CASCAVELLEレーベル(スイス)
指の故障を6度もの手術で乗り越えた
不屈の名チェリスト、ギ・ファロの録音集成!
VEL 1599(8CD,4枚価格)
「ギ・ファロ 録音集」
ギ・ファロ(チェロ)
録音:1955-2008年、約489分
バッハ:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564~アダージョ
メシアン:世の終わりのための四重奏曲~イエスの永遠性への賛歌
バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011~サラバンド
フォーレ:チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.117~アンダンテ
ショパン:チェロ・ソナタ Op.65~ラルゴ
リタ・ポッサ(ピアノ, 除サラバンド)
1997年11,12月 ローザンヌ (ステレオ)
ブロシュ:パレスチナ組曲
ケ=デルヴロワ:組曲第2番 ニ長調
アルパド・ゲレツ(指揮)
ローザンヌ室内管弦楽団
1968年1月26日 スイス・ロマンド放送 (ステレオ)
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ
オネゲル:チェロ・ソナタ H.32
モニク・ファロ(ピアノ,オネゲル)
1961年5月 パリ
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
ヴラド・ペルルミューテル(ピアノ)
1968年1月3日 スイス・ロマンド放送 (ステレオ)
ハイドン:チェロ協奏曲第2番 ニ長調 Hob.VIIb-2
クルト・レーデル(指揮)モントリオール管弦楽団
年代不詳
シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D956
アテナ四重奏団:【ジュリー・ラフォンテーヌ,レベッカ・エシュバッハ,エルチム・オズデミル,パスカル・ミシェル】
2003年3月9日 スイス・ロマンド放送 (ステレオ)
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ Op.19
マルティヌー:チェロ・ソナタ第1番
エマニュエル・ラマス(ピアノ)
1971年 (ステレオ)
フランク:ソナタ イ長調(原曲 ヴァイオリン・ソナタ)
フォーレ:悲歌
ファリャ:スペイン民謡組曲(全6曲)
バズレール:中国の子守唄 Op.115
エマニュエル・ラマス(ピアノ, 除フォーレ)
モニク・ファロ(ピアノ, フォーレ)
1973年 (ステレオ)
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
エルネスト・アンセルメ(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団
1955年11月9日 スイス・ロマンド放送
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 イ短調 Op.102
アイラ・エルドゥラン(ヴァイオリン)
ピエール・コロンボ(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団
1964年10月28日 スイス・ロマンド放送
ブラームス:
チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38-1
チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.99
モニク・ファロ(ピアノ)
2008年 ローザンヌ (ステレオ)
シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調 D929
ギュラ・ストゥラー(ヴァイオリン)
ポール・コウカー(ピアノ)
1993年1月26日 スイス・ロマンド放送 (ステレオ)
インタビュー
アンリ・ジャトン(聞き手)
1972年2月12日 スイス・ロマンド放送
※フランスのチェロ奏者、ギ・ファロ(1927-2018)の様々な録音を集めた8CD。ギ・ファロはフランス、ナンシーの生まれ。少年の頃にローザンヌ音楽院で学んだ後、パリ音楽院で名教師として高名なポール・バズレール(ピエール・フルニエの師でもある)に学んだ。その後世界中で活躍するのだが、40歳という奏者として脂の乗り切った時期に左の2本の指の故障に見舞われてしまう。6回もの手術を受けた後に現役復帰し、21世紀に入るまで活動を続けた。教師としても有名。
ファロの録音は極端に少なく、実像が伝わりづらかったのだが、8時間を越える録音が一挙に出ることでこの偉大なチェリストの芸術の概要が分かるようになった。一部は既にGALLOから単発のCDとして発売されていたが、放送録音も多く、そのほとんどが初CD化と思われる。共演者にはヴラド・ペルルミューテル、クルト・レーデル、エルネスト・アンセルメらの名が連なっており、ことにアンセルメとスイス・ロマンド管弦楽団はドヴォルザークの録音そのものが少なく二重に貴重。ブラームスの二重協奏曲でヴァイオリンを演奏するアイラ・エルドゥラン(1933―)はトルコ、イスタンブル生まれのヴァイオリニスト。
パレスチナ組曲を作曲したフランスの作曲家、アンドレ・ブロシュ Andre Bloch(1873―1960)の作品の録音は非常に珍しい。
※Guyのカナ表記にはギィやギュイなどもありますが、フランス語では一般的にシンプルに ギ と読みます。
※ステレオ表記はケース、ジャケット、ブックレットなどには表記がなく、音から判断したものです。録音状態はまちまちで、ご参考程度にご理解くださいませ。