299MUSICレーベル(日本)7月10日発売
NHK交響楽団首席 伊藤圭のアルバム第2弾
卓越した和声感と堅実な音楽性で綴る情趣あふれる珠玉の小品集
《マインド》クラリネット小品集/伊藤 圭
NIKU-9046 3,080 円(本体¥2,800)
《マインド》クラリネット小品集/伊藤 圭
(1) 田中カレン(1961- ):レター・トゥー・ユー [2’42”]
(2) ミケーレ・マンガーニ(1966- ):クラリネットのためのテーマ [3’26”]
(3) ミケーレ・マンガーニ:ロマンツァ [3’47”]
(4-6)アレック・テンプルトン(1910-63):ポケット・サイズ・ソナタ第1番
I. Improvisation [2’15]
II. Modal Blues [2’42]
III. In Rhythm [1’53]
(7) ジェラルド・フィンジ(1901-1956):フォルラーナop.23-4 [3’05”]
(8) フランシス・プーランク(1899-1963):愛の小径 [3’07”]
(9) クロード・ドビュッシー(1862-1918)/ヤッシャ・ハイフェッツ:美しき夕暮れ [2’22”]
(10) ガブリエル・フォーレ(1845-1924):夢のあとにop.7-1 [2’45”]
(11) ガブリエル・フォーレ:子守歌op.56-1 [3’08”]
(12) フランツ・シューベルト(1797-1828):アヴェ・マリアop.52-6 D.839 [4’05”]
(13) フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):歌の翼にop.34-2 [2’42”]
(14) ロベルト・シューマン(1810-1856):夕べの歌op.85-12 [2’13”]
(15) マリア・テレジア・フォン・パラディス(1759-1824):シチリアーノ [2’41”]
(16) ヨハネス・ブラームス(1833-1897):子守歌op.49-4 [1’42”]
(17) セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):ヴォカリーズop.34-14 [5’57”]
(18) マックス・レーガー(1873-1916):ロマンツェ ト長調 [1’28”]
(19) マックス・レーガー:アルバムのページ 変ホ長調 [1’48”]
(20) リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):万霊節 op.10-8 TrV 141 [2’42”]
(21) リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):明日の朝op.27-4 TrV 170 [3’32”]
伊藤 圭(クラリネット)
長尾洋史(ピアノ)
録音:2021年9月16日 小出郷文化会館「大ホール」 [61’03”]
※NHK 交響楽団首席クラリネット奏者を務める伊藤圭とピアニストとして多方面での活躍をみせる長尾洋史が卓越した和声感と堅実な音楽性で綴る情趣あふれる珠玉の小品集。クラリネットの柔らかく深い響きと洗練された ピアノのタッチが絶妙なアンサンブルと相見える時、作品の持つ「マインド」が色彩豊かに浮かび上がる。
伊藤 圭(クラリネット) Kei Ito, Clarinet
宮城県大崎市生まれ。2001 年東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。第6 回日本クラリネットコンクール第1 位。第75 回日本音楽コンクール入選。東京オペラシティ リサイタルシリーズ「B→C 」に出演し、その様子はNHK-FM 「クラシック倶楽部」に取り上げられた。藝大フィルハーモニア、東京都交響楽団を経て、2011 年よりNHK 交響楽団首席クラリネット奏者を務める。
協奏曲のソリストとして、2014 年東京藝大「創造の森」において尹 伊桑《クラリネット協奏曲》、2020 年台湾嘉義市国際音楽フェスティバルに招聘されP.スパーク《クラリネット協奏曲》を演奏。2019 年 「天皇陛下 御即位30 年 奉祝感謝の集い」ではモーツァルト《クラリネット協奏曲》の特別奉祝献奏を行い、2021 年第1938 回NHK 交響楽団定期公演のソリストとして同曲を協演。
2017 年、ソロ・アルバム「レヴーズマン 藍の詩」をリリースし、レコード芸術誌 準特選盤に選出される。2018 年から仙台クラシックフェスティバルに連続して招聘されリサイタルを開催している。
これまでにクラリネットを千石 進、日比野裕幸、野田祐介、山本正治、三界秀実、村井祐児の各氏に師事。東京音楽大学兼任准教授、東京藝術大学、国立音楽大学講師として、また国内外のマスタークラスの講師として招聘され、後進の指導にあたっている。ソロ、室内楽、指導者としての活動の傍ら、幼稚園から高等学校までのアウトリーチ事業にも取り組むほか、介護施設などでの演奏を行なう活動も継続し現在活動の充実期を迎えている。
使用楽器:ビュッフェ・クランポン「フェスティバル」(B♭/A)
長尾洋史(ピアノ) Hiroshi Nagao, Klavier
東京藝術大学音楽学部器楽科及び、同大学院修士課程を修了。在学中に安宅賞を受賞。宗廣祐詩、遠藤道子、米谷治郎の各氏に師事。1995年、エコールノルマル音楽院(パリ)に留学。
NHK交響楽団、東京交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団など国内主要オーケストラとの共演やソロ・リサイタル、マクサンス・ラリュー(フルート)、ジャン=イヴ・フルモー(サクソフォン)、パーヴェル・ベルマン(ヴァイオリン)など、国内外の管弦楽器奏者とも多数共演。また、国内外を問わず多くの作品の初演、サイトウ・キネン・フェスティバル松本やサントリーホール・サマーフェスティバルなどの音楽祭出演、NHK等のメディア出演など、その活動は多岐にわたっている。
CDは「エボカシオン」「ラヴェル&ドビュッシー」(ライブノーツ)、「メシアン:アーメンの幻影 2台ピアノ」、「リスト&レーガーを弾く」(コジマ録音)、現在進行中のシリーズ「ピアニズム1/バッハ:ゴルトベルク変奏曲、ピアニズム2/ドビュッシー:前奏曲集第1巻&第2巻、ピアニズム3/ハイドン:中期ピアノ・ソナタ集、ピアニズム4/アルベニス:イベリア」(299MUSIC)のソロのほか、ミシェル・ベッケ(トロンボーン)、ワルター・アウアー(フルート)、加納悦子(メゾソプラノ)らとの共演など多数リリースされ、各紙にて好評を得ている。
透明で芯のある美しい音、緻密で精巧なテクニックの中に、熱くみずみずしい音楽を聴かせることのできる数少ない演奏家である。