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(GENUINレーベル)
①オランダの若手スムーラースが挑む ベートーヴェン&ベルクのヴァイオリン協奏曲!
②人気テノール、ダニエル・ベーレによる 管弦楽伴奏による白鳥の歌・詩人の恋!
③ゴーティエ・カピュソンもゲストで参加! ハック姉妹のショスタコーヴィチ・チェロ作品集!
④2台ピアノによるラ・ヴァルス&ブラ4!
他、新譜22タイトル

(GENUINレーベル)
①オランダの若手スムーラースが挑む ベートーヴェン&ベルクのヴァイオリン協奏曲!
②人気テノール、ダニエル・ベーレによる 管弦楽伴奏による白鳥の歌・詩人の恋!
③ゴーティエ・カピュソンもゲストで参加! ハック姉妹のショスタコーヴィチ・チェロ作品集!
④2台ピアノによるラ・ヴァルス&ブラ4!
他、新譜22タイトル

GENUINレーベル(ドイツ)

オランダの若手スムーラースが挑む
ベートーヴェン&ベルクのヴァイオリン協奏曲!
GEN 20702
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
ベルク:ヴァイオリン協奏曲

イフォンネ・スムーラース(ヴァイオリン)
ペーター・クーン(指揮)
フランクフルト・ブランデンブルク市立管弦楽団
録音:2028年8月28日 フランクフルト(オーダー) [76’14]
※オランダのヴァイオリニスト、イフォンネ・スムーラースが弾くベートーヴェンとベルクのヴァイオリン協奏曲。イフォンネ・スムーラースは10歳の時にはアムステルダムでチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を弾くという天才少女だった。様々なコンクールで優勝、入賞をしており、オランダの中堅のヴァイオリニストでとりわけ注目されている。彼女の音楽はとても優しく安らぎがある。とかく力強く演奏されがちなベートーヴェンも、彼女の手にかかると柔らかく温かい微笑みの音楽になる。ベルクのヴァイオリン協奏曲では彼女の卓越した技巧が発揮されている一方で、ヴァイオリンは常に可憐な美しさを持ち、若くして亡くなったマノンへのベルクの想いが際立っている。


人気テノール、ダニエル・ベーレによる
管弦楽伴奏による白鳥の歌・詩人の恋!
GEN 20710
シューベルト(クランペ編):「白鳥の歌」 D957
シューマン(クランペ編):「詩人の恋」 Op.48

ダニエル・ベーレ(テノール)
クリストフ・ゲルデス(指揮)
ミュンヘン室内歌劇場管弦楽団
録音:2019年10月,ポリング[79’40]
※人気テノール、ダニエル・ベーレの歌うシューベルトの「白鳥の歌」とシューマンの「詩人の恋」、しかも室内管弦楽伴奏。歌曲の伴奏を小編成の管弦楽に編曲する試みはかつてはよく行われ、古い録音にたくさん残されている。ここでは1967年、オーストリアのグラーツ生まれの作曲家、アレクサンドル・クランペによって、フルート、クラリネット、ファゴット、アコーディオン、ギター、ヴァイオリン×2、ヴィオラ×2、チェロ、コントラバス(弦は各1人)という編成の伴奏に仕立て直されている。伴奏が色彩的になり、詩の世界が広く開けた印象になり、新鮮だ。
そして歌うはドイツの美声人気テノール、ダニエル・ベーレ。1974年、ハンブルク生まれ。ウィーンのフォルクスオーパーやフランクフルト歌劇場で名を上げ、瞬く間に人気テノールに。バロック声楽曲、モーツァルトのオペラ、ドイツ・リートで高い評価を得ると同時に、2017年にはバイロイト音楽祭にワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」のダーフィト役で初出演、これまた大評判となった。今絶好調のテノールである。クリストフ・ゲルデスは1965年、ミュンヘン生まれの指揮者。2004年にミュンヘン室内歌劇場管弦楽団を設立、理事を務め指揮に当たっている。


ゴーティエ・カピュソンもゲストで参加!
ハック姉妹のショスタコーヴィチ・チェロ作品集!
GEN 20701
ショスタコーヴィチ:
①チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40
②ソナタ Op.147(原曲 ヴィオラ・ソナタ)
③2つのヴァイオリンのための5つの小品~プレリュード(シャフラン編)

デュオ・アヌシュカ&カタリーナ・ハック:
【アヌシュカ・ハック(Vc)
 カタリーナ・ハック(Pf)】
③ゴーティエ・カピュソン(Vc)
録音:2019年6月15日,11月23-24日 ベルリン[64:56]
※ピアノのカタリーナ・ハック(1994年、ケルン生まれ)とチェロのアヌシュカ・ハック(1996年、アントウェルペン生まれ)の姉妹デュオによるショスタコーヴィチ。若い頃のチェロ・ソナタに加え、亡くなる直前の作であるヴィオラ・ソナタをチェロ演奏している。「導入」は、元々の映画音楽からレフ・アトフミャンが組曲にまとめた「馬あぶ」の第7曲をダニール・シャフランが編曲したもの。
顔立ちも双子のようによく似ている姉妹の演奏は当然のことながら親和性が高く、またそれぞれの技量も非常に高い。また「導入」では名チェロ奏者ゴーティエ・カピュソンが参加、2分半だけとはいえカピュソン・ファンには逃せない。

2台ピアノによるラ・ヴァルス&ブラ4!
GEN 20719
「運命の詩」
ラヴェル(1875-1937):ラ・ヴァルス(1919/20)
~2台ピアノのためのオリジナル版
ブラームス(1833-1897):交響曲第4番ホ短調Op.98
~2台ピアノのためのオリジナル版

ピアノ・デュオ・シュテンツル:
【ハンス=ペーター・シュテンツル(Pf)
 フォルカー・シュテンツル(Pf)】
録音:2018年9月13-15日ウィーン [54:32]
※当GENUINでは2枚目となるシュテンツル兄弟ピアノ・デュオ。ここではラヴェルとブラームスという意外なカップリング。2台ピアノのためのオリジナル版との記載があるが、作曲者自身による編曲版であるかどうか詳細は不明。なおこのディスクでは1877年のエアバー社製ヒストリカル・グランド・ピアノが使用されており、作品が作曲された19世紀~20世紀初頭のピアノの響きがよみがえっている。

その他GENUINレーベル新譜
GEN 20557
「リユニオン」~オグニェン・ポポヴィッチ、リサイタル
イワン・ミュラー(1786-1854):マドリッドの城
サン=サーンス(1835-1921):クラリネット・ソナタ 変ホ長調Op.167
ノルベルト・ブルグミュラー(1810-36):二重奏曲 変ホ長調Op.15
ミゲル・ユステ(1870-1947):旋律的な勉強
マルコム・アーノルド(1921-2006):ソナチネ
ウジェーヌ・ボザ(1905-1991):アリア
オグニェン・ポポヴィッチ(b.1977):バナット・ダンス、心の内に

オグニェン・ポポヴィッチ(Cl)
ミリャーナ・ライッチ(Pf)
録音:2020年 [63:59]
※クラリネットのポポヴィッチはセルビア出身。ソリストとしてミュンヘン・フィル、ベオグラード・フィルなど多くのオーケストラと共演し現在ベオグラード・フィル首席奏者を務めている。このディスクではサン=サーンスの有名なソナタの他、アーノルドやブルグミュラー(ピアノの教則本で有名なヨハン・ブルグミュラーの弟)、スペインの作曲家ユステの珍しい作品を収録。最後はポポヴィチの自作による楽しい「バナット・ダンス」とロマンティックな「心の内に」で締めくくられる。

GEN 20695
「地平線の彼方へ」~ボーレン・ピアス・クラリネット作品集
ゲオルク・ハイドゥ(b.1960):燃えるガソリン(スクリャービンに触発されて)
トッド・ハロップ(b.1970):渦潮
アコス・ホフマン(b.1973):デュオ・デズ
ノラ=ルイーズ・ミュラー(b.1977):モルフェウス
ゲオルク・ハイドゥ:地平線の彼方へ
トッド・ハロップ:ヤヌスの鳥
サーシャ・リノ・レムケ(b.1976):パ・ドゥ・ドウ
ベンヤミン・ヘルマー(b.1985):前奏曲とパッサカリア
マンフレート・シュターンケ(b.1951):聖キルダの鳥人
フレデリク・シュヴェンク(b.1960):夜の鷹

ノラ・ルイーズ・ミュラー(Cl、ボーレン・ピアスCl)
アコス・ホフマン(Cl、ボーレン・ピアスCl)
ユリア・プルス(ボーレン・ピアスCl)
リン・チェン(ボーレン・ピアス・カリンバ、Perc)
メレ・ヴァイテルス(41音エレクトリックG)
ユリア・シュテグマン(Va)
ゲオルク・ハイドゥ(エレクトロニクス、シンセサイザー)ほか
録音:2017年 [60:10]
※ボーレン・ピアス・クラリネット(Bohlen-Pierce Clarinet)とは最近開発されたばかりの楽器で平均律ではなく独自のボーレン・ピアス音階で調律されている。ボーレン・ピアス音階とは一種の微分音スケールでこの楽器の他、41音エレクトリック・ギター、ボーレン・ピアス音階でチューニングされたヴィオラ、コントラバス、カリンバ、シンセサイザーが加わり、これまでの平均律を土台とした音楽とは全く異なる新しい音楽の可能性が探求されている。作品はいずれも実験性の高いもので、まるで別の惑星の民族音楽を聴いているような不思議なエキゾチシズムを感じさせる。

GEN 20696
「ヒッチコック・スピネット」
マッテゾン:組曲第7番/
テレマン:トリオ第10番/
ルイエ:スピネットのためのレッスン第1番/
テレマン:「忠実な音楽の師」~ドルチェ,メヌエット,ジグ・ア・ラングロワーズ/
アベル:トリオ ト長調 A5:4A/
バーニー:ソナタ第3番 ハ長調/
ヴェラチーニ:12のアカデミックなソナタ Op.2~ソナタ第12番/
ジェミニアーニ:真の味わいでの演奏規範集:英語の調べ

ザ・ヒッチコック・トリオ:
【アンケ・デンネルト(スピネット)
 ガブリエレ・シュタインフェルト(バロックVn)
 ジモーネ・エッケルト(Gamb)】
録音:2019年10月21-23日 ハンブルク [68’04]
※英国の高名なスピネット製作者トマス・ヒッチコックが作ったスピネットは現存しているものが僅かしかないが、その一つがハンブルクのテレマン博物館に収蔵されており、おそらくテレマン自身が演奏したものではないかと考えられている。そしてこの演奏で用いられているのがまさにそのヒッチコック・スピネットである。このCDにはテレマンと同世代から少し後の作曲家たちの独奏曲とトリオが収録されている。最近著作が日本語に翻訳されて注目を浴びているチャールズ・バーニー(1726-1814)の作品が珍しい。
ヒッチコック・スピネットの音色がたいへんに美しく、それを優秀な録音(場所はハンブルクの聖アンシャー教会)で捉えている。もちろんアンケ・デンネルトが楽器の良さを存分に引き出している。彼女はGENUINから既に2枚のCDを出している(GEN 16411,GEN 17462)。ジモーネ・エッケルトはドイツを代表するヴィオラ・ダ・ガンバ奏者。ガブリエレ・シュタインフェルトは数々のピリオド・オーケストラで活躍しているヴァイオリニスト。

GEN 20697
「シューベルトの四季」
シューベルト:
すみれ D786/
ガニュメート D544/
夏の夜 D289/
「ロザムンデ、キプロスの女王」 D797~ロマンツェ/
秋の夜の月に D614/
万霊節のための連祷 D343/
老人の歌 D778/
冬の夕べ D938/
ケレースの嘆き D323

シャロン・カーティ(メッゾソプラノ)
ジョナサン・ウェア(ピアノ)
録音:2009年9月28日-10月1日 英国,サフォーク州スネイプ[64’35]
※「シューベルトの四季」と題された1枚。シューベルトの歌曲から9曲を選び、季節ごとに並べたという面白い試み。
シャロン・カーティはアイルランドのメッゾソプラノ。バロックから古典派を得意としており、透明感のある歌声が美しい。ジョナサン・ウェアは今引っ張りだこの伴奏ピアニスト。

GEN 20699
ベートーヴェン:
弦楽三重奏曲第2番 ト長調 Op.9-1
弦楽三重奏曲第3番 ニ長調 Op.9-2
弦楽三重奏曲第4番 ハ短調 Op.9-3

ボッケリーニ三重奏団:
【カン・セヨン(ヴァイオリン)
 ヴィッキ・パウエル(ヴィオラ)
 パオロ・ボノミーニ(チェロ)】
録音:2019年12月16-19日 ライプツィヒ[68’38]
※ベートーヴェンの弦楽三重奏曲に新鮮な演奏の新録音が登場。
ベートーヴェンの弦楽三重奏曲は間違いなく傑作でありながら、人気では弦楽四重奏曲に大きく水を空けられてしまっている。このCDには全4作のうちOp.9の3曲を収録。Op.9はベートーヴェンの最初期の弦楽四重奏曲とほぼ同時期の作品であるが、完成度はむしろ弦楽三重奏曲の方が高いだろう。
2014年結成の若い弦楽三重奏団、ボッケリーニ三重奏団がたいへんに充実した演奏を聞かせてくれる。緻密なアンサンブルと踏み込みの強い表現そしてそれを支える高度な技術は、近年の弦楽四重奏曲の傾向そのまま。ベートーヴェンの弦楽三重奏曲ってこんなに素晴らしかったのか、と新鮮な驚きを感じることだろう。
ヴァイオリンのカン・セヨンは韓国生まれでカナダとオーストラリアで育ち、2007年からヨーロッパに移って来た国際派。ちょっと聞けばすぐ優秀なヴァイオリニストであることが分かる腕前だ。ヴィッキ・パウエルは米国生まれのヴィオラ奏者。2018年からストックホルム王立フィルハーモニー管弦楽団の首席ヴィオラ奏者を務めている。パオロ・ボノミーニはイタリアのチェロ奏者。2016年にライプツィヒの国際バッハ・コンクールのチェロ部門で第1位を獲得。現在はカメラータ・ザルツブルクのソロ・チェロ奏者を務めながらソリストとしても活躍している。


GEN 20700
「フルートとチェロのための珍しい作品集」
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第6番
ボザ:コントラスト集第1集,無伴奏フルートのための映像
カルク=エーレルト:無伴奏フルートのための30のカプリス Op.107~シャコンヌ
テレマン(古賀&ロマコフ編):カノン風のソナタ ニ長調 TWV40:120
徳山美奈子:ある蝶の一生

古賀敦子(フルート)
ゲオルギー・ロマコフ(チェロ)
録音:2019年12月2―4日 ライプツィヒ[63’37] 日本語解説付き
※フルートの古賀敦子とチェロのゲオルギー・ロマコフによるGENUINへの3枚目のCD。過去2枚はGEN 14306(フルート三重奏曲集)とGEN 15348。「珍しい作品集」と題している通り、比較的凝った内容になっている。ウジェーヌ・ボザのコントラスト集第1集は本来フルートとファゴットのための作品。テレマンのカノン風のソナタはフルート二つ、ヴァイオリン二つ、あるいはフルートとヴァイオリンなどで演奏されるのが普通。徳山美奈子の「ある蝶の一生」は、ピアノ曲を作曲者自身がフルート独奏に編曲したもの。古賀が世界初演、日本初演しており、これが初録音。
古賀もロマコフもたいへんに美しい音色の持ち主で、さらにそれが絶妙に絡み合い、いずれの曲も旋律の絡み合いが滑らかで香り高い。古賀敦子は福岡県福岡市の生まれ。パリ国立高等音楽院フルート科を第1位で卒業。数々のコンクールで優勝、入賞を果たす。2001年からマクデブルク・フィルハーモニー交響楽団に所属。ゲオルギー・ロマコフはウクライナの首都オデッサの生まれ。6歳からチェロを学び、13歳でドイツに渡る。チェロ奏者として欧米で広く活躍している。
※CDの曲目表示ではテレマン作品のTWV番号が40:119になっていますが、正しくは40:120です。

GEN 20704
ブラームス:
①弦楽四重奏曲第1番 ハ短調 Op.51-1
②クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115

アリス四重奏団:
【リアンナ・カタリーナ・ヴィルダームート(Vn)
 ノエミ・ツィッパーリング(Vn)
 カスパー・フィンツェンス(Va)
 ルカス・ジーバー(Vc)】
②トルステン・ヨハンス(Cl)
録音:2020年2月10-13日ケルン [66:44]
※アリス四重奏団のGENUIN第3弾の新録音はブラームス。今回もたいへんに素晴らしい出来栄え。とかく暗く渋く演奏されがちなブラームスの室内楽だが、アリス四重奏団はここでも持ち前の緻密なアンサンブルと透明感のある音色、読み深く詩的な解釈でブラームスの美を引き出している。ハ短調の力作、弦楽四重奏曲第1番は劇性は高くても澄み切った潤いを失うことがない。ブラームス58歳のクラリネット五重奏曲は、トルステン・ヨハンスのクラリネットもアンサンブルにピタリとはまり、この曲にまとわりがちなブラームス晩年の諦念や憂愁よりも、あくまで成熟し切ったブラームス的ロマンティシズムを美しく引き立てている。有名なヴァイオリン2本の絡みから始まる第1楽章の冒頭をしばらく聞いただけで、これは飛び切り美しい名演だと見抜けるだろう。
アリス四重奏団は2009年結成。2016年のARD国際音楽コンクール(日本ではミュンヘン国際音楽コンクールの名で知られる)の弦楽四重奏団部門で第2位と聴衆賞を受賞。その後急速に台頭し、結成10年程度の弦楽四重奏団としては異例の高い人気を誇っている。トルステン・ヨハンスはドイツ、クレフェルト生まれのクラリネット奏者。2002年、25歳でケルンのWDR交響楽団の首席クラリネット奏者に就任、2015年まで務める。その後はソリストとして活躍。また2014年からワイマールのフランツ・リスト音楽大学の教授を務めている。

GEN 20706
シューマン:アダージョとアレグロ(原曲:ホルンとピアノのための)
ブラームス:ソナタ ホ短調 Op.38(原曲:チェロ・ソナタ第1番)
ミシェク(1875-1955):コントラバス・ソナタ第2番 ホ短調 Op.6

エッケハルト・ベリンガー(コントラバス)
高橋朋子(ピアノ)
録音:2019年10月7-9日 ハンブルク [55’16]
※エッケハルト・ベリンガーが弾く編曲も含めたコントラバス作品集。予備知識なく聞くと、ずいぶん深みのあるチェロの音だな、いやこの重低音はコントラバスだ、と驚かされるだろう。それくらい高い音域が自然で優しく、そしてコントラバスらしい深い味わいに満ちている。シューマンのアダージョとアレグロがこれほどコントラバス演奏に合うとは誰も考えなかったろう。またブラームスでは音楽の渋みが一層際立っている。チェコの作曲家、アドルフ・ミシェク(1875―1955)は、オーストリア=ハンガリー帝国のモドレティーン(現在はチェコ領)生まれのコントラバス奏者。ウィーン音楽院でコントラバスを学び、長くウィーン宮廷歌劇場およびウィーン・フィルハーモニー管弦楽団でコントラバス奏者を務めた。その後1920年から1934年までプラハの国民劇場の首席コントラバス奏者を務めた。ソナタ第2番はロマン色濃厚な作品で、20分を要する力作。
エッケハルト・ベリンガーは現代ドイツを代表するコントラバス奏者。ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席コントラバス奏者、ベルリン・ドイツオペラ管弦楽団の首席コントラバス奏者を経て、2003年からNDR交響楽団→NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団の首席コントラバス奏者を務めている。またハノーファー音楽大学の教授でもある。高橋朋子はドイツで40年近く活動しているピアニスト。東京芸術大学で学んだ後、ベルリン芸術大学に留学、以来ベルリンを拠点にソリストとして、室内楽ピアニスト、伴奏ピアニストとして活躍している。

GEN 20708
「インスピレーション・バッハ」
J.S.バッハ(1685-1750):前奏曲ト短調BWV808
チャールズ・ウゾー(b.1961):セファルディック・リルト/ミミクリ
ラモー(1683-1764):クラヴサンのための新組曲ト短調より「異名同音」
トリスタン・ザビエル・ケスター(b.1993):記憶の断片III
ショスタコーヴィチ(1906-75):前奏曲とフーガ第5番
ホセ・サンチェス=ヴェルドゥ(b.1968):ルス・ネグラ
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第6番~前奏曲
アレヤンドロ・ヌネス・アラウカ(b.1943):ハンブルグ風バッハ
セバスティアン・スプレンガー(b.1972):恵の聖母

ルクス・ノヴァ・デュオ:
【リディア・シュミット(アコーディオン)
 ヨルゲ・パス・ヴェラステギ(ギター)】
録音:2020年 [66:44]
※アコーディオンとギターによるバッハ、ラモーなどバロック作品と現代音楽を組み合わせたユニークなディスク。バッハ、ラモー、ショスタコーヴィチはこの編成に編曲されたことで全く別の曲のように新鮮な感覚を与える。それ以外の作品はこの編成のために作曲された新作。いずれもそれぞれの楽器の機能、可能性が最大限に追及されている秀作。

GEN 20709
「ファンタジー」~アミット・ヤハフ、ピアノ・リサイタル
ショパン(1810-1849):幻想曲ヘ短調Op.49
メンデルスゾーン(1809-1847):幻想曲嬰へ短調Op.28
シューマン(1810-1856):幻想曲ハ長調Op.17
ショパン:幻想即興曲嬰ハ短調Op.66(ショパンの自筆譜に基づく版による演奏)

アミット・ヤハフ(Pf)
録音:2019年12月10-11日フランクフルト・アム・マイン[64:56]
※アミット・ヤハフはイスラエル出身の若手ピアニスト。これまでにゲオルグ・ショルティ賞受賞を始め第1回国際イスラエル音楽コンペティション入賞など数々の国際的な賞を獲得している。現在はロンドンを拠点にソロ、室内楽を中心に活動を続けている。このディスクは同時代を生きたショパン、メンデルスゾーン、シューマンの作曲した幻想曲を集めたもの。ショパン自筆稿に基づく幻想即興曲ではこの曲の演奏でありがちな過剰な身振りと恣意的な解釈を極力避け、曲の形式をすっきりと浮き彫りにする透明なタッチと節度のある端正な音楽作りに大変好感が持てる。有望新人ピアニストの登場。

GEN 20711
「名ピアニスト作曲家による無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」
アルトゥール・シュナーベル(1882-1951):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(1919)
エドゥアルド・エルトマン(1896-1958):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(1921)

ユディト・インゴルフソン(Vn)
録音:2019年6月イエス・キリスト教会、ベルリン[65:11]
※ユディト・インゴルフソンはベルリンを拠点に活動するヴァイオリニスト。コンサート・アーティスツ・ギルド・コンペティション第1位、パガニーニ国際ヴァイオリン・コンペティション第3位など多くの賞に輝いている。ピアニストとして著名だったシュナーベルの無伴奏ヴァイオリン・ソナタは自由な無調によるが時折り現れる東欧的な民謡を思わせる旋律が印象的な作品。エルトマンもシュナーベルと同じく生前ピアニストとして著名だった作曲家。ピアニストとしてはバッハ、ベートーヴェン、シューベルトを得意としていたが、彼自身の作品は自由な無調を基本としたもの。彼の作品は現在ほとんど顧みられていないので貴重な録音の登場である。

GEN 20712
「ドイツ音楽コンクール2019年受賞者~ゼバスティアン・フリッチュ」
ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ イ短調 RV 44
クルターグ:「兆候、ゲームとメッセージ」~(5曲)
シューマン:幻想小曲集 Op.73
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19

ゼバスティアン・フリッチュ(チェロ)
オルガ・ヴァッツ(チェンバロ)
リザ・ネスリング(チェロ)
録音:2020年2月21-23日イエス・キリスト教会、ベルリン,ダーレム[64’28]
※GENUIN恒例のドイツ音楽コンクール受賞者のCD。ゼバスティアン・フリッチュは1997年、シュトゥットガルトの生まれ。2014年からフライブルク音楽大学でジャン=ギアン・ケラスに学んだ。フリッチュの素晴らしさは一聴してすぐ分かるほど際立っており、瑞々しい美音と豊かな音楽性は20代半ばにして高い完成度に至っている。また20世紀ハンガリーの作曲家、ジェルジ・クルターグ(1926-)の作品を持ってきているのも個性的だ(ケラスの影響だという)。名録音会場として有名なベルリン、ダーレムのイエス・キリスト教会での収録。

GEN 20713
「ロマン派の弧」
ショパン:夜想曲 変ロ短調 Op.9-1
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op. 109
リスト:ダンテを読んで
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op. 110
ショパン:ポロネーズ 変イ長調 Op.53 「英雄ポロネーズ」
ショパン:夜想曲 嬰ハ短調

アレクセイ・レベデフ(ピアノ)
録音:2020年1月2-4日 ライプツィヒ[77’55]
※ロシア出身でドイツを拠点に活動するピアニスト、アレクセイ・レベデフは1980年、サンクト・ペテルブルグの生まれ。サンクト・ペテルブルグ国立音楽院で学んだ後、2004年にハノーファー音楽舞台大学に移る。数々のコンクールで優勝、入賞しており、2009年のイタリア、ボルツァーノでのフェルッチョ・ブゾーニ国際ピアノ・コンクールでは第2位を得ている。
ベートーヴェン、ショパン、リストの有名作ばかり収録している。レベデフのピアノはとても落ち着きと余裕のある大人の演奏。優秀な技術を持ちながらこれ見よがしに弾くことがなく、しかも冷たさや素っ気なさは微塵もない。まだ40歳ほどでこれだけ作品にじっくり取り組めるとは、さらなる大成が楽しみなピアニストだ。

GEN 20716
「ドイツ音楽コンクール入賞者~フリードリヒ・ティーレ」
ブラームス(1833-1897):チェロ・ソナタ第2番へ長調Op.99
アンリ・デュティーユ(1916-2013):パウル・ザッヒャーの名による3つのストローフェ
ショスタコーヴィチ(1906-75):チェロ・ソナタ ニ短調Op.40
ヴィエニャフスキ(1835-80):タランテラ風スケルツォOp.16

フリードリヒ・ティーレ(Vc)
薗田奈緒子(Pf)
録音:2020年1月14-16日イエス・キリスト教会、ベルリン[70:10]
※フリードリヒ・ティーレは1996年生まれ現在24歳の若手チェリスト。昨年ドイツ音楽コンクールに入賞、以来ソリストとしてバイエルン放送響、ブレーメン・ドイツ室内管などと共演している。このディスクはデビュー・アルバムでヴィエニャフスキからデュティーユといったロマン派から現代まで幅広いレパートリーをカバーしている。今後の活躍が期待される有望なチェリストの登場。

GEN 20717
「ルツェルンの響き」
レト・シュターデルマン(b.1977):
 フルート・ソナタ(2017)
 「海賊」(2002)
ヨゼフ・ラウバー(1864-1952):
 フルートとピアノのためのグランド・ソナタOp.53(1937)
 1楽章のソナタOp.50(1933)
 幻想曲Op.46a(1928)

ミリアム・レッチャー(Fl)
トーマス・ワイズ(Pf)
録音:2019年11月12-15日チューリヒ[74:27]
※フルートのミリアム・レッチャーはルツェルン音楽院を卒業後、パリ、ミュンヘン、ベルリンで更に研鑽を積んだ。最初に学んだルツェルンとは縁が深く、その後もルツェルン音楽祭に参加またはルツェルン交響楽団ともしばしば共演している。収録されている作品の作曲家シュターデルマンはレッチャーの友人でその作品は近代フランス的な洗練された佳品。ラウバーはやはりルツェルンと関わりの深い作曲家でドイツ・ロマン主義とフランス印象派がほどよく融合した、ややフォーレを思わせる作品を収録。

GEN 20718
「リフレクションズ」~ショパン&リスト作品集
ショパン(1810-1849):バラード第4番へ短調Op.52
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
リスト(1811-1886):ピアノ・ソナタ ロ短調S.178

アレクサンドラ・ミクルスカ(Pf)
録音:2017年2月28日-3月3日ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、メンデルスゾーン・ザール[70:12]
※当GENUINでは2枚目となるアレクサンドラ・ミクルスカのソロ・アルバム。ミクルスカはワルシャワ出身の若手。イタリアでは移住後の(ロシアの)巨匠ラザール・ベルマンの指導も受けている。彼女は母国ショパンの作品を深く愛し、その演奏は若手演奏家の中では群を抜いている。クリアなタッチと大げさでない端正な造型感覚は21世紀のショパン像ともいうべき新しい感覚にあふれている。リストのロ短調のソナタも壮絶な秀演。自信を持ってお薦め。

GEN 20720
「エチュードの新しい展望」
ジョルジ・リゲティ(1923-2006):練習曲第1集(1985)
ヴィトルト・ルトスワフスキ(1913-1994):2つの練習曲(1940-41)
フランツ・リスト(1811-1886):パガニーニによる大練習曲(1851)

ジャッキー・ジェキョン・ユー(Pf)
録音:2019年 [50:22]
※リゲティの難曲「エチュード」を軽々と弾いてしまうピアニストがついに現れた。まるで赤子の手をひねるように、とまで言ったらさすがに言い過ぎだが、軽々と爽やかな風が吹きすぎるようにリゲティの難曲が耳元を過ぎてゆくこの快感はたまらない。ピアノのジャッキー・ジェイキン・ユーは韓国出身。ソウル国立大卒業後、ハノーバー音大に留学、既にヨーロッパの数々のコンクールに上位入賞している。今後の活躍が期待されている若手の登場。

GEN 20722
「ハイディ・マリア・タウベルト(ソプラノ)」
ファルコニエーリ(1585-1656):チャッコーナ
モンテヴェルディ(1567-1643):あの高慢な眼差しは
メールラ(1595-1665):カンツォネッタをお聞きなさい
フレスコバルディ(1583-1643):モニカのアリアによるパルティータ集~第1番,第2番,第4番,第6番,第9番,第11番
ストロッツィ(1619-1677):恋するエラークリト(恋するヘラクレイトス)
クリーガー(1649-1725):孤独よ、心の苦しみであるお前よ
パーセル(1659-1695):ひとときの音楽
ヘールマン(1585-1647):君は何を悲しむつもりなのか
作者不詳:人は影のように逃げる
ニジーニ(b.1971):戦いの子守歌
メールラ:子守歌による宗教的カンツォネッタ
マリーニ(1594-1663):モニカのアリアによるソナタ
ニジーニ:チャッコーナ「時は移ろう」
タウベルト(b.1978)&ニジーニ:平和を与えろ

ハイディ・マリア・タウベルト(ソプラノ)
エルコレ・ニジーニ(指揮)
インストゥルメンタ・ムジカ
録音:2019年9月23-25日 ドレスデン [64’52]
※ドイツのソプラノ、ハイディ・マリア・タウベルトの初のソロCD。バロック声楽曲を中心に収録している。ハイディ・マリア・タウベルトはドレスデン出身のソプラノ。透明感のある美しい声でルネサンス、バロックの声楽作品を得意とし、その魅力はこのCDでもたっぷり聞いて取れる。エルコレ・ニジーニはイタリア人だがドイツで活躍しているトロンボーン奏者。ルネサンス、バロック、古典派の音楽を得意とし、2004年にインストゥルメンタ・ムジカを結成し精力的に活動している。ニジーニとタウベルトの作曲した曲も含まれている。

GENUINレーベル・カタログ

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