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(CASCAVELLEレーベル)
これは掘り出し物!20世紀前半のフランスの作曲家デュロゾワール管弦楽作品集

(CASCAVELLEレーベル)
これは掘り出し物!20世紀前半のフランスの作曲家デュロゾワール管弦楽作品集

CASCAVELLEレーベル(スイス)

これは掘り出し物!20世紀前半のフランスの作曲家デュロゾワール管弦楽作品集
VEL 1568
デュロゾワール(1878-1955):
①デジャニラ(デイアネイラ)(1923)
②弦楽合奏のためのアダージョ(1921)
③ヴァイオリン、ヴィオラと管弦楽のための詩(1920)
④フルートと小管弦楽のための組曲(1931)
(前奏曲、ディヴェルティスマン、悲歌、後奏曲)

①③④ミハイル・ゴリコフ(指揮)タウリダ国際交響楽団
②ラヴァルド・スコウ=ラルセン(指揮)ザルツブルク室内ソロイスツ
③アントン・スタロドゥブツェフ(Vn)
③アレクサンドル・ディアギレフ(Va)
④ヴァルヴァラ・ヴェロベヴァ(Fl)
録音 : ①③④2017年7月 サンクトペテルブルグ、②2018年10月7日 ザルツブルク,57’12

※フランスのヴァイオリニスト、作曲家のリュシアン・デュロゾワール(1878-1955)は、その作品が長らくまったく埋もれていたが、ここ10年ほどで再評価が進んだ。まず室内楽作品が世に出て、なぜこれほど素晴らしい音楽が埋もれてしまったのかと人々を驚かせた。そして今回、待望のデュロゾワールの管弦楽作品が登場。「デジャニラ」は、ギリシャ神話のヘラクレスの妻デイアネイラのことで、ソポクレスの「トラキスの女たち」からの断章に基づいた交響練習曲。1923年の作。弦楽合奏のためのアダージョは1921年の作。ヴァイオリン、ヴィオラと管弦楽のための詩は、小編成管弦楽伴奏にヴァイオリンとヴィオラが絡む、たいへん美しい作品。1920年の作。フルートと小管弦楽のための組曲は、1931年、デュロゾワールの最後の管弦楽作品。集大成的名作であると同時に、彼が順調に作曲家として活動し続けたらもっと名作を生み出したろうと惜しまずにはいられない。
デュロゾワールは、ドイツでヨーゼフ・ヨアヒムらにヴァイオリンを学んだ後、ヴァイオリニストとして順調なキャリアを積んでいたが、第一次世界大戦に従軍中から作曲活動に向かい、大戦後にヴァイオリニスト活動を断念せざるを得なくなってから本格的に作曲に取り組んだ。独自の作風を貫いたデュロゾワールの作品は、生前ですら知る人ぞ知るもので、没後は完全に忘れ去られていた。しかしそのまったく個性的なフランス近代の響きが今日再評価されている。
デュゾワールの息子リュックの妻で音楽学者のジェオルジ・デュゾワールによる詳しい解説(仏語・英訳)付き。
ミハイル・ゴリコフは1980年生まれのロシアの指揮者。タウリダ国際交響楽団の音楽監督と首席指揮者を務めている。

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