BRINRINRIレーベル
レコード芸術2019年4月号準特選!
驚異のソル全集(16CDs)から20余年
世界的ギタリスト山下和仁による2009年の新録音2タイトル発売!
KYBR-1901 ¥2,700 + 税
ソル・3つの社交界の小品Op.33
6つのディヴェルティメント第1集第2集 Op.1&2
◎ 山下和仁
<3つの社交界の小品 Op.33>
No. 1 モデラート カンタービレ/アレグレット
No. 2 アンダンテ/ワルツ
No. 3 シシリエンヌ/行進曲
<6つのディヴェルティメント第1集 Op.1>
No.1 アンダンテ/No.2 ワルツ アレグレット/
No.3 ラルゲット/No.4 アンダンテ/
No.5 主題と変奏/No.6 行進曲
<6つのディヴェルティメント第2集 Op.2>
No.1 テンポ・ディ・メヌエット/No.2 ワルツ/
No.3 アンダンティーノ/No.4 テンポ・ディ・メヌエット/
No.5 ワルツ モデラート/No.6 シチリアーナ
山下和仁(ギター)
録音:2009年
※驚異のソル全集(16CDs)から20余年、ギタリスト山下和仁による2009年の新録音。幾星霜を経た解釈の深みと変貌を、この新録音で。都会の喧噪を離れた長崎での静かな暮らし。鳥のさえずりや夜更けの虫の音に耳を澄まし、季節はめぐる。時折訪れる孤独の時間に、ギターで爪弾く19世紀最高峰フェルナンド・ソルの清純な曲のしらべ。
本CDは、2011年に発売された「ソル・ギター曲集」、2017年発売の「ソル・エチュード選集」3点に続くもの。ここでは、2セットある“3つの社交界の小品”の第1集、ソルのロンドン滞在中(1815~1823)に出版された4つのセットある “6つのディヴェルティメント”の第1集と第2集が収録されている。第2集Op.2は、ベネズエラ生まれの独立運動家エマヌエル・パラシオ・ファハルド Emanuel Palacio Fajardo に献呈されていて、作曲家の人生における交友のひとこまとして興味深い。
KYBR-1902 ¥2,700 + 税
ソル・エチュード選集4:
31のエチュード(Op.6, 29, 31, 35より)◎ 山下和仁
<12の練習曲 Op. 6 より>
第3番ホ長調 アンダンテ/第9番 ニ短調 アンダンテ・アレグロ
<12の練習曲 Op. 29 より>
第17番ハ長調 アレグロ・モデラート/第19番ホ長調/
第22番変ホ長調 アンダンティーノ
<24の漸進的なレッスン Op. 31 より>
第1番ハ長調 アンダンテ/第2番イ短調 アンダンテ/
第3番ニ長調 アレグレット モデラート/第4番ロ短調 アンダンテ/
第5番ト長調 アンダンティーノ/第6番ホ短調/
第7番ホ長調/第8番イ長調 アンダンテ/
第9番ハ長調 アレグレット/第11番ヘ長調 モデラート/
第14番ト長調 アンダンティーノ/第16番ニ短調 モデラート/
第17番ハ長調/第20番イ短調 アンダンテ アレグロ/
第21番ヘ長調 アンダンティーノ カンタービレ
<24の非常にやさしい課題曲 Op. 35 より>
第1番ハ長調 アンダンテ/第3番イ短調 ラルゲット/
第7番ホ短調 アンダンテ/第8番ホ長調 アレグレット/
第10番ヘ長調/第11番ニ短調 アレグレット/
第13番ハ長調 アンダンテ/第14番イ短調 アンダンティーノ/
第15番イ長調 アレグレット/第21番イ長調 アンダンテ/
第23番ホ長調 アンダンテ
山下和仁(ギター)
録音:2009年
※本CDは、2011年に発売された「ソル・ギター曲集」、2017年発売の「ソル・エチュード選集」3点に続くもの。ここでは、Op.6, 29, 31, 35から選ばれた31曲が収録されている。
山下和仁(ギター)
1961年長崎市に生まれ、父、山下亨に8歳よりギターを学ぶ。また作曲家の小船幸次郎に師事。15歳で全国コンクール(現:東京国際ギターコンクール)優勝、16歳でラミレス、アレッサンドリア、パリの世界三大国際ギターコンクールに、いずれも史上最年少優勝という快挙を成し遂げた。これまでに85枚のアルバムを発表。1980年発表の自身の編曲による〈展覧会の絵〉が大反響を得、以後〈火の鳥〉〈シェエラザート〉〈新世界より〉などオーケストラ用大曲をギター用に次々アレンジ、さらに「バッハ:無伴奏ヴァイオリン、チェロ、フルート、リュート組曲BWV995-1013(5CDs)」を全て編曲。かたわら「ソル:ギター曲全集(16CDs)」「ヴィラ=ロボス」「C=テデスコ」など、ギター本来のレパートリーも名演の誉れ高く、広大なレパートリーを有する。ウィーン・ムジークフェライン大ホール、ロシア・サンクトペテルブルグフィルハーモニー大ホール、イタリア・テアトロオリンピコ、ニューヨーク・リンカーンセンター、シカゴ・オーケストラホール、など世界各地でソロリサイタル。また世界各地で行われるジャンルの混交した大規模フェスティバルにも、クラシックの雄として、たびたび招待されている。L.スラトキン、R.フリューベック・デ・ブルゴスなど世界的指揮者やオーケストラとも数々共演。また、ジャズ・ギタリストのラリー・コリエル、フルートのJ.ゴールウェイ、コントラバスのゲリー・カー、ヴァイオリンの竹澤恭子、東京クヮルテットなどと共演。2004年に自身の子供たちと「山下和仁ファミリーカルテット・クインテット」を結成、長女(紅弓)、次女(愛陽)とのギターデュオでも世界各地で公演。国内外の作曲家、特にアジアの作曲家たちの新作委嘱初演にも意欲的で、山下和仁のために書かれた作品は60曲を越えている。CD『黎明期の日本ギター曲集』で平成11年度文化庁芸術祭大賞を受賞。