HCRレーベル(イギリス)
出身も世代も異なる現代女性作曲家の室内管弦楽作品集
HCR 20
「話しなさい、黙りなさい」~女性作曲家作品集
①ハヤ・チェルノヴィン(b.1957):「Ayre:プルーム、茂み、アスファルト、おが屑そして危険な空気を駆け抜けて、私はその音を忘れない」(2015)
②アンナ・トルヴァルドスドッティル(b.1977):「Ro」(2013)
③ミレラ・イヴィチェヴィチ(b.1980):「赤ん坊拡大/リリスの新しい玩具」(2017)
④リーザ・リム「話しなさい、黙りなさい」(2015)
⑤レベッカ・ソーンダーズ(b.1967):「まだ攪拌2」(2008)
アーロン・ホロウェイ(指揮)
ライオット・アンサンブル(暴動アンサンブル)
④サラ・サヴィエ(Vn)
録音:2018年9月ロンドン
※出身も世代も異なる女性作曲家の室内オーケストラのための作品を集めた一枚。チェルノヴィンはイスラレル出身で現在はハーバード大で教鞭を執る。ファーニホウらの新しい複雑性の影響を受けつつ自らの出自(ユダヤ人)をテーマとした作品が多い。トルヴァルドスドッティルはアイスランド、イヴィチェヴィクはクロアチアの若手、リムはオーストラリア、ゾンダースはイギリスのそれぞれ中堅作曲家。新しい複雑系からノイズ系、錯乱系まで様々な作品が並び、演奏団体の名前同様、まさにライオット(暴動、騒乱)状態。