックの巨匠コレッリの死から3年後の1716年にトリノで生まれ、ヴァイオリン奏者としてヨーロッパを旅してパリ、ベルリン、特にロンドンで活躍。晩年はロシアにわたり、シューベルトが生まれる前年の1796年にモスクワで亡くなったジャルディーニが残した、軽快で典雅な雰囲気をたたえたフルート・ソナタ。ミラノ生まれのフルート奏者ジェンティリ=テデスキとローマ生まれのチェンバロ奏者ペトルッチの、イタリア人コンビによる演奏。

ALC 0109
J.S.バッハ(1685-1750):ゴルトベルク変奏曲 BWV 988

ルカ・バレリーニ(ピアノ)
録音:2019年4月7日 イタリア シチリア州カターニア ヴェルガ・ルーム(テアトロ・スタビーレ)、[79:16] ※ボローニャ生まれのピアニスト、ルカ・バレリーニによるゴルトベルク変奏曲。バレリーニは同市のG.B.マルティーニ音楽院でジノ・ブランディに師事。その後、ジュネーヴ音楽院でマリア・ティーポに学んだ。第16回セニガッリア国際ピアノコンクール第1位・最優秀室内楽特別賞などを受賞。イタリア、スイス、フランス、ドイツでリサイタルを開き、国内外の有名オーケストラと共演している。

ALC 0110
「クアドリヴィウム」
~ビアッジョ・ルッソ(b.1992)室内楽作品集
①巡礼者たちのため開かれた門(昇天)/
②小さな言葉で/③INRI/④クアドリヴィウム/
⑤トランスミッション/⑥対話的移植片/
⑦神経芽細胞腫 #1/⑧溝のすきま/
⑨インテルメッツォ/⑩神経芽細胞腫 #2/
⑪巡礼者たちのための閉ざされた門

ビアッジョ・ルッソ(ピアノ)
ブリエーレ・パリアーノ(CB)
ルシオ・ミーレ(Perc)
アレクサンダー・クラフィー(CB)
42:14
※南イタリアはサレルノ出身、1992年生まれのコンポーザー・ピアニスト、ビアッジョ・ルッソによる室内楽作品集。本人とガブリエーレ・パリアーノ、ルシオ・ミーレからなるトリオにアメリカ人のダブルベース奏者アレクサンダー・クラフィーを加え(ピアノ、コントラバス×2、パーカッションからなる)非典型的クァルテットの様々な可能性を追究する内容。宗教音楽的な瞑想感を漂わせつつ、メインは即興演奏を重視した60年代のアヴァンギャルド・ジャズを思わせるサウンドに彩られている。

ALC 0111
「ポンセ:ギター作品集」
マヌエル・ポンセ(1882-1948):
①前奏曲/②バレット/③クーラント/
④前奏曲 ホ短調/⑤主題、変奏/
⑥-㉗スペインのフォリアによる20の変奏曲とフーガ/
㉘わが人生を行く/㉙スケルツィーノ・メヒカーノ/
㉚エストレリータ/㉛しおれた心

フランシスコ・ギル(ギター)
録音:2022年12月29-31 ドス・エストレーリャス・マイン,トゥラルプハワ,メキシコ[57:53]
※巨匠セゴビアの依頼により書き上げられた20世紀最大のギター作品のひとつ「スペインのフォリアによる20の変奏曲とフーガ」を中心とした、南米が生んだ後期ロマン派~新古典主義の作曲家、ポンセのギター作品集。メキシコ音楽院の教授で南北アメリカや欧州で活躍する、現代の“ポンセ弾き”としても定評のあるフランシスコ・ギルの演奏。

ALC 0112
「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.4」
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
①ロンド 変ロ長調 Kinsky-Halm Anh.6
②-④ピアノ・ソナタ 変ホ長調「選帝候ソナタ第1番」 WoO 47-1
⑤-⑦ピアノ・ソナタ ヘ短調「選帝候ソナタ第2番」 WoO 47-2
⑧-⑩ピアノ・ソナタ ニ長調「選帝候ソナタ第3番」 WoO 47-3

コンスタンティーノ・マストロプリミアーノ(フォルテピアノ)
録音:2022年10月28-29日 ズマラーノ・オルガン・アカデミー コンサート・ホール(トレント,イタリア)
[58:36]
※ピアノと室内楽を経て、現在はイタリアを拠点にフォルテピアノでの探究を続けているコンスタンティーノ・マストロプリミアーノによる、2019年(第1弾)、2021年(第2弾)&(第3弾)に続く、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ集の第4弾。今回はケルン大司教(選帝侯)に献呈させたことから、後世この名で呼ばれるようになった3つの「選帝候ソナタ」を録音。

ALC 0115
「ショパン&リスト ピアノ作品集」
フレデリック・ショパン(1810-1849):
 ①幻想曲 ヘ短調 Op. 49
 ②ノクターン 第8番 Op. 27-2
 ③ノクターン 第16番 Op. 55-2
 ④バラード 第1番 ト短調 Op. 23
フランツ・リスト(1811-1886):
 ⑤-⑦ピアノ・ソナタ ロ短調 S178

オルガ・ズドレンコ(ピアノ)
録音:2005年5月 ディアパソン録音スタジオ,ローマ [58:36]
※2019年にリリーされた、フランツ・クサーヴァー・ヴォルフガング・モーツァルト(※モーツァルトの息子)のピアノとオーケストラのための作品集で話題を呼んだ、アバド&ベルリン・フィルとの共演でも知られるイタリアの女性ピアニスト、オルガ・ズドレンコの最新アルバム。